人生100年時代におすすめの「熟年再婚」
タレントで元フジテレビアナウンサーの河野景子さん(56歳)に、熱愛のニュースがありました。お相手は映画監督で俳優、さらに実業家としても知られているジャッキー・ウーさんとのこと。河野さんは2018年に元貴乃花親方の花田光司さん(48歳)と離婚、その後新しい恋がスタートしたようです。報道によると、今のところ再婚に関しては否定したものの「大事にあたためたい」と前向きな恋愛をしていることを認めたという河野さん。熟年再婚という展開が待っているのかもしれませんね。
今年は、長引く新型コロナウイルスの影響により「コロナ離婚」という新たな夫婦問題が出現した年でもありました。何かとネガティブな話題が多いなか、熟年再婚という明るいニュースを聞くと応援したくなるものです。
一般的にも、離婚経験者のなかには「もう二度と結婚はしない」「結婚生活はこりごり」などと再婚に二の足を踏む人もいますが、私自身は熟年再婚をおすすめしています。結婚の形が多様化した今、わざわざ籍を入れなくてもパートナーシップを育むことはできるものの、戸籍制度の存在する日本だからこそ再婚という形式を選ぶことには意味があると思うから。いくつになってもあくなき幸せの探求をするのが、長い人生を楽しみ尽くす醍醐味ではないでしょうか。
熟年再婚のメリットは「幸せのやり直し」
熟年再婚のメリットは数多くありますが、熟年再婚経験者のみなさんに支持されているのは「幸せのやり直し」ができるという点です。離婚経験者の多くは、過去の苦い結婚生活を振り返り「もっと夫婦の時間を大切にしたかった」「もっと余裕をもって相手を思いやれたかもしれない」「もっと両親を幸せにできたのに」といった、「もっと~」という反省点や後悔を抱えているもの。
再婚は、そういう気持ちを払拭できるチャンスです。今より未熟な自分では成し得なかったことも、人生経験を積んだ熟年再婚ではかなえることができるようになるのです。夫婦生活や親孝行、子育てなど、あらゆる場面で「幸せのやり直し」ができるチャンスを与えられるなんて、素晴らしいことだと思いませんか?
再婚にまつわる子どもの問題も軽減する「熟年再婚」
デメリットは人それぞれですが、若くして再婚を考えた時に自分や再婚相手に子どもがいる場合、子どもの感情や環境の変化、経済的なことなどをめぐって問題が生じることも珍しくありません。ところが熟年再婚の場合は、子どもの年齢も上がっていることが多く、「お母さん、あるいはお父さんが幸せになれるなら」などと、親の再婚や恋愛に理解を示すケースも。河野さんのように、子どもがいてもすでに成人している場合はなおさら、熟年再婚のハードルはぐっと下がります。
熟年再婚で幸せになる人の共通点とは?
熟年再婚で幸せをつかむ人の共通点は、「自分の幸せは、自分で決める」と腹をくくる覚悟とエネルギーを持っていることです。これまでの人生経験から、自分なりの価値観や判断基準ができ、「この人となら私は幸せになれる」と自信を持てるほど、自分自身も成長しているのです。ただし、焦りは禁物。年齢的なことを考えると「早く再婚しなければ」と前のめりになるかもしれませんが、同じ失敗を繰り返さないためにも、まずは自分を見つめ直す時間をしっかりとること。これから幸せになるためには何が必要かを考えてから再婚に踏み出しても遅すぎることはありません。