謝罪の気持ちが伝わってこない点が残念

浮気

今年の6月の不倫騒動から約半年、お笑いコンビ「アンジャッシュ」の渡部建さん(48歳)が謝罪会見を開きました。会見を開くのが遅くなったことに続き、「大変不適切な場所での不貞行為。これに関しても深く、深くお詫び申し上げます」と謝罪をした渡部さんでしたが、これを見ていた多くの人は「謝罪の気持ちが伝わってこない残念な会見」という印象を受けたのではないでしょうか。

いわゆる“夫の不倫”は、とてもプライベートな問題。本来であれば、いちばんの被害者である妻や家族が納得すれば他人がとやかく口を挟むような話ではありません。ですが、今回の渡部さんの件は、あまりにも多くの人に迷惑をかけすぎたため、謝罪会見を開くようにまわりからも説得されたのではないかと推測できます。

ただ、せっかく勇気を出して会見をしたにもかかわらず、多くの人からの信頼を回復することにもつなげられなかったのであれば、「惨敗に終わった」と評されても仕方がないかもしれません。

ところで、一般的な場合でも、夫の謝り方ひとつで離婚に発展するケースと、反対に夫婦関係を修復する方向に転がるケースとがあるのも事実。不倫をした夫の“次の一手”となる謝罪の仕方にはポイントがあるのを知っていますか?

 

謝罪のポイントは「具体的な反省点」と「今後の誓い」

不倫や浮気をした夫が妻に謝る場合、ただ頭を下げればいいだけではないのは当然のこと。男性から見れば「そのほうが潔いだろう」と思える言動かもしれませんが、妻の立場でいえば、夫に言わせたいことや伝えてほしい言葉があるものです。つまり、夫は自分のスタイルで謝ろうとするのではなく、妻が納得する形で謝らなければ謝罪の気持ちを受け取ってはもらえないのです。

不倫夫が妻に謝る場合、必ず盛り込みたいのが「具体的な反省点」と「今後の誓い」という2つです。

たとえば、単に「申し訳ない」「すまなかった」だけでは不十分。妻は、「何に対して申し訳ないと思っているの?」「とりあえず謝る姿勢を見せただけでは?」と納得することができません。「隠れて連絡を取っていたことは本当に申し訳ないと思っている」「嘘をついて外泊をしたことで傷つけてしまったことを心から謝りたい」というように、具体的にどこが悪かったと思っているのかを明確に伝えることは、妻の気持ちをくんだ、誠意のあらわれでもあるのです。

今後の自分の言動を宣言することも大事です。というのも、たとえその時は謝ってもらっても、「またしばらくしたら浮気をするのでは?」という不安や、「もうこんな思いを二度としたくない」という嫌悪感は妻のなかに残るもの。だからこそ、妻が夫から聞きたいのは、「これからは心を入れ替えて家族のことを守るから」「許してもらえるよう頑張ります」といった、力強い約束なのです。

 

公正証書で「夫婦の約束事」をつくる

不倫や浮気をされた妻は、他人が想像する以上に傷ついているもの。離婚ではなく、修復という選択をした後、「夫を信じよう」「夫を許そう」と頭では思っても、気持ちが追いつかず「やっぱり信じられないかも」「許そうと思っているのに腹が立つ」という心境になることもあるでしょう。

そんな時に“お守り”のような存在になるのが、公正証書です。公正証書とは、全国にある公証役場において、公証人が作成する証書のこと。夫婦間の口約束だけではなく、紙に記録する正式な証書として夫婦の約束事にすることができるものです。「二度と浮気をしない」「次に浮気をしたら、罰金として○○○万円支払うこととする」といった内容を夫婦で話し合って決め、公証役場にて証書にしてもらっておくのです。

夫婦間の重い約束は、二度と誓いを破らないためのものであり、時にはお互いが間違った方向に進まないための抑止力にもなるものです。

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