ポイント1:減った支出はしっかり貯蓄する
例年と異なり、忘年会や新年会、帰省、旅行などは自粛したり、小規模になったり、時期をずらす必要があるでしょう。そうなると、使う金額は例年通りではありません。恐らく、年末年始に使うお金は少なくなる家庭が多くなるでしょう。浮いたお金を普通預金に入れたままだと、生活費として消えてしまうので、確実に貯蓄用の口座に移しかえるなど、支出が減った分守りを強くしていきましょう。
ポイント2:会えないからこそ、交際費にはお金をかける
例年この時期は、年末年始のご挨拶や忘年会、新年会等の交際費が増えるのが一般的ですが、今年は感染対策が重要になるので、自粛する人が増えるでしょう。しかし、そうなると今年一度も顔を合わせることができなかった……ということになり、人間関係の希薄化が心配されます。交際費は人間関係の潤滑油ですから、会えないからこそ、年賀状を出したり、お歳暮・お年賀を贈ることには、とても意味があります。
ポイント3:食品や日用品の過剰在庫をなくす
今年はトイレットペーパーやマスクが品薄になったり、不要な外出を避けるために食料品や日用品の買いだめをする人が増えました。年末の大掃除を機に、食料品の消費期限や日用品の在庫チェックをしておきたいですね。引き続き、約2週間分位の在庫はあったほうがベターですが、在庫が多すぎる場合は早めに使い切るようにしましょう。
ポイント4:買っていたものを手作りして出費減
これまでは忙しく「時間」がなかったため、買って済ませていたものも、時間ができたことで丁寧な暮らしができるようになりました。例えば、普段は買っていたクリスマスケーキやおせちも、この機会に手作りしてみてはいかがでしょうか? 他にも、編み物などの手芸に挑戦するのもよいですね。今年はDIYや家庭菜園などを始めた方も多くいました。
これまで買っていた物を手作りしてみることで、出費を抑えることができ、さらに家族団らんにつながったり、新たな趣味ができたりすれば、人生に楽しみが増えて幸福度が上がります。
ポイント5:今後についての話し合いに“時間”をかける
2020年~2021年の年末年始は、自宅で家族とゆっくり過ごす家庭が増えるでしょう。この機会に、自分と家族の未来についてしっかり話し合っていきましょう。コロナの影響で大きく時代が変化しつつあります。働き方改革やAI化は、コロナの影響で加速しました。リモートワークで地方移住が増え、都市部への一極集中が解消されるかもしれません。
地方の豊かな自然や空き家が注目され、価値観やお金の流れも変わってきています。
明治維新後、「侍」として生きることが難しくなったように、これまでと同じ価値観では生きることができなくなることも想定されます。変化に柔軟に対応し、自分と家族を守り、希望ある未来にするためにどうしていくのか? 手探りでよいので話し合ってみましょう。
大人より、子どもの方が過去や常識に捕らわれず、良い提案をする可能性があります。コロナに関してまだ出口が見えないため、2021年の家計も不安定になりそうです。
しかし、お金を使わないことが美徳ではなく、自分と家族を守りつつも幸せな人生を送るには、どのようにお金を扱っていけばよいのか? 年末年始はそのようなことを考える良いタイミングではないかと思います。
【関連記事・動画をチェック!】