蓮舫さん夫婦に見る「仲良し離婚」のメリット・デメリット

仲良し離婚

政治家の蓮舫さんが、27年間連れ添った夫と離婚をしたという報道がありました。蓮舫さんから切り出した今回の離婚は、弁護士が間に入ることもなく円満に別れたという、いわゆる「仲良し離婚」とのことでした。

以前、蓮舫さん夫婦のお子さんが、家庭内の序列について「ママがいちばん上」としつつ、その下に2人のお子さん、犬3匹と続き、だいぶ離れて最下層に「この辺にパパがいる」と語っていたことが話題になりましたが、それでも円満な家族の印象があっただけに今回の突然の離婚報道に驚いた人も多かったといいます。

 

「仮面夫婦」「卒婚」は、どこが違う?

ところで、世の中には、夫婦の数だけ夫婦のスタイルがありますが、離婚も同じでそれぞれの夫婦にとってベストな形があるものです。

実際の夫婦仲は冷え切っているものの、体裁は夫婦のまま生活を続ける「仮面夫婦」や、籍は抜かずに緩く夫婦の関係を保ちながらそれぞれの人生を生きていく「卒婚」。そして今回の蓮舫さんのように、夫婦間が険悪な関係ではないものの、離婚という形で区切りをつけてお互いに新しい生活をスタートさせる「仲良し離婚」。それぞれの形によって、メリットもデメリットもあります。

■「仮面夫婦」のメリット・デメリット

たとえば、仮面夫婦のデメリットは、お互いに対し愛情が持てないまま一緒に暮らしているため、家のなかではいがみ合うこともしばしば。ところが世間には夫婦として通っているために、苦しい胸のうちをまわりに話せない、あるいは打ち明けても理解されにくいということがあります。

一方で、仮面夫婦のメリットもあります。戸籍上は夫婦関係が続くため、離婚にまつわる煩雑な手続きが必要ありません。この点では卒婚も同じです。環境も変わらないため、割り切ってしまえばこれまでと生活を変えることなく暮らしていくことは可能でしょう。

■「卒婚」のメリット・デメリット

卒婚のメリットは、お互いに人としての「情」が残っているため、相手の生き方や考え方を尊重できることです。ラブラブではなくても、相手に敬意を払いながら暮らしていければ、余計なストレスを抱かずにすみます。

その反面、卒婚は次の新しい人生のスタートを切ることへの踏ん切りがつきにくい、というデメリットもあります。卒婚という形にどこかで納得していない場合、「私の人生、このままでいいのかしら」という気持ちを引きずり続け、「気がつけばもう何十年もたっていた」ということにもなりかねません。

 

「仲良し離婚」を選ぶ夫婦の特徴

仲良し離婚を選ぶ夫婦には、いくつかの特徴があります。

たとえば、今回の蓮舫さん夫婦のように、夫婦がお互いに自立している場合です。育児の手が離れ、お互いにまだそれぞれの人生でやりたいことがあって、経済的な基盤をそれぞれに持っていれば、自由を求めて次のステージにはばたく決断ができます。

■「仲良し離婚」のメリット・デメリット

たとえ、将来のことに多少の不安はあっても、あえて籍を抜くことでパートナーに依存する道をみずから絶ち、離婚を自分自身を奮い立たせるエネルギーに変えています。つまり、メリットは人生で新しいチャレンジができる点、ということになるでしょう。仕事もプライベートも一度きっぱりリセットして、自分の力を試すチャンスを手にすることができるのです。

もちろん、離婚する際の複雑な手続きや、親族を含めた人間関係の問題、世間体など、一般的な離婚と同じで仲良し離婚にもデメリットはあります。


いずれにしても、円満夫婦をのぞき、仮面夫婦や卒婚、仲良し離婚など、どの選択が正解なのかは、これから夫婦が歩んでいくお互いの人生によって、結果が変わるはず。自分が決めた人生を後悔せずに歩んでいきたいですね。

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