この本では、「家でナポリタンを作る場合、スパゲティはできるだけ太いほうがいい」ということを書きました。僕が使っているのは「太麺 2.2 ボルカノ スパゲッチ」という太麺です。おいしく作るコツとして、「表示の時間より長めに茹でる」「茹でたら一晩寝かせて使う」の2点は知っていたのですが、出版後、寝耳に水の情報が入ってきました。
それは、「麺を茹でた後、水で〆る」という内容。実際に試してみた結果や感想をご紹介します。
「水で〆る」を実践してみました
実践のため、まずは、15分茹でるところを、様子を見ながら20分ほど麺を茹でてみました。芯が無くなり、やわらかくなっています。これはもう慣れましたが、最初の頃は「こんなに長く茹でていいの?」と不安になっていました。茹で上がった麺を水で〆ます。はじめてのときはやはり抵抗がありましたね。ぬめりを取る感じで、少し洗いながら水を流します。よく水を切ってから、一度に食べる分を小分けしましょう。
小分けした状態でひと晩寝かします。翌日、その日使う分以外は冷凍しておけば、いつでも食べられますね。
少し焦がすくらい炒めるのがグッド
次の日に調理をしてみました。これは本にも書きましたが、いきなりケチャップと具材を炒めるのではなく、フライパンで別々に炒めるのがコツです。フライパンでまず、具材を炒め、端に寄せます。空いたスペースにケチャップを入れ、ぐつぐつ煮立ってきたら具材を混ぜましょう。ケチャップだけ加熱するのは酸味を飛ばすためです。
具材とケチャップを混ぜたら麺を入れ、ウスターソースをかけて麺をほぐします。その後、少し焦げるくらいまで炒めてください。
ちょっと焦がすことで、調味料をたくさん入れなくてもおいしく仕上がります。焦げもひとつの味付けなんですよね。ぜひ、みなさん試してみてください。
DATA
日本製麻株式会社┃太麺 2.2 ボルカノ スパゲッチ
内容量:500g
麺の太さ:2.2mm
原材料:デュラム小麦のセモリナ、強力小麦粉