モビラの注意点
うまく使うと通話料を格安にできるモビラですが、注意点がいくつかあります。
【注意点1】契約事務手数料が4,200円かかる
契約時に、1回線あたり4,200円事務手数料が必要です。下の表を参考に、モビラにして月々どれくらい得するかを計算してみて、何ヶ月で元を取れるかを考えてみると良いでしょう。
表4 通話時間と支払金額 |
基本使用料や月額料金と通話料の合計額を計算 |
【注意点2】全く使わなくても料金がかかってしまう
既に説明したとおり、モビラは月額料金制ですから、全く使わない月でも請求されてしまいます。通話量の格差が激しい人は、平均額を計算するか、予測がつかなければ、モビラではなく、Wホワイトを利用する、またはホワイトプランのままで様子を見てみるほうが安全かもしれません。
【注意点3】通話可能時間を使いきろう
モビラの場合、1時間コースを契約したら1分話しても60分話しても同じ金額です。通話可能時間を一杯まで使うようにしましょう。通話可能時間を越えても、通話料金はホワイトプランよりも安いですからモビラで通話しても損ではありません。
ただし、現在のところモビラでは通話時に通話残高を知ることはできません。コールセンターに問い合わせをすることで累積通話時間を教えてくれます。
【注意点4】かけ方が変わる点に注意
モビラで通話をする場合は、事前に申し込みが必要なのはもちろん、通話ごとに0074512+国番号(日本は81)をダイヤルしなければいけません。自動的に、これらの番号を付加して発信するように設定できる端末が便利です。以前の市外電話サービスのようなかけ方です。
【注意点5】契約は紙ベース
最近の電話業界では、契約は店頭かオンライン、契約変更、契約内容確認などはオンラインで手軽にすばやくできる傾向にありますが、モビラの場合は、紙ベースや電話問い合わせが基本です。契約時やコース変更時も申込書を記入して送付する必要があります。
あまりこまめに変更ができないと考えたほうが良いかと思います。
注意事項については、契約前にモビラのサイトを必ずご確認ください。
モビラで毎月約1000円以上の節約が可能
結論から言うと、国内通話しかしないとなると、モビラで節約できるのはWホワイトの月額料金分(980円)前後と言えます。こまめに見直しなどできる人は年間1万円以上節約できる可能性があるモビラがお勧めです。
国際電話を携帯電話ですることがある場合は、モビラはかなりお得なサービスと言えます。IP電話からの国際電話が格安になってきていますが、自宅に固定電話がないなどでIP電話が利用できない場合なども、モビラは通信費を大幅に節約できる可能性を秘めています。
■参考サイト
・モビラ (エフティコミュニケーションズ)