“本当は”男性に知ってもらいたいこと……

main

女性と深くつながるには、女性を知ることから。女性が触ってもらってうれしい場所は、日常生活と行為のときでは違います。コツは遠くから、ゆっくり、円を描くように。気持ちのいいスキンシップは男女の関係を深めていきます。

今回は、女性が直接は伝えにくい、けれど「男性に知ってもらいたいこと」をお伝えしたいと思います。アダルトビデオでは学べない女性の特性を知ってもらうことで、男女の営みが豊かなものになればと思います。

 

「慈しみのスキンシップ」で基盤をつくる

男性のみなさん、普段からスキンシップしていますか? 

「お尻に触る」「胸を触る」。これは、男性主軸のスキンシップです。男性が「ただ触りたい場所を触っているだけ」です。

女性が欲しいのは「大切にしているよ」という合図。

ほかの記事にも書いているように、日常生活において、女性はすぐに性的なスイッチが入るわけではありません。ゆえに、日常生活のなかでいきなり局部を触れられることはうれしい行為ではないのです。

日常生活のなかで女性が求めているのは「慈しみのスキンシップ」。「私は、この人にかわいがってもらえているんだな」と思える安心の合図のスキンシップです。「性」とは直接関係のない場所に、さりげなく触れられたいものなのです。

・髪の毛
・背中
・頭
・耳
・肩
・首
・腕
・手の甲
・手のひら
・指


など。基本的には「服を着た状態でも触れられる素肌」を目安にするとよいでしょう。

これはあくまでも恋人や夫婦などカップルの場合に限ります。信頼関係が十分に築けていないのに安易に触れることは、女性にとって「男性全般」に対する不信感につながります。

日常生活のなかで触れるのなら、「日常生活」の範疇で触れるにとどめる。

そんな繊細な配慮ができる男性こそ、行為の最中でも、女性に喜ばれる繊細なスキンシップができるはずです。そして、日常的に何気なく触れられていることが、女性にとって最も重要な「慈しむ気持ち」を伝え合うことなのです。
 

はじまりから行為後まで手を止めないで

「日常的に触れていないのに、性行為のときだけ触れる」というのはNGです。女性は「そういう目でしか見ていない男」「私は愛されていない」と感じてしまうのです。

簡単に性的モードに切り替わらない女性にとって、まず、日常のなかに「慈しみのスキンシップ」で繋がる関係であることがなによりも重要であり基盤です。その延長線上にあるのが前戯でありセックスだと認識してもらいたいのです。

行為のときも、まず「慈しみのスキンシップ」と同じ場所(日常)に触れて。ただ、触れ方を性的なものを意識させるものに変えていきます。

前戯での愛撫は、女性の全身に散らばっている「快感」のスイッチを、すべて入れてあげることが目的です。

髪の毛を撫でる、首にキスをする、肩にキスをしながら優しく指を絡める……という感じで、全身のスイッチに、キャンドルの灯をともしていくような感じでスキンシップしていきましょう。女性があなたとの交わりを「快」と思えるかどうかは、このスキンシップに大きく関わっています。パートナーに感じやすい身体になってほしければ、男性がこのスイッチを入れてあげるしかないのです。

例えば、女性向けのアダルトビデオでは開始後30分経たないといわゆる「絡み」のシーンになりません。それほど、気持ちが切り替わるのに時間がかかる、つまり、愛撫の時間も本当は30分以上はかけてもらいたいものだといえるでしょう。

愛撫することで全身から快感のエネルギーをどんどん集めていくと、女性の心身が高まり、男性が挿入した際に大きな快感を得ることができます。そして、女性が大きな快感を得ることが男性の「快」に繋がるのです。高まってきたところで、やっと局部に触れます。局部でもいきなり局部ではなく周りからじわじわと攻めてみてください。

以前の記事にも書きましたが、「濡れている=挿入OK」というのは間違った情報です。「濡れている=愛撫は終了」もNGです。

局部が濡れていても、心はまだ「その気」に達していないかもしれません。「濡れている」のも個人差があり、排卵の時期には濡れやすいなど同じ女性でも時期によって異なります。

また挿入後はタッチがおろそかになってしまいがちですが、最後まで触れ続けることを大切に。そして、行為が終わってからも、手を繋いだり髪を撫でたり、必ずエンディングまで大切に触れてあげてください。つまり、最初から最後まで手を止めないでほしいのです。

 

感じる部位や触れ方は二人で探求して

パートナーが触れてほしい場所を知っていますか?

局部しか思いつかない男性は、まだパートナーの本当に乱れた姿を知らないのかもしれません。パートナーに聞きながら探してみてください。「どこがいい?」と質問するのではなく、試しては気持ちいいかどうか反応を見るのです。

「足の指を舐められてゾクゾクした」という女性もいれば、「足のにおいが気になるから足に顔を近づけてほしくない」という女性もいます。

本人がどこが気持ちいいのか気づいていないこともあるので、パートナーの快感を開発できるかどうかは男性次第なのです。そして、男性自身も自分の性感帯が局部以外にどこにあるか探求できるよう、互いに触れ合って。

触れ方については、激しく揉まれるのが好きな人もいるようですが、多くの女性が好きなのはテクニック系の記事に書かれているように、触れるか触れないかぐらいのいわゆる「フェザータッチ」。また「円を描くような触れ方」もポイントです。この「円を描くように」は、実は、腰使いにおいてもポイントだといえますので、テクニックについては検索してみてください。

今回は、スキンシップの重要性についてお伝えしました。スキンシップは女性にとって決して省略できない過程であり、女性にとっては「性欲のスイッチ」ともいえます。気持ちよくなるための条件に関する記事でお伝えしたように「安心」「安全」を感じながらでなければ、女性は気持ちよくなれません。

勘違いしてもらいたくないのが、夫婦や長年のカップルで「慣れているだろうからスキンシップは必要ない」と思っている男性。多くの女性は準備が整っていないため気持ちよくなれず、なにより相手に対して興ざめします。

テクニックよりも思いやりがあるかどうかで、女性の快感は大きく変わるということを男性に知っておいていただきたいと思っています。

筆者は2002年に『サティスファクション』という書籍を勧められて読みましたが衝撃的でした。「Sex and the City」でサマンサ役を演じる女優キム・キャトラルと彼女の夫でジャズミュージシャンのマーク・レヴィンソンによって書かれた書籍です。

そのころから書籍はかなり増えているようです。「ポリネシアンセックス」や「スローセックス」といった言葉で検索するのもおすすめです。相手の身体を探求する気持ち、性について探求する気持ちを忘れないことが、いつまでも営みを楽しむためのコツです。

※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。