僕は6万円から始めました。理由は2つ。1つが「失敗するなら早いほうがよい」から。もう1つは「身銭を切らないと本気で学ばない」からです。僕としては「早く始めて、早いうちに失敗したほうが成長できる」と考えています。本記事では、この2つの理由について深掘りしていきます。
株式投資を始めたいなら、今すぐデビューするべき理由とは
ポイント1:失敗するなら早いほうがよい
僕が株式投資を少額から始めたほうがよいと思う理由の第一は、「失敗するなら早いほうがよい」からです。「退職を機に投資を始める」という話をよく聞きます。しかし、退職金から投資を始めるのは、はっきり言って荷が重すぎます。避けられない失敗はたくさんありますが、「失敗が許されるうちに、避けられない失敗は済ませておいたほうがよい」というのが僕の考えです。だから僕は「学生や若いうちに投資を始める」のには大賛成です。
他人や歴史から学べば避けられる失敗もありますが、それと同じように「失敗するまで分からないこと」もたくさんあります。退職後にこういう失敗をするのは、少しリスキーな気がします。
ポイント2:身銭を切らないと本気で学ばない
僕が株式投資を少額から始めたほうがよいと思う理由の第二は、「身銭を切らないと本気で学ばない」からです。慎重な人の中には、「シミュレーション」(計算)ばかりで実践をしない人もいます。これも微妙で、身銭を切らないと人は本気で学ぼうとしないものです。シミュレーションをしても分からない「現場の感覚」というものがあります。こればかりは実践しないと身に付きません。
投資はビジネスです。「頭でっかち」ではダメで、「机上の空論」だけではうまくいきません。「演舞空手が上手い」からといって、「ストリートファイトが上手い」とは限らないのと一緒です。守られた環境では、分からないことがたくさんあります。
シミュレーションの含み損は単なる「数字」で、実践となると違います。実際に損を抱えると、無力感や恐怖、後悔、不安など、人間なら誰だってこんな感情が湧き上がります。これは、シミュレーションではわかりません。
ですが経験を積めば、ある程度の感情の浮き沈みには慣れます。だから、シミュレーションだけでなく、実地訓練もバシバシやったほうがよいのです。
まとめ
以上をまとめると、株式投資は早く始めて、早いうちに失敗したほうが成長できます。僕は、アルバイトで貯めた6万円で株を始めました。まだまだ未熟ですが、今では生活費を稼げるに至りました。失敗もたくさんしましたが、若いうちにチャレンジして良かったと実感しています。そして最後に、ポイント1とポイント2について補足すると、「失敗するときは小さいほどよい」のと同時に「失敗が小さ過ぎると危機意識が芽生えず学ばない」という矛盾があります。
たぶん、1億円を持った人が判断ミスで100万円を損しても、大した危機意識は芽生えないでしょう。
危機感を覚える最小限度で損をするのが理想ですが、なかなか実践するのは難しいです。「失敗は小さいほどよい」のですが、それと同時に「小さな失敗は見過ごされる」という欠点があります。バランスを取るのが大事です。
投資の良いところは「稼げるし、稼げなくてもそれ以上に学べる」というところ。なすべきことさえちゃんとやれば、誰でも稼げるでしょう。
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