auは今月分け合える
NTTドコモの家族割引「ファミリー割引」では、“くりこせて分け合える”というのが特徴ですが、今月余った無料通話分は、翌月、翌々月まで繰り越しでき、それでも余った分について翌々月に家族で分け合えるというシステムになっています。
一方、auの家族割引「家族割」では、今月余った通話分は、今月中に家族と分け合えるというのが特徴です。今月妻の無料通話があまりそうだから、無料通話分がもらえるのを見越して、夫がその分を使うということが可能になるわけです。
無料通話分が分け合えない!?
ところが、実は、無料通話分が家族からもらえないケースがあるのです! すなわち、「妻の無料通話分があまりそうだから、その分夫が使ったら、無料通話分がもらえずに請求されてしまった」ということがあり得るのです。
auの無料通話分のしくみ
auの場合、無料通話分には適用順序があります。まず最初に「通話料」が無料通話分から相殺され、次に「パケット通信料」が相殺されます。
家族割では分け合える条件があり、パケット通信料は他の家族で余った無料通話分には適用されません。すなわち、パケット通信料については、他の家族の余った無料通話分はもらえないのです。
分け合えるケース
ちょっとわかりにくいと思いますので、具体例を見てみましょう。夫と妻が家族割に契約し、夫妻ともに同じ料金プラン(無料通話分はそれぞれ5,000円)に契約していると仮定します。妻は、通話料(通話)+パケット通信料(パケット)の合計が無料通話分よりも少なく、無料通話分が2,000円余っている(余り)場合でご説明します。
夫の通話料(8,000円)が、夫の無料通話分(5,000円)+妻の無料通話分の余り(2,000円)の合計を超えているケースです。
分け合えるケース |
妻の無料通話分の余りが、全額夫に分けられるケース。 |
この場合、妻の無料通話分の余りは、夫の超過通話料に適用されますので、実際に請求されるのは、「通話料-夫の無料通話分-妻の無料通話分の余り」の1,000円となります。
無料通話分の余りがちゃんと分け合えるケースです。