節約/通信費の節約

携帯電話 家族割引比較(基本料金)(2ページ目)

携帯電話料金節約の王道が「家族割引」。今や基本料金の割引だけでなくいろんな割引があるのです。今回は“基本料金”についてご紹介。はたして各社どれくらい違いがあるのでしょうか?

執筆者:大串 明弘

 ボーダフォンは3人以上にすべし

では、ボーダフォンが一番安く使えるのかというと、実はそうとも言えません。

ボーダフォンの場合、主回線(家族のうち1回線)の基本料金は割引になりません。割引率50%というのは2台目以降の副回線のみについてなのです。よって、2人だけでボーダフォンの家族割引に入ると1台目は割引なしで2台目は50%割引になりますから、平均すると1人当たりの実質割引率は25%ということになります。同様に計算すると、3人で約33%、4人で37.5%、5人で40%割引となります。

■ボーダフォン実質割引率
加入人数
実質割引率(*)
2人
25%
3人
約33.3%
4人
37.5%
5人
40%
* 1人当たりの平均割引率

またボーダフォンの場合、無料通話分が半分になってしまうという大きなデメリットがあります(※これについては「無料通話編」で詳しくご説明します)。よって、ボーダフォンの場合、最低でも3人以上で加入しないとおトクでないと言えると思います。

 ツーカーは支払額が安くなる!?

一方、基本料金の割引が全くないツーカーですが、ではツーカーで家族割引に入ってもおトクではないのでしょうか? ツーカーの場合、家族割引に入ったときのメリットは無料通話分が増えることです。これについても詳しくは「無料通話編」でご紹介しますが、結論から言うと、基本料金の割引はないものの、使い方によっては、他社よりも支払額が少なくなる場合があるという“ツーカーマジック”が隠されているのです。

 割引率だけで選ぶな!

以上から、必ずしも割引率が高いところがおトクになるわけではないことがおわかり頂けたと思います。どうしても見かけの割引率で判断してしまいがちですが、各社とも割引サービスには、“落とし穴”とも言えるような様々な条件が付いている場合が多いのです。数字だけで判断せずに、これらの条件等を十分吟味して、自分にとって本当におトクな電話会社を選んで頂きたいと思います。

※本記事内のデータは2005年1月10日現在、関東地域のものです。


関連サイト: 携帯・家族割引比較【無料通話編】』 【ガイド記事
  ドコモ家族割引がパワーアップ!』 【ガイド記事
  NTTドコモ「ファミリー割引
  au「家族割
  ボーダフォン「家族割引
  ツーカーセルラー東京「ファミリーセレクト
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