ちりも積もって大激怒を引き起こす

「大したことではない」かどうかは受け手の妻が判断するのです。

「大したことではない」かどうかは受け手の妻が判断するのです

好きで結婚したはずなのに、出産を経て夫への気持ちが変化していく妻たち。夫婦関係が悪化すると「死んでほしい」「離婚したい」と思うようになる妻も少なくありません。

今回は、夫にとっては「些細なこと」と片付けられてしまうけれど、妻にとっては大激怒を引き起こす実際にあったエピソードを紹介します。ちりが山にならないうちにお互いの想いに気付けるといいですね。

■「自分が一番!」の生活を変えない夫
・「疲れた」と言いながら、夜に趣味のバンド練習のために外出する。「子どもができたら育児家事をやる」と誓ったものの、独身時代と変わらない自分主体の生活。

・「疲れているけど休むヒマがない」と言っているくせに、ソファに寝ころびながら映画を見ている夫。それって休息では? 私は2時間連続で映画を見たことなんてここ数年ない。

・仕事のために子守を頼むと、義母に助けを求め、自分はパチンコへでかける。その後、義母から私へ愚痴の電話が来ることもあってすごく迷惑。

・仕事ばかりでほとんど家にいなかった夫。息子が新生児のときに「ミルクをあげてみる?」と聞いたら舌打ちされ「また時間が取られる……」と言われた。24時間、時間を取られっぱなしの私はなに?

・2児の母です。夫の理想の家族像は個々が自立している家族で、私とはコミュニケーションをとる必要性を感じないらしい。自立といってもまだ子どもが小さいので連絡は不可欠だし、妻との会話が必要ないなら、一緒に住む必要はないと思う。なぜ私と結婚したのか聞くと「人は常に最適な判断ができるとは限らないから(≒結婚は失敗)」だそう。早く離婚したくて経済力をつけるべく転職活動中。

・家族旅行中でも、ずっとスマホでゲームをしている夫。

・「夕飯がいる日は事前に伝えてほしい」と何度も伝えたが連絡がなかったので、食事を用意していなかったことがあった。夫は帰宅すると翌日の弁当用の鮭を見て「オレはお腹すいて帰ってきたのに、これだけ?」と不満そうだった。

■被害妄想の強い夫
・「オレはこんなに仕事で疲れている」を強調しているが、私は仕事と家事と育児をやっている。

・「僕はとても疲れているけど、貴女が残業したいというから今日の夕食をつくる」とわざわざメッセージを送ってくる夫。

■イクメン気取りの夫
・飲み会の席で「オレは休みの日に家事をするのが息抜き」と言ってくるようだけど、家事は週一回もしない。実情を知らない知人は夫を褒め、私をうらやましがるからイヤ。

・自分をイクメンだと思っており、「ワンオペで大変」と吹聴しているが、やるのは保育園の送迎とたまにお迎えだけ。周囲からは違うと見抜かれている。

■言動が残念すぎる夫
・「オレを自由にしてほしい」「離婚したい」などと私に伝えてくるが、いざこちらから離婚を切り出すと反対する。

・仕事以外の予定を平気でドタキャンする夫。まわりへの迷惑を考えられないみたい。

・酔った勢いで、友人に自分の浮気を告白。それが回りまわって私のもとへ届くと、その友人へ怒りの電話をかけた。浮気は事実だし、それをネタにして友人に言ったのも夫。全責任は夫にあると思う。

・子どもが体調を崩すと夫経由で義母へ伝わる。義母から私へ「夫にも栄養のあるものを食べさせてあげて」とレシピが送られてくる。

・深夜に帰宅し、おかずを見て好きなものしか食べない。ハンバーグは食べるが、野菜料理は手をつけない。

・家事育児にまるで関係しない夫。子どものハーフバースデーのとき、まるで祖父母のように喜ぶ様子を見て、他人事のようだと違和感を覚えた。

・おこづかいを多めに渡すと、数時間でギャンブルに使い切ってしまう。

■偉そうすぎる夫
・私が家計を管理していたが、毎月少し足りなくなることをなじり、管理を代わった夫。が、夫も毎月足りてない。重箱の隅をつついて他人を攻撃するが、自分のことは棚にあげている。

・私は2児を育てながら時短で働いていて、夫は寝る暇もなく働き、私の数倍稼いでいる。あるとき夫が「育児と仕事を変わろうよ」と言うので「いいよ、お金は少なくなっちゃうけどね」と言ったら、「だよな」とドヤ顔で会社に行った。

■ひくほど意識高い系の夫
・ガンになっても朝5時に家を出て会社に行き、深夜2時に帰宅する夫。それでも仕事が大好きらしい。

・夫は毎晩、高いナイトクリームを塗りたくっている(私は使っていない)。

■DVまたはDV気味の夫
・家族の大切な日に帰らず、私にメイドのように指図する。

・酩酊すると記憶がなくなり、家の中のモノをぶちまける。怒りの形相でモノにあたって、暴言を吐く。
 

結婚するより良い夫婦になることが難しい

夫からのDVは犯罪なので軽く見られませんが、エピソードの中には「えっ、そんなことで怒るの?」という事例もあるかもしれません。

ですが、妻たちにはここにはない複数のエピソードが積もっており、激怒する理由は人それぞれ。怒りに対するキャパシティに関していえば、花粉症の花粉に対するキャパシティのようなものです。

今後、妻が夫と一緒に気持ちよく結婚生活を送るためには、不満を抑えることではなく、限界値を迎える前に伴侶である夫に気持ちを理解してもらうことがベストです。そのためには「夫の心のドア」をノックし続けることが必要で、それは持久戦となるでしょう。

その戦いを放棄したくなるまで疲弊したときは、いったん物理的に距離を取り、夫の言動をシャットアウトする時期を設け、心身が回復する時期を待つことが、現実的な対応策だと思います。

「夫はATMと思うことにする」「夫はいないものと考える」と妻がいったん諦めてしまうと、その関係が一生続くと思われます。納得して得た結論ならばよいのですが、妻がガマンをしているうちは、少しでもストレスのない関係性を求め続けてよいでしょうし、私はそんな妻たちを応援したいと思っています。

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※乳幼児の発育には個人差があります。記事内容は全ての乳幼児への有効性を保証するものではありません。気になる徴候が見られる場合は、自己判断せず、必ず医療機関に相談してください。