節約/通信費の節約

子供でもわかるシリーズ《ADSL》 ADSLにデメリットってあるの?

安くて速くて、導入が簡単なADSLですが、悪いところはないのでしょうか? もちろん、ADSLも良いことづくめではありません。簡単にADSLのデメリットを説明してみましょう!

執筆者:大串 明弘

安くて速くて、導入が簡単なADSLですが、悪いところはないのでしょうか? もちろん、ADSLも良いことづくめではありません。簡単にADSLのデメリットを説明してみます。

 最高速度ではアクセスできない

最近、商品名から8Mとか具体的な速度を記載するのを止めたプロバイダーが増えています。これは、ADSLは最高速度でアクセスできることがほとんどないためです。

ADSLには、1M、1.5M、8M、12M、24M、40Mなどいろんな種類があります。○○Mというのは最高速度を表しています。

ADSLという技術は、既存の電話線にデータ信号をのせてデータのやりとりをするサービスです。その仕様のため、「ノイズに弱い」、「NTTの収容局(電話局)から離れるにつれ信号が弱くなる」という現象が起こるのです。信号が弱くなったり、ノイズに邪魔されたりすると、データの送受信がしづらくなり、結果的に速度が遅くなるのです。

ADSLは導入する環境によって実際の速度が異なるということを覚えておいて下さい。例え40Mのサービスに利用しても、実際は1Mbpsしかでないなんて事もありえるのです。(*1)

一般に、ADSLはNTTの収容局に近ければ近いほど最高速度に近い速度がでます

*1… 実際の申し込み時は、利用者の環境を事前に調査しますので、極端に速度が遅くなってしまう場合などは事前に知らせてくれる業者が多いです。

 電話局から遠いと利用できないことがある

逆に、NTTの収容局から数キロあると、低速になったり、最悪、接続できない場合があります。ただ、そういうエリアは業者が大体把握していますから、申し込み後にその旨連絡があると思います。

ただ、電話回線は家庭毎に若干ことなりますので、距離以外の原因で接続できなかったり、低速になってしまうこともあります。原因を特定するのが難しいのもADSLのデメリットのひとつと言えるでしょう。

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