夫婦円満の秘訣は、家計を共有すること
「お金」のことで夫婦喧嘩をしたことはありませんか? 「人生とお金」は常にセットなので、夫婦円満でいるためには、「夫婦で家計を共有する」ことが大事です。夫婦だけならまだしも子どもを1人、2人と授かると、必要なお金も増えて、生活費以外にも教育費や住宅取得費、保険と、考えるべき「家計」のことは、どんどん増えてきます。
それなのに、節約が上手くいかなかったり、思うように貯蓄が増えなかったりと、家計管理には常に「悩み」がつきもので、1人で担うにはとても肩の荷が重いものです。 我が家もFPになって最初に行ったことは、「家計の立直し」でした。それまで私1人で家計管理をしていた結果、貯まっているはずのお金が貯まっていない、さらに貯蓄を取り崩して生活していたことを伝え、夫婦でどう改善していくべきか、家族の未来についてとことん話し合いました。
夫が「家計のことを知るのが怖かった」と言ったのが印象的で、現実を受け入れるには勇気がいるのだなと思いました。
では次に、夫婦で家計を共有する際のポイントを2つお伝えします。
1. 夫婦で支出を見える化する
夫婦共働きの場合、「夫婦で財布は別!」という方も多いのではないでしょうか。色んな支出を折半できてラクなように思えますが、お互いが何にいくら使っているのか把握できない分、支出に関して透明性がなく、お金は貯まりにくい傾向があります。相手が貯めているだろうとお互いが思い込み、蓋を開けたら共に貯めてなかった……というケースは少なくありません。夫婦で財布を別にするなら、お互いに支出に透明性を図り、確実に貯まる仕組みを作りあげましょう。
そして、生活費や貯蓄額、教育費、保険、住宅取得など、高額な支出に関しては必ず2人で話し合い、決定するようにしてください。1人で勝手に決めてしまうと、後で喧嘩の種となりがちです。お金を「幸せの種」として扱っていくには、夫婦の共同作業が必要になるのです。
2. 得意・不得意を夫婦で補い合う
家計の共有に関してもう1つのポイントは、お互いを責めないことです。金銭感覚は育った環境で様々なので、それを我が家なりの金銭感覚に整えていくには時間がかかります。また、家計簿をつけたり、お金を出し入れしたりするのは、時間の有無や得意不得意などがあるので、夫婦のいずれかが行えばよいと思います。
ジグゾーパズルのように不得意なところは補い合い、得意なところは活かしていく。このように夫婦一緒に歩んでいけたら、「何があってもこの人となら大丈夫」と、これまで以上の信頼関係が築けるはず。夫婦で力を合せればパワーも喜びも2倍、3倍となるでしょう。
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