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「30歳までに結婚」を掲げていた2人の女性たちだったが……

挫折

人によっては若いうちから人生を計画的に過ごしたいと願うものだ。だが、人生は何が起こるかわからない。柔軟に対処していかないと乗り越えられないこともある。人生の計画が変更を余儀なくされたとき、どうするかでその後の生き方が変わっていく。

「30歳までに結婚」する人生を思い描いていたという2人の女性たち。思うようには結婚できなかったシホさんと、結婚はできたけれどその2年後に離婚したというアキヨさんに話を聞いた。
 

ケース1. 30歳までに結婚するはずだったのに

シホさんは、先月、30歳の誕生日を迎えたときに「絶望的な気持ちになった」と言う。その5カ月前に2年つきあった彼と別れ、なんとか30歳までに結婚を決めたいと必死で婚活してきたものの実らなかったからだ。

なぜそれほど結婚したかったのだろうか。

「高校、大学、そして就職。全部、自分の思い通りになってきたんです。自分の能力の範囲ですが。だから就職したとき、ある程度キャリアを積んで30歳までに結婚、30代前半で子どもをふたり生むと決めました。ところが彼と別れてしまった。だから残り5カ月でできるだけの努力はしてみた。でもうまくいかなかったのは自分の努力が足りなかったからだし、それは今後も私の傷として消えることがないと思います」

“たかが”結婚で、努力だの傷だのと大げさだと思う人もいるかもしれない。だが彼女にとっては本当に大きなできごとだったのだ。30歳までに結婚できなかったのは彼女の挫折感になっており、それはさらに自己否定にもつながっている。

「自分の人生が計画とは大きく異なっていく。結婚できない限り、先に進めないような気持ちになっています」

30代は家庭と仕事を両立させ、子どもが大きくなった40代後半でさらにキャリアアップしていくはずだった。結婚が遅くなればキャリアも遅れていく。だが、実は前の彼と別れたのも、彼女のこの「頑なな計画」に彼が難色を示したからだという。

「彼は私の人生計画を聞いて、そううまくいくかなと疑問を呈した。うまくいくかなではなく、うまくいかせるのが生きるということでしょうと大げんかになってしまったんですよ。彼はハプニングも含めて人生を楽しむべきだと言ったけど、私は人生は楽しむより課せられたことをクリアしていくものだというイメージが強くて」

その齟齬を乗り越えることができず、さらに彼女は「結婚できなかった」ことで挫折感を強くしている。
 

ケース2. 計画通りに結婚できたけれど……アキヨさんの場合

一方で、30歳までに結婚するという目的は達成したものの、その後は計画倒れに終わったと笑うのはアキヨさん(36歳)だ。30歳で結婚、32歳で娘を生んだが、その2年後に離婚した。

「私が離婚などするはずがないと信じていたのに、見事に自分に裏切られましたね。だけど夫との関係で愛情がないのに夫婦を続けていくことはできなかった。自分はこういう人間なのかと愕然としました」

離婚などするはずがなかった自分。それなのに離婚という選択をしてしまった。アキヨさんは、そこで新たな自分が構築されたような気がしたという。計画通りにいかずに挫折感を覚えた前出のシホさんとはそこが違っていた。どちらがいいとか悪いとかいう問題ではない。

「離婚して自分を信用できない時期もありましたが、結局は、娘を抱えて生きている。元夫にもちゃんと養育費を請求して払わせて、子どもの面倒をみるのもちゃんと協力させている。私は案外、ハプニングに強いのかもしれないと思ったんですよ。そして、もしかしたら生きるというのは、こうやって何が起こるかわからないことに全力で対処していくところに醍醐味があるんじゃないかとさえ感じるようになりました。我ながらたくましいのがうれしかった」

新たな自分を発見し、新たな人生を引き受ける。頑なに自分の計画にこだわるより、確かにアキヨさんの考え方のほうが人生を楽しめそうだ。

「この先、私の人生はさらに変化していくと思います。変わることを恐れずに生きていきたい。今はそう思っています」

計画を立てることは重要かもしれない。だが、その通りにいかないときに、どう考え方を変えるのか、そして楽しく生きていこうとするのかが大事なのではないだろうか。
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