初期費用は何か違いがあるのでしょうか?基本的に「タイプ1」も「タイプ2」も同額です。
ですが、仮にタイプ2を新設するとなると、工事費が1万円前後かかってしまいます。
また、現在の電話回線を使ってタイプ2にする場合は、電話加入権が要らなくなるため「休止」という手続きが必要です。NTTで5年間無料で預かってもらえるのですが、「休止」するときと「復活」するとき(再度利用するとき)にそれぞれ2,000円の手数料がかかってしまいますので合計で4,000円の支出です。
現在電話を利用しているのなら、タイプ1で利用した方が初期費用はおトクかもしれませんね。
■タイプ1も安くはない!
パッと見、どの事業者でもタイプ1の方が毎月の料金は安くなっています。ですが、タイプ1はADSL利用料の他に電話の基本料金が別途必要。また、タイプ1は電話とADSLの信号を分岐させる「スプリッタ」という器機が必要(タイプ2は不要)。その分、初期費用(買い取りの場合)または月額費用(レンタルの場合)が必要になります。 月額費用を合計すると、タイプ1の方が通常150円高くなるのです。
月額費用比較表
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電話
基本料 |
ADSL
利用料 |
スプリッタ |
ADSLモデム |
合計
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差額
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タイプ1
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約1,750円
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3,100円
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50円
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440円
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5,340円
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150円
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タイプ2
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なし
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4,750円
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なし
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440円
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5,190円
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※
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フレッツ・ADSL利用・モデム/スプリッタレンタル時の月額費用。 「ADSL利用料」は11月11日現在の価格。 |
■電話利用者はタイプ1をおすすめ
結論から言って、現在、固定電話を利用している人は、電話にADSLをプラスする「タイプ1」をお薦めします。その際、ADSL工事を「お客様工事」にすることをお忘れなく!(詳しくはこちら)
■タイプ2はこんな時におすすめ
以下の様な場合はタイプ2の利用がお薦めです。
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■タイプ2+150円で電話が使える
「タイプ2を引こうかな?」と思っている人はちょっと待ってみてください。
タイプ1とタイプ2の差は150円(スプリッタ買い取りの場合は100円)しかないことは先にお話ししました。
ということは、タイプ2+150円で電話が使える(電話番号が持てる)のです。もしも、「もう一つ電話番号が欲しい」、「有ったら便利」なんて思っているようだったらタイプ1にした方がよいかもしれません。月額150円で電話が引けるなんてある意味とってもおトクですよね!
以上が、ADSLの「タイプ1」と「タイプ2」の違いです。自分の利用目的・利用方法をよく考えて、「タイプ1」か「タイプ2」を決めてみて下さいネ!
関連サイト: | ◆『フレッツADSL導入完全マニュアル』 (CloseUp) |
◆『市販ADSLモデムは「買い」か?』 (CloseUp) | |