現状においては、市販のADSLモデムとNTT局内設置の収容装置(DSLAM)との相互接続性が確保されていません。簡単に言うと、市販のADSLモデムはどの事業者のサービスでも使えるわけではないのです。よって各事業者とも現在「弊社が提供するADSLモデムに限定」となっています。
では、果たして市販モデムで利用できるADSL事業者はどこなのでしょうか?
■結局一部のユーザーしか使えない!
6/15現在、NECの「AtermDM20U」が対応するADSL事業者及びプロバイダは「イー・アクセス/BIGLOBE」のみ。(現況はこちら)
メルコの「IGM-U1500C」は「アッカ・ネットワークス」、「イー・アクセス」に対応する予定。(現況はこちらで公表予定)
両方とも利用できるADSL事業者はごくわずか。ADSL事業者の中で最もシェアの高いNTT東西の「フレッツ・ADSL」での利用が出来ない(今後できるようになる可能性もある)のでは、結局ごく一部のユーザーしか利用できないことになります。
NTT東西でも「市販モデムは現在のところ利用できず、他社のモデムでフレッツ・ADSLを利用した場合はサービスを保証しない(接続出来なくても責任はとらない)」と言っています。
ISDNで必要な、TAは日本国内で市販されているものであればメーカーを問わずNTTのISDNサービスで利用できるにも関わらず、なぜADSLの場合はメーカーによって利用できたり出来なかったりするのでしょうか?
調べてみると、ADSLの意外な一面がわかってきました!