今の私の趣味のひとつがウォーキングです。実は20代の頃からウォーキングをしていて、かれこれ20年以上続けてきました。ウォーキングを続けるにあたって、ずっと考えてきたのが靴のこと。履きやすい歩きやすい、運動効果を上げるなど私の要望は尽きません。
そんなわがままな私が今履いているのが「MBTシューズ」。安定するどころか逆に不安定なつくりになっているこの靴。実はこの不安定さこそが、最大の魅力でもあるのです。
マサイ族の足の筋肉がしなやかで美しいのはなぜ?
デスクワークが多い私にとって、日々のウォーキングは健康維持や体型維持、そして気分転換という重要な意味を持っています。ただ歩くだけではなく、より効果的に歩くためにどうすればいいかと考えていた時、「MBTシューズ」を発見しました。「MBT」は「マサイ・ベアフット・テクノロジー」の略で「マサイ」はマサイ族からとったもの。マサイ族の足の筋肉がしなやかで美しい理由を調べていくと、柔らかくて凹凸のある地面を裸足で歩いていることが関係しているとわかりました。もともと人間はアスファルトのように固くて平らな地面を歩くようには作られていないので、現代の歩行環境は不自然。「だったら、人間本来の歩行に近づけるための靴を作ろう」というのが、シューズ開発の動機であるともいわれています。
スネと首の裏に初めての筋肉痛が!
「MBTシューズ」の特徴は、何といっても不安定なソールです。独特のカーブを描いているので一般的な靴と比べると全然安定しません。でも、この不安定さがミソで、バランスをとろうと足の筋肉に働きかけることで筋肉の活性化を促していきます。
初めて「MBTシューズ」を履いて歩いた翌日、筋肉痛になったのはそれまで痛くなったことがない足のスネ部分と首の裏でした。「こんなところまで筋肉を使ってるのか!」と驚き半分、嬉しさ半分。筋肉痛さえも喜びに変えてしまう靴は、そうそうないなと思いました。
使い古すたびにリピートしてしまう履き心地
冒頭で書いたように、私は20年以上ウォーキングを続けています。今はデスクワーク中心になっているので健康維持、体型維持、そして気分転換のために1日1時間は歩きますが、その時の相棒が「MBTシューズ」です。履きつぶすたびに買いなおし、今の靴で3足目になりました。
私が履いているのはソールが比較的柔らかいスニーカータイプですが、柔らかいといっても、不安定さは変わりません。歩くたびに普段使われない筋肉が使われているのでしょう。そう考えると、自分が踏み出す1歩1歩が楽しくなり、ウォーキングがより充実するようになりました。
ウォーキングは簡単に始められる運動ですから、私の周りでも70代の女性が毎日楽しそうに歩いているのを見かけます。ライフスタイルや年齢に応じて、無理をしない範囲で続けることが大切なのでしょう。私自身も年を重ねるなかでウォーキングを続けていきます。今後も「MBTシューズ」との付き合いは長くなりそうです。
DATA
MBTシューズ
直営店:MBT LAB
住所:東京都港区赤坂7-2-2