高校生ビジネスプラン・グランプリとは?
※第7回高校生グランプリ(日本政策金融公庫HPより)
応募数は年々増加しており、昨年はなんと4,359件(396校)と、第1回の3倍近く(※)。生徒の主体性を重視した教育が浸透するなか、このプログラムを活用するケースが広がっているためと考えられます。
※ 高校生ビジネスプラン・グランプリの概要 参照
どんなビジネスプランが対象になるのか?
募集対象となるのは、「若者ならではの自由な発想や創造力」を活かした次のようなプラン。- 人々の生活や世の中の仕組みをより良いものに変えるビジネスプラン
- 地域の課題や環境問題などの社会的な課題を解決するビジネスプラン
たとえば、次のような例が挙げられます。(出典:第7回 高校生ビジネスプラン・グランプリ パンフレット)
- 交通安全支援のために、走行映像が記録できる自転車専用の内蔵式ドライブレコーダーの販売
- 荒廃した放置竹林の竹を活用した災害用懐中電灯およびバイオトイレの販売
審査項目も明確にされており、次の4つの観点から審査されます。
- 商品・サービスの内容
- 顧客(ニーズの把握とターゲットの設定)
- 必要な経営資源
- 収支計画
「ビジネスプラン・グランプリ」と銘打つ通り、顧客や経営資源、収支計画といった項目も審査対象となるのが特徴的です。高校生といえども、単に発想が自由であるだけではなく、長期的な視野のもと実現性の高いプランを作成することが求められています。
2018年度のグランプリは?
2018年度のグランプリは?
~運動不足すぎる日本人への警鐘~」でした。このプランは運動不足の解消・健康増進の手段として「階段」に注目し、ユーザーの階段利用を促進する専用アプリを開発するというもの。(参考:プレゼン動画)
このプランのポイントは「スポンサード・ロケーション」のシステムを導入した点です。「スポンサード・ロケーション」とは、特定の場所にユーザーを誘導し、集客数を増加させる仕組みによって、企業からスポンサー料を受け取るビジネスモデルのこと。これによってユーザーの健康増進と収益の確保の両方を実現することができます。
このプランは、「階段」という身近なものから、大人では気づかない視点で新しいアイディアを膨らませた点が高く評価されました。
※以下のページから受賞高校のプラン概要とプレゼン動画を見ることができます。
第6回「創造力、無限大∞ 高校生ビジネスプラン・グランプリ」開催結果
出張授業も!高校生ビジネスプラン・グランプリならではのサポート
ビジネスプランを考えるのが初めてという人のための、ユニークなサポートがあるのも高校生ビジネスプラン・グランプリならでは。日本政策金融公庫の職員が、ビジネスプランの考え方のような初心者向けの内容から、プラン作成の方法や収支計画の立て方など実践的な内容まで、要望に合わせた「出張授業」を行います。2018年度、出張授業を実施した高校は331校。創業支援・金融のプロがおこなう授業を、総合の授業の一環として活用する事例もあるそうです。
■創造力、無限大∞ 高校生ビジネスプラン・グランプリ
ビジネスプラン作成サポート
https://www.jfc.go.jp/n/grandprix/support.html
ビジネスプラン・グランプリの応募方法は?
応募は専用エントリーページから行います。受付期間は2019年7月1日~9月25日(必着)。
■創造力、無限大∞ 高校生ビジネスプラン・グランプリ
応募方法・提出書類ダウンロード
https://www.jfc.go.jp/n/grandprix/require_apply.html
【関連サイト】
■創造力、無限大∞ 高校生ビジネスプラン・グランプリ
公式サイト:https://www.jfc.go.jp/n/grandprix/