そんなわが家の手放せないアイテムが、「リモワ」社の最軽量ラインスーツケース「サルサエアー」。これまでいろんなスーツケースを試してきましたが、これが一番のお気に入りです!
軽さが自慢の老舗スーツケースブランド「リモワ」
「リモワ」は1898年にドイツで誕生した老舗スーツケースブランドです。アルミニウム製とポリカーボネート製のラインがありますが、私たちが使っているのは軽くて丈夫なハイテク素材、ポリカーボネート製の「サルサエアー」。高い透明性をもつ素材を使用しており、カラーバリエーションも豊富です。
私たちが、この「サルサエアー」を購入したのは、まだブラジルに暮らしていた5年ほど前のこと。選んだ決め手は、なんと言ってもその軽さでした。
私たちが持っているなかで一番大きなものは80Lサイズなのですが、重さは3kgちょっと。空っぽの状態なら、棚の上などにも軽々持ち上げて収納できます。
また、服やお土産など、かなりの量の荷物をしっかり詰めても、国際便エコノミークラスの標準的な重量制限23kgを上回ることは、ほとんどありません。お土産をたくさん買ってしまったときでも安心です。
もちろん車にスーツケースを積んだり、電車を乗り降りしたり、空港でコンベアからスーツケースを下ろしてカートに乗せたりという作業も荷物が軽い分楽です。とくに小さい子ども連れの長旅では、この軽さのおかげでとても助かりました。
安心の耐久性&機能性がイチオシポイント
スーツケースを選ぶときの基準は人によって違うと思うのですが、私が重さに加えて重視するポイントのひとつは、動かしやすいこと。2輪だとどうしても大きな荷物を運ぶときに重さを感じるので、4輪がマストです。
その点、「サルサエアー」は「リモワ」が誇る360度回転式の「マルチホイールシステム」を採用しているので、縦横自在、滑らかに動きます。ホイールが耳障りな音を立てることもありません。
また、ハンドルの高さも細かく調整でき、小学生の子どもでも大きなサイズを楽々押すことができます。大人なら、スーツケースが2つでも楽に移動できるでしょう。私も古くて音を立てるような飛行場のカートに乗せず、スーツケースのまま運んでいます。
もちろん丈夫さも大切です。この5年ほど、何度も「サルサエアー」を使っていますが、シェル、ハンドル、タイヤ、ジッパー、ロックなど、どこも壊れるようなことはありません。
また、TSA承認ロック(施錠状態でも荷物検査の際、TSA職員のみが解錠できる鍵)があることもアメリカ、ブラジル間を移動するときには重要です。日本~ハワイ間などですと、スーツケースを施錠しないで預ける人も少なくないようですが、それほど治安の良くない空港で鍵をかけないスーツケースを預けると、中身を盗られるよりも、「中に何か違法物を入れられてしまうのでは?」という不安が残るからです。
なお、「リモワ」のスーツケースはダイヤル式なので、鍵をなくす心配がないのも私にとってのプラス要素でした。
そしてこれは好みの分かれるところかもしれませんが、私は、両開きのスーツケースの方が使いやすくて好きです。
布製のソフトケースにも、軽くて丈夫なものがたくさんあります。私も「サルサエアー」を購入するまではソフトケースを使っていたのですが、こうした製品の多くは片面開きです。片面開きは深さがあるので、大きな物も入るという良さもありますがが、通常の旅行でそれほど大きなものをスーツケースに入れることはそれほどありません。
両面開きは、開いたときに場所を取りますが、物をそれほど重ねて入れないので、収納した荷物が一目で分かる良さがあります。また、家族旅行のときに各自の荷物を片面ずつに収納するといった使い方もできます。
「海外で安くて狭い宿に泊まるなら、片面開きのケースを選べ」という意見もあります。ただ海外では、キャスターが壊れそうなガタガタ道をスーツケースを引いて歩いたり、階段を上り下りすることもあると思います。それなら、むしろバックパックやダッフルバッグを選んだ方がよいかもしれません。
現在は「サルサエアー」の後継モデルとして、最軽量の「エッセンシャル・ライト」が販売されています。「エッセンシャル・ライト」は、私たちが気に入っているこのスーツケースからさらに進化しているそうです。
決して安い商品ではないのですが、赴任、出張など、移動する機会が多いなら、ぜひ検討してみてください! 見た目もすっきりとスマートな印象ですよ。
DATA
Rimowa┃ESSENTIAL LITE Cabin
サイズ:55×37×23cm
※写真は「サルサエアー」。同モデルは現「エッシェンシャル・ライト」に相当