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機能を凝縮して帰ってきた au・INFOBAR2

auの年末商戦向けの目玉モデルとなるが、au design project第7弾となるINFOBAR2だ。いまから4年前に登場し、世の中に、携帯電話における「デザイン」の重要性を認識させた、INFOBARのセカンドモデルとなる

石川 温

執筆者:石川 温

携帯電話・スマートフォンガイド

本体カラーは4色が揃っている。MIDORIだけが表面がざらついた処理が施されている

auの年末商戦向けの目玉モデルとなるのが、au design project第7弾となるINFOBAR2だ。
いまから4年前に登場し、世の中に、携帯電話における「デザイン」の重要性を認識させた、INFOBARのセカンドモデルとなる。
今回もデザインは深澤直人氏が担当。「四角い飴が口の中で溶けて丸みを帯び始めた形」をモチーフに滑らかな形状がとても印象的だ。

INFOBAR2の最大の特徴は、高いデザイン性を確保しながらも、ほとんどの機能を網羅している点にある。

ワンセグ視聴ももちろん可能。しかも、ほかの一般的な機種ではアンテナを伸ばす必要があるが、INFOBAR2ではアンテナは内蔵されている。受信感度は若干、他機種得レベルと弱い気もしなくもないが、環境によって異なるので、必ずしも不便というわけではない。屋外などでは問題なく視聴可能となっている。

今回、INFOBAR2では、液晶ではなく新たに有機ELディスプレイを採用している。大きさは約2.6インチ、ワイドWVGA(240×400ドット)の表示となっている。実際に見てみると、黒などが引き締まって表示されている印象だ。ただし、ややオレンジの発色が強すぎる感じがする。このあたりは画面の表示設定でRGBを自由に調整できるので、自分の好みに合わせればよいだろう。

今回、ガイドはWARM GRAYという本体カラーを購入したのだが、表面がつるつるしており、つい滑らせて落としてしまいそうな気になってくる。NISHIKIGOI、SILVERなどの同様な触感だが、MIDORIに関しては、表面がざらざらしている処理が施されている。「落とすのが心配」というのならば、MIDORIを購入するのがよいだろう。
下段のキー以外はおしやすくなっている

実際、使ってみると、テンキーがとても大きくて使いやすい。ただし、0キーなど一番下に配置されているキーは、人によってはやや押しにくいと感じるかも知れない。折りたたみとは違い、ストレート型と言うこともあり、ポケットなどに入れて誤操作してしまわないかと不安になってくる。しかし、決定キーを長押しすると、キー操作が無効になるので、特に問題ではない。

カメラは197万画素のCMOSを搭載。最高1600×1200ドットで撮影が可能だ。オートフォーカス対応だけでなく、パノラマ撮影機能、OCR機能などを備える。

このほか、おサイフケータイ、PCサイトビューアー、音楽再生、赤外線通信に対応。auのサービスには一通り対応している。

専用充電台は、本体を横向きにして、充電するようになっている。ワンセグを見やすいようにできる配慮から横向きになっている。

この大きさ、このデザインでワンセグとおサイフケータイ、PCサイトビューアーなど、いま必要とされている機能に対応しているのは立派だ。しばらくの間、愛着をもって使い続けられる一台と言えるだろう。品薄状態が続いているようだが、間違いなく「買い」と判断できる端末だ。
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※機種やOSのバージョンによって画面表示、操作方法が異なる可能性があります。

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