左がiPhone、右がiPod touch |
アップルから、携帯音楽プレイヤー「iPod」の新シリーズが発表された。最大の注目はタッチパネルを採用した「iPod touch」だろう。
見た目はアメリカで発売された「iPhone」とほぼ一緒。厚さは8mmとiPhoneと比べてかなり薄いが、正面からの印象はほとんど変わりがない。
どちらも3.5インチのタッチパネルを触り、直感的に音楽を選び、操作することが出来る。これまでにはなかった操作性を実現しており、誰もが「面白い!」という使い勝手を実現している。
ガイドはiPhoneをアメリカ・ハワイで購入してあれこれ触っているが、日本で使う分なら「iPod touchで充分だ」という感想を持っている。
iPhoneは海外で使われている「GSM」という無線方式にしか対応していない。当然のことながら、iPhoneは日本で電話として使うことができない。
手前がiPod touch。8mmとかなり薄いのが特徴 |
iPhoneには、電話機能以外にも、音楽、動画再生、メール、Google Maps、Youtube、スケジュール管理などの機能が備わっている。
一方のiPod touchでも電話、メールはないものの音楽、動画再生、Youtubeが利用可能だ。スケジュール機能は、パソコンで入力したデータを閲覧することはできるが、iPod touchでの新規作成はできない。このあたりは、iPod touchはあくまで「携帯音楽プレイヤー」として位置づけになっているようだ。
iPod touchでは、端末単体で音楽をダウンロードして購入できる「
iTunes Wi-Fi Music Store」に対応している(iPhoneも対応予定)。無線LANのネットワークさえあれば、どこででも音楽を試聴してそのまま購入が可能だ。
これまで、外出先で気軽に音楽を買うといえば、ケータイの「着うたフル」などが一般的だったが、これからは「iTunes Wi-Fi Music Store」も市民権を得ていきそうだ。
iPhoneは、6月にアメリカで発売されたばかりで、今年中にヨーロッパに上陸すると言われている。しかし、日本での発売は明言されておらず、本当に発売されるかは闇のなかだ。
日本のユーザーであれば、まずはiPod touchを購入して、タッチパネルの操作性を楽しむことをオススメしたい。いつ発売されるかわからないiPhoneを待つよりも、まずはiPod touchで「タッチパネルで操作する楽しさ」を体感してもらいたい。
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