「貯金したいけど、気づけばお金がなくなっててなかなかうまくいかない……」ということは、ありませんか?(恥ずかしながら、筆者はよくあります)
 
そんな貯金が苦手があなたのために、今回は「貯金体質が身につく4ステップ計画術」をご紹介します。このステップで計画を立てるだけで、あなたはあっという間に貯金が貯まる「貯金体質」へと生まれ変われるでしょう。
 
ちなみに、貯金体質を手に入れる以前に、貧乏体質から脱却したい!という方もいるでしょう。そんな方は、過去に「貧乏体質を直す確実な方法」をまとめた記事もあります。本記事と併せてご活用ください。
 
では早速、本題へ移りましょう。
 

貯金体質を身につける4ステップ「WOOP」とは?

本記事では、貯金体質を身につける4ステップ計画術「WOOP」というテクニックをご紹介します。
 
WOOPというテクニックは、MCIIという計画術を基に作られました。MCIIは、ペンシルベニア大学の心理学教授であるアンジェラ・ダックワース教授らによって有効性が実証されました(1)。
 
MCIIは「実行意図を伴う精神的対照(Mental Contrasting with Implementation Intentions)」の略語です。言葉だけをみるとワケが分かりませんが、具体的には以下のように計画を立てることで、目標達成率が高まることがわかりました。
 
○長期目標を楽観的に立てる
○短期目標を悲観的に立てる

 
つまり、「ポジティブ思考とネガティブ思考」を同時に使うことで、上手に計画を立てられるということです。
 
この計画術を基に作られたのが、本記事でご紹介する「WOOP」というテクニックです。WOOPは、ニューヨーク大学、ハンブルク大学の心理学教授であるガブリエル・エッティンゲン博士らによって有効性が実証されました(2)。
 
WOOPでは、以下の4ステップの流れで計画を立てます。
 
ステップ1:Wish(実現したい願望を書き出す)
ステップ2​​​​​​​:Outcome(願望を実現することで得られる成果を書き出す)
ステップ3​​​​​​​:Obstacle(願望を達成する際に妨げとなる障害を書き出す)
ステップ4:Plan(障害への対策も踏まえつつ悲観的に計画する)
 
WOOPの4ステップで計画を立てることで、目標達成率が飛躍的に高まることが知られています。
 

貯金体質を身につけよう!

さっそく、WOOPを使って貯金計画を立ててみましょう。たとえば、筆者が「毎月20万円を貯金する」ことを目標にした場合、以下のように計画を立てていきます。
 
●ステップ1:Wish(願望)
毎月20万円を貯金したい

●ステップ2​​​​​​​:Outcome(成果)
年に1~2回のペースで海外旅行へ行ける!(気分上々↑↑)
前から欲しかった高機能パソコンを買える(サクサク仕事できてテンションUP)

●ステップ3​​​​​​​:Obstacle(障害)
無駄遣いをすると貯金ペースが間に合わない
自分1人の収入だと限界があるかもしれない

●ステップ4​​​​​​​:Plan(計画)
いま一度、家計を切り詰められないか、支出を見直してみる
無駄遣いしないように、買い物アプリをスマホから消す
1人の収入では厳しいので、奥さんにもパートで働いてもらう
自分の収入を引き上げるため、残業できないか会社と交渉する
 
……とまぁ、このような具合です。
 
たいていの方は、計画を立てるときにステップ1~2でストップしてしまうか、ステップ3を考えただけで「ダメだ」と諦めてしまっています。WOOPの4ステップをすべて網羅することで、「倒れない計画」を立てることができます。
 
このテクニックを使って、あなたも貯金体質を手に入れてください。
 

まとめ

今回は、貯金体質が身につく「WOOP」というテクニックを紹介しました。このテクニックを使うことで、あなたも貯金体質が身につきます。ぜひ実践してみてください。
 
ちなみに、WOOPと同様に役立つ計画術として「if-thenルール」という計画術もあります。具体的な話は「衝動買いの誘惑からお金を護る4つのルール」という記事で解説しています。本記事と併せて、ぜひ読んでみてください。
 
 
●参考文献
 
  1. 論文:Angela Lee Duckworth, Teri A. Kirby, Anton Gollwitzer, and Gabriele Oettingen, 2013, "From Fantasy to Action: Mental Contrasting With Implementation Intentions (MCII) Improves Academic Performance in Children", Social Psychological and Personality Science, 4(6), pp. 745-753
  2. 論文:Daniel Saddawi-Konefka, Keith Baker, Anthony Guarino, Sara M. Burns, Gabriele Oettingen, Peter M. Gollwitzer, and Jonathan E. Charnin, 2017, "Changing Resident Physician Studying Behaviors: A Randomized, Comparative Effectiveness Trial of Goal Setting Versus Use of WOOP", Journal of Graduate Medical Education, 9(4), pp. 451-457
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