貯蓄

普段やっているその節約、実は間違っている?

貯蓄を増やすためには、節約して支出を抑えることが何より重要です。しかし間違った節約をしてしまうと、かえって損をしてしまうことあるのです。普段ついやってしまいがちなNGな節約方法についてをご紹介します。

小沢 美奈子

執筆者:小沢 美奈子

お金が貯められない人の貯金術や節約術ガイド

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貯蓄を増やすためには、節約をして支出を抑えることが大切なのは言うまでもありません。しかし間違った節約をしてしまうと、かえって損してしまうことの他、人間関係に影響してしまうこともあり得るのです。当コラムでは、NGな節約事例を挙げて、お金を増やすためのポイントをご紹介します。
 
この節約は間違っているの?

え! これって間違ってるの??



 

NGな例:人付き合いを減らして節約

節約のために人付き合いを減らしたことはありませんか?
誘われるがままに飲み会へ行きまくるのも問題ですが、節約のために人付き合いをしないのは、長期的に考えると損となることもあります。

人との繋がりは、何ものにも代え難い大切な財産になり、後々人との繋がりで自分自身が発展して行く可能性も十分考えられます。お金がもったいないからと削ることではないのです。

ただし、全ての誘いに応じていたのでは、家計的にきつくなってしまいます。そこで、お付き合いする相手との関係性を見極めることが重要です。

その際の判断ポイントは、「その人との関係に発展性を感じられるか」ということです。
難しいことかもしれませんが、そう感じられない相手との付き合いは、断ることもアリです。
 
人付き合いのお金は削らない

人付き合いのお金は削らない

 

NGな例:食費を削って節約

「節約のために食費を削る」という話をよく耳にします。その方法を聞いてみると、激安スーパーで食材を安く調達することや、メニューの品数を減らすといったことです。他にも、買い物をする際に、同じ種類の品物なら安い方を選ぶことなど。

ただし、これらの節約はやり過ぎてしまうと、体に良くない影響を及ぼす可能性があるため、筆者はおすすめできません。
なぜでしょうか。

安い食材には、安いなりの理由があることが多いからです。安い方の食品とそうでない食品を比較すると、安い方の食品には、添加物がたくさん記載されていることが多々あります。長期間摂り続けていると、体に良くないということは否定できません。また、食費の節約のために、食材やメニューの数を減らすことで、栄養が不十分になる可能性もあるでしょう。

もちろん、全てがそうとは言い切れませんが、食費の節約をやり過ぎると、将来健康を害してしまい、医療費の支出が膨らんでしまうかもしれません。

食費の節約は、「買い過ぎや作り過ぎを防ぐ」、「直売品を買う」など、あくまでも食材の質を落とさない方法で行うようにしたいものです。
 

NGな例:水道光熱費の節約

電気をこまめに消す、水道を流しっぱなしにしない、シャワーをなるべく使わないなど、水道光熱費を節約することは、毎月の支出を削るための大事なポイントです。月単位で考えると数百円程度の節約かもしれませんが、年単位で考えるとそれなりの金額になるものです。

けれども、これらの節約は大きな効果が期待できないため、モチベーションを維持するのが難しく、さらにやり過ぎるとかえってストレスを抱えてしまうこともあるでしょう。

そうならないためには、即効性があり、なおかつ大きな効果を期待できる費目の見直しに目を向けましょう。

【例】
・生命保険や損害保険を見直す
・スマホのプランを変える
・住宅ローンを借り換える
・家賃の安いところに引っ越す


その他にも、ほとんど通っていないスポーツクラブの会費、使っていないクレジットカードの年会費や有料アプリの利用料、ほとんど効果を感じられない健康食品の定期便などはありませんか? すぐに解約しましょう。

これらの見直しを行った方が、水道光熱費の節約より簡単に支出を減らせるはずです。いま一度家計の無駄を洗い出して、取り組んでみてください。
 

NGな例:土日にまとめ買いする

共働き夫婦によくありがちなのが、土日のまとめ買いです。働いていると、土日しかゆっくり買い物ができないため、ここぞとばかり日用品や食品などを買い込むこともあるでしょう。

まとめ買いした方が節約できると思いがちですが、その結果、家には消費しきれない食材が増えてしまい、さらには使い切れない日用品が押し入れや引き出しの中に眠ってしまうことも、よくあるケースです。

かく言う筆者も、かつてまとめ買いをし過ぎたことで、家の中にモノや食材が溢れてしまい、引っ越しの際に段ボールに入り切らず廃棄したという、苦い経験があります。
それからは、必要なものを、その都度買うようにしましたが、そうした方が長い目で見るとお金は貯まるということを実感しました。
 

さいごに

2019年、皆さん今年はいくらお金を貯めようと計画されていますか? 節約をする際は、その節約は本当に効果があるかを、冷静に考えてみてください。当コラムが少しでも皆さんのお役に立てることを祈っています。

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