圧巻の苔庭! 京都・常寂光寺の立地と歴史

常寂光寺の仁王門

茅葺きの仁王門

古くから紅葉の名所として知られる小倉山の中腹に佇む日蓮宗の寺院。それ以前には歌人で「百人一首」の選者でもある、藤原定家の山荘「時雨亭」があった場所と伝えられています。慶長年間(1596~1614)、日禛上人がこの地に隠棲し、開創しました。
常寂光寺の多宝塔

頂上近くから見下ろした多宝塔
 

<目次>  

常寂光寺の見どころ1. 眺望抜群の展望台

江戸後期に造られたという山門をくぐった先には、緩やかな勾配のある境内が広がり、階段を上りつつ奥へと進みます。茅葺きの仁王門を抜け、本堂と妙見堂の間の坂道を上り、多宝塔の横の坂道を上り切ると、見晴らしの良い展望台が設けられています。軽いハイキングといった感じで少々息が上がりますが、多宝塔の屋根越しに広がる京都市街と山々の眺めは、歩き疲れを忘れさせてくれる位、素晴らしい眺め。上ってきた甲斐が感じられますよ。
常寂光寺の展望台からの眺め

展望台からの眺め。なだらかな山並みも美しい

 

常寂光寺の見どころ2. 嵯峨野エリア随一の美しい苔

春の花木や山野草、初夏の青もみじの美しさでも知られていますが、梅雨を迎える頃から美しさを増すのが苔庭。青もみじと苔で一面が緑となる夏は、境内が緑陰に包まれて、涼やかな風情に。特に、仁王門から庫裡へと至る末吉坂の脇には、フカフカとした柔らかそうなツヤゴケやチョウチンゴケ、ヒノキゴケなどの苔のじゅうんたんが広がります。
常寂光寺の苔が美しい末吉坂

苔の美しい末吉坂

常寂光寺の厚みのある苔庭

苔の厚みと色の美しさに魅了されます


妙見堂の奥に広がる竹林の下にも苔のじゅうたんが。苔の生育しにくい環境だそうですが、ご住職が丹精込めて育て、今のような苔庭になったそうです。
竹常寂光寺の林の苔庭

竹林の苔庭


2019年6月22日(土)13:30~16:30には「苔テラリウム」ワークショップを開催(申込期限は前日23:00まで)。ご住職から境内や苔の見どころなどのお話を聴いたあと、苔アーティストの今田裕さんによる「苔テラリウム」のワークショップを開催します。苔テラリウムとは、ガラス容器の中にミニチュアの苔庭を作るというユニークな体験。制作した作品はそのまま持ち帰ることができます。

【関連サイト】
JR東海「そうだ 京都、行こう。」苔むす京の名刹で一流から学ぶ本気の苔体験プラン

2019年9月30日(月)まで「苔と青もみじの名所/御朱印めぐり」キャンペーンを実施中。ツアー参加特典として、青もみじの名所と呼ばれる常寂光寺をはじめ、対象11社寺で季節限定の青もみじのデザインが施された特別御朱印を2枚受けることができます。

【関連サイト】
JR東海「そうだ 京都、行こう。」苔と青もみじの名所/御朱印めぐり
常寂光寺 青もみじ特別御朱印

常寂光寺 青もみじ特別御朱印

 

常寂光寺の見どころ3. モミジの紅葉と苔庭の競演/見頃時期 11月中旬

平安時代より紅葉の名所と言われてきただけあって、紅葉の美しさではよく知られるところ。11月中旬頃になると境内のモミジが赤や黄色に染まり、鮮やかな色合いになります。足元の苔庭に散りモミジが色を添える晩秋もまた違った風情があります。真っ赤なモミジ越しに見る多宝塔など、秋ならではの情景に心を打たれるでしょう。
常寂光寺の紅葉が綺麗な秋の境内

真っ赤なモミジの朱が苔の緑に映える秋

 

常寂光寺の御朱印について

御朱印は拝観受付で拝受できます(9:00~16:30)。御朱印の内容は、墨書きで「寶樹多華果」と記されています。経文にある言葉で、美しい木々や果実、花が咲き誇っている様、を表現しているのだとか。また、オリジナルの御朱印帳は特に扱っていません。

常寂光寺へのアクセス、拝観時間、拝観料、駐車場など基本データ

  • 住所:京都府京都市右京区嵯峨小倉山小倉町3
  • TEL:075-861-0435
  • 拝観時間:9:00~17:00(16:30受付終了)
  • 拝観料:大人500円
  • アクセス:JR山陰本線(嵯峨野線)嵯峨嵐山駅から徒歩15分、嵐電(京福電車)嵐山駅から徒歩20分
  • サイト:https://www.jojakko-ji.or.jp/


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