島田佳奈の恋愛コラム

「独りの寂しさ」から目を背けていませんか?

仕事もプライベートも忙しいほど、孤独と向き合う機会はなくなります。だけどそれは、あなたにとって「充実」といえるのでしょうか。望む未来は現実の行動からしか変えられません。たまには立ち止まって「未来の幸せな自分」について考えてみましょう。

島田 佳奈

執筆者:島田 佳奈

恋愛ガイド

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仕事は楽しい。プライベートも充実。だけど時々、結婚している友人が羨ましくなる。このまま家族を作らず一生独りなのかな……。

「独りでも寂しくない」それは本音ですか?

充実した仕事、プライベートは趣味やデートに明け暮れる日々。大人の女性ならではのライフスタイルは、経済的な自立と精神面での自立の両方を備えているからこそ実現できるものです。

だけど中には、独りの寂しさをごまかすために、必死で仕事をたくさんこなし、暇潰しにスポーツやエステで休日を埋めているような女性も見受けられます。

「別に独りでも寂しくないし」「他人と暮らすのはわずらわしい」それがあなたの本音であれば、このコラムを読もうとは思わないはず。タイトルが気になってこのページを開いたのであれば、もしかすると「寂しい」感情にフタをして、気づかないフリをしているのかもしれません。

誰かと暮らすより独りのほうが気楽でも、仕事で落ち込んだり、何の予定も入らない休日にふと「寂しいな」と感じることはあるはず。
そんなときは、寂しさから目を背けず、自分を見つめ直してみましょう。
 

「充実」の裏に現実逃避があるなら、それは「消耗」でしかない

あなたが独りで生活しているのは、独りが好きだからですか? それとも「共に生きるパートナー」がいないから、たまたま独りでなのでしょうか?

家族(親兄弟もしくは夫)との生活を経験し「やっぱり独りがいい」と思うのであれば、あなたには今の生活が合っているのでしょう。だけど「結婚して家族と暮らしたい」と望んでいるのであれば、 無理に生活を充実させようとするのは、あまりお勧めできません。

アフター7や休日を充実させるために、それほど好きでもない趣味に打ち込んだり、いい女を目指して資格の勉強をしているとしたら、それは時間とお金の無駄遣い。
本当に好きな趣味、明確な目的をもっての勉強であればいいですが、ただの暇つぶしであれば、むしろその時間を婚活に当てるほうが、よほど充実しています。
 
 

たまに実家へ帰ると、両親がうるさくてウンザリする。でもいつか親が他界したら、私は天涯孤独。考えたくないなぁ……。

老後の孤独がイヤなら「共生」する未来を設計しよう

今は独りが好きだと思うあなたも「死ぬまで独りがいい」と思っているかは疑問です。
生活を充実させられるだけの収入があり体も健康なうちはいいですが、50代60代になっても同じように活動できる保証はありません。 

定年(リタイア)後、どのような暮らしがしたいのか、今はまだ考えられないかもしれません。しかし現状、特に婚活もせず独りの生活を充実させているだけならば、よほどのことがない限り、老後もずっと独りです。

体の自由がきかなくなってからの独り暮らしは厳しいもの。将来老人ホームで暮らすにしても、それまでずっと独り暮らしだった人は、同じ屋根の下で他人と暮らすことが相当ストレスになります。

結婚して家族と暮らしていても、離婚したり配偶者に先立たれてしまったら、再び独りになってしまうこともあります。
それでも結婚生活を送るという経験は、無駄ではありません。
一生のうち決して短くはない年数を家族とともに生きるのは、苦労することもありますが、かけがえのない充実した時間です。

自分の晩年の人生を考えた時、このまま独りでいるのがいいのか、やっぱり家族と暮らしたいか、 時折考える機会を持ちましょう。
寂しさから目を背けず、孤独とじっくり向き合ってみると、日常に忙殺されて忘れかけていたあなた自身の本音がわかりますよ。


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