K-POP

韓国でHIP HOPブーム再来!レジェンドEPIK HIGHが再始動

BIGBANGや防弾少年団(BTS)などHIP HOP系のアイドルが影響を受けたと口にする韓国HIP HOP界のレジェンド的存在、EPIK HIGH(エピック・ハイ)。SEKAI NO OWARIとのコラボ曲も発表し来日公演も成功を収めた彼らの魅力とは?

執筆者:All About 編集部

韓国で巻き起こる、HIP HOPブーム

日本では、TWICE人気を筆頭にK-POP人気に再び火が着き"第3の韓流"ブームが起きている。そんな中、本国ではHIP HOP(ヒップホップ)ブームが再来!

日本で「フリースタイルダンジョン」(2015年~)というラップバトル番組が一世を風靡したのは記憶に新しい。HIP HOPの中でもラップが取り沙汰されるのは日本も韓国も同じようで、韓国では「SHOW ME THE MONEY」(2012年~)というラッパーサバイバルオーディション番組が人気を博した。HIP HOP好きだけでなく、若い女性など一般層からの支持も集めた、今日のHIP HOPブームの火付け役ともいえる番組だ。

K-POPアイドルにも、「HIP HOPアイドル」として時代を牽引してきたグループは多い。BIGBANGやその弟分であるiKON(アイコン)、日本での人気も根強いBlock B、そして今世界から大注目のボーイズグループ防弾少年団(BTS)。そんな彼らが口々にアーティストを目指すきっかけとなった存在として挙げるのが、HIP HOP界のレジェンド的存在、EPIK HIGH(エピック・ハイ)だ。
 

韓国HIPHOP界のレジェンド的存在のEPIK HIGH(エピック・ハイ)

EPIK HIGH(エピック・ハイ)

EPIK HIGH(エピック・ハイ)


EPIK HIGHとは、YG ENTERTAINMENTに所属する、2001年結成の3人組HIP HOPグループだ。

グループ名は「詩に酔いしれた状態」「叙事詩的な偉大さ」を意味し、詩の表現技法と叙情性、文学性などを重要視。作詞はメンバー自ら携わり、内面的な心の葛藤の機微が歌詞によく表れている。まだHIP HOPアーティストがテレビに出ることが珍しかった2000年代初頭から活躍し、彼らが曲に込めた思いが聞き手に届き、それを聴いて育った世代が今のHIP HOPブームを盛り上げている。

そんなEPIK HIGHは2017年に約3年ぶりとなるフルアルバム「WE'VE DONE SOMETHING WONDERFUL」を韓国でリリース。様々な韓国大物アーティストとのコラボが特徴のこのアルバムに日本語曲を追加して日本版も発売。更に約2年ぶりとなる日本ツアーが2018年7月に開催された。
 
また、ツアー直前の6月29日には、以前より親交があったという日本で大人気のバンドSEKAI NO OWARIとのコラボ曲「Sleeping Beauty」を配信したことも話題となった。
 

EPIK HIGHの日本ツアーではセカオワとのコラボ曲も披露

EPIK HIGHのライブは、曲を知らなくても盛り上がれるという点が特徴的で、ツアー最終日7月16日の横浜公演では、日韓問わず集まったファンを盛り上げた。
 
EPIK HIGH 2018年7月16日 YOKOHAMA BAYHALL

EPIK HIGH 2018年7月16日 YOKOHAMA BAYHALL


セカオワとのコラボ曲はEPIK HIGHの部分だけを歌う演出だったにも関わらず、興が乗った観客からのアンコールで2回も披露。他にも、EPIK HIGHらしい観客を盛り上げるパフォーマンスが、水だ。EPIK HIGHはペットボトルの水を、とにかく観客にかける。500mLでは足らなかったのか、ライブの終盤には2Lペットボトルが登場した。そういったパフォーマンスも相まって、約2年ぶりの日本ツアーは非常に盛り上がっていた。

韓国でブーム再来のHIP HOP界に戻ってきたレジェンド、EPIK HIGH。日本で巻き起こる"第3の韓流"ブームとのコラボレーションは起きるのか? 今後の彼らの影響力から目が離せない。チェキラ!
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