住んでいる場所で水道料金に大きな差が!?

コロナ禍で家族が自宅で過ごす時間が増えると、同様に増えるものがあります。水道料金です。うがい、手洗いの回数は格段に増えました。学校や勤務先でのトイレの使用も、自宅にその場所を移行しているはず。さらに、自炊が増え、優雅なお風呂タイムを楽しんだりすると……。

そこで思うのは、ウチは水道を使い過ぎている……? では、水道料金はどのくらいが平均なのか。総務省の『家計調査』から2020年1月~2020年12月の、2人以上(平均2.95人)の世帯の平均額を割り出してみると、月5255円(上下水道)。この結果から「3人家族で月5000円」がひとつの目安になるでしょう。
節水は料金より使用量で考える

節水は料金より使用量で考える

しかし、水道事業は市町村ごとに各自治体が独自に管理・運営していますので、料金体系も当然異なります。結果、同じ日本国内でありながら、北海道夕張市(こちらが高い)と兵庫県赤穂市では、同じ使用量でも料金差は8倍! 都道府県別の平均で見ても、月額料金がもっとも高かった青森県が4418円、もっとも安かった神奈川県が2142円(メーター口径13mm、使用量20立方メートルあたりの料金)と、ここでも2倍の差が生じています(2019年4月1日版・日本水道協会水道料金表より)。

したがって、本気で水道代を下げたいなら、料金が安い市町村に引っ越すことがもっとも確実です。それが難しいのであれば、水道の使用量を抑えるしかありません。

水道の使用量は、1人暮らしで8立方メートル、2人家族なら16立方メートル、3人家族は21立方メートル、4人家族で25立方メートルがざっくりとした平均値(2020年・東京都水道局実態調査より)。まずはこの量を、自分の世帯が上回っているのか下回っているのか、確認することから始めてください。
 

ペットボトル6000本分節水して1000円

では、「思った以上に水道を使っていた」「とにかく高いので節約したい」という人はどうするか。次の行動に移ります。節水生活です。

ただし、コストダウンについては過度の期待はしない方がいいかもしれません。例えば、東京23区に住む4人家族で1カ月の使用量を25立方メートルと仮定します。一般家庭での使用量の40%を占めるお風呂。その浴槽に使う水量を1回200リットルとします。毎日浴槽のお湯を入れ替えると、200リットル×30日=6000リットル。もし、入れ替えを2日に1回に減らすと3000リットルの節水が達成できます。これは普段よく目にする500ミリリットルのペットボトル、6000本分に相当する量です。これで月の節約額は東京23区の場合で1000円ほど……。

また、シャワーは1分間放水し続けると、使う水量は平均12リットル。これを普段使う時間より1分短縮すると、4人家族の場合、節水量は月1440リットル。料金に換算すると700円くらい。浴槽の湯張りと合わせ技で月1700円ほどコストダウンすることになります。

もちろん、極端な節水行動(浴槽のお湯の取り換えは週1回とか食器洗いに使う水はバケツ1杯まで、など)を取れば劇的な効果を生むでしょうが、生活や心身に支障が出るというリスクもあります。また、自宅のシャワーに「節水シャワーヘッド」を設置するという方法は、人によっては有効かもしれません。ともあれ、節水の極意は「地道にコツコツ」でしょうか。
 

クレジット払いで間接的節約が可能

節水以外に、水道料金を抑える方法が、水道料金のクレジットカード払いです。その分、ポイントが貯まることで、間接的ではありますが節水と同じ効果が期待できるというわけです。

ただし、すべての自治体がクレジット払いに対応しているわけではありません。東京都や神奈川県はほぼすべての市区町で可能ですが、その他の道府県は、自治体によってまちまちといったところ。ただし、クレジットカード払いに対応していなくても、コンビニの店頭での支払い(収納代行)が可能な自治体は多数あります。その場合、セブン-イレブンならnanacoカードの支払いが可能ですから、そのチャージにクレジットカードを使えば、クレジットカード払いと結果的には同じことになります。

また、LINE Pay、PayPayの「請求書払い(請求書のバーコードを読み取る)」が可能な自治体もあります。ポイント還元に加え、スマホで支払いが完結するという利便性もあります。

さらに、自治体によっては、水道料金の支払いを口座振替にすることで割引サービスを実施しています。例えば、東京都では1カ月50円(税抜き)割引されますが、クレジットカード払いだと、この割引が適用されません。利用しているカードの還元率と口座振替割引サービスの割引率を比較するのも忘れずに。

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