手数料無料が最大の強みだったラクマが有料化!
楽天が運営するフリマアプリの「ラクマ」。2018年2月26日にフリルと統合して、新しいラクマとなりました。その後しばらくは大きな動きはなかったのですが、5月になって重大発表がありました。それが手数料の有料化です。6月4日から販売手数料を商品価格の3.5%とすることになったのです。それまでは、ラクマの販売手数料は無料でした。つまり、いくらで売っても手数料は0円。これがラクマの最大の魅力であり強み、そしてメルカリとの差別化のカギになっていました。メルカリは販売価格を商品価格の10%としているので、もしメルカリでもラクマでも売れるのであれば、ラクマの方で売ろうと考えるユーザーはたくさんいたのです。でも、今回の手数料改定によって、無料が有料になったという動きは、ユーザーの心理に大きな影響を与えています。
ラクマの手数料
ラクマでの手数料を確認しておきましょう。ラクマは登録料や月の会費などはありません。まずは出品者の手数料です。
■販売手数料
商品が売れた時の商品価格の3.5%
■振込手数料
売上金を現金にするときの手数料です。1万円未満だと210円かかります。
次は購入者の手数料です。
■支払いのときの手数料
コンビニ:100円
銀行・郵便局ATM:100円
クレジットカード:無料
楽天ペイ:無料
キャリア決済(ケータイでの決済):100円
ポイント払い:無料
売上金払い:無料
Paidy払い(翌月払い):無料
ラクマを利用するときには、販売価格や送料だけではなく、手数料も確認しておくといいでしょう。
ラクマとメルカリ。売りやすさと手数料を天秤にかけると
ラクマでの出品を考えるとき、必ず比較されるのはメルカリです。先ほど書いたように、メルカリの手数料は10%なので、3.5%のラクマに出品した方が絶対にお得です。でも、やっぱりメルカリに出品しているユーザーもたくさんいます。理由のひとつは、売りやすさです。市場の規模やユーザー数から考えても、メルカリの方が買い手がつきやすいのは事実でしょう。いくら手数料が安いといっても、売れないと話しになりません。また、フリマアプリが盛り上がるには、出品者が増えるだけではなく、購入者も増やさないといけません。この2つが同じように増えていくことで、市場が盛り上がり、さらに出品者や購入者が増えていくというプラスの動きができるのです。そう考えたとき、メルカリを選ぶのは必然と言えそうです。
送料も比較のポイントに
メルカリとラクマでは出品者が負担する送料にも違いがあります。今のところ、ラクマの方が若干高いので、それを考えると販売価格の差が出にくいかも……(もちろん、販売価格が高くなれば差は大きくなります)。そういった細かいことまで考えていくと、今回の手数料改定は今後のラクマに非常に大きな影響を及ぼすかもしれません。
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