大手企業の平均妥結額は前年比6.71%増の96万7386円
夏のボーナスの時期がやってきました。日本経済団体連合会(経団連)の2018年・夏のボーナス第1次集計によれば、大手企業の平均妥結額は前年比6.71%増の96万7386円と、1959年の調査開始以来で最高額です。春闘の賃上げ率がおさえられた分、賞与の大幅引き上げとなったと考えられます。大幅な増加を素直に喜びたいところですが、裏を返せば、景気が悪くなればボーナスの支給額は大幅に減額される可能性があるということです。家計管理はボーナスに依存するのではなく、ボーナスに依存しない家計にして、ボーナスはあくまでも余裕分と捉えるべきでしょう。極端にいえば、支給されたら「ラッキー」位に考えるべきかもしれません。
ボーナスキャンペーン(特別金利)は低位安定
余裕があればボーナスを投資に回しても良いですが、堅実に行くなら預貯金などの安全確実な商品を基本に考えるべきでしょう。夏のボーナス時期は、ネット銀行を中心としたキャンペーン(特別金利)の時期。上手に利用してみましょう。ソニー銀行は、2018年6月1日から8月31日まで「円定期特別金利」を行っています。6か月、1年、2年物の金利が年0.15%になります。
住信SBIネット銀行は、2018年9月3日まで「円定期預金特別金利キャンペーン」を行っています。6ヵ月、1年物の金利が年0.20%になります。
また、新規の場合に限定で、円定期預金特別金利キャンペーンも行われています。2018年9月9日までで、1ヵ月物の金利が年1.0%になります。1.0%という金利は食指を動かされますが、1ヵ月間の適用しかないことを理解しましょう。
楽天銀行は、2018年7月12日まで「円定期預金夏のボーナスキャンペーン」を行っています。1年物の金利が年0.12%になります。また、夏のボーナスキャンペーン第2弾として円定期預金2週間物の金利を年0.2%としています。第2弾のキャンペーンは、2018年7月2日までとなっています。
イオン銀行では円定期預金のキャンペーンは行われていませんが、特別金利外貨定期預金が扱われています。
オリックス銀行もキャンペーンを行っていませんが、随時募集の「eダイレクト金銭信託(予定配当率型)、ソフトバンクグルーブ株式会社第21号」の募集を行っています。募集期間は2018年7月23日までで、予定配当率は年0.48%となっています。申込額が上限に達すると、募集期間の途中であっても申し込みは終了となります。
地方銀行のインターネット支店は依然として優位
ネット銀行の夏のボーナスキャンペーンは、高金利と言えども年0.20%程度に過ぎません。年0.20%程度なら高金利を常時提供している地方銀行のインターネット支店の方が優位であると言えるでしょう。愛媛銀行四国八十八カ所支店は、『100万円限定だんだん定期預金』の1年物で年0.27%(1人、1口=100万円まで)。通常の定期預金でも、6ヵ月、1年、2年、3年物が年0.20%となっています。
高知銀行よさこいおきゃく支店は、『よさこいおきゃく定期』の1年物で年0.20%(1人、1口=100万円まで)。通常の定期預金でも、1年、2年、3年物が年0.15%となっています。
香川銀行セルフうどん支店は、『超金利トッピング定期預金』の1年物で年0.28%(1人、1口=100万円まで)。通常の定期預金でも、1年、2年物が年0.24%、3年物が年0.25%、5年物が年0.26%となっています。
トマト銀行ももたろう支店は、『スペシャルきびだんご定期預金』の1年物で年0.25%(1人、1口=100万円まで)。通常の定期預金でも、1年、3年物が年0.20%となっています。
※地方銀行のインターネット支店の金利は高金利のものを抜粋して掲載しています。金利は2018年6月26日現在のものですが、金利は金融情勢の変化等により予告なく変更されることがありえます。最新の金利は必ずHPなどで確認するようにしてください。
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