日経平均株価をチャートで分析
6月は底堅く推移していた日経平均株価ですが、7月に入ってから大幅に下落しました。日経平均株価は今後、下がるのでしょうか。それとも上がるのでしょうか。株価チャートで分析してみました。まずは日経平均株価のチャートを見てみましょう。
日経平均株価が7月2日に大幅に下落したことがわかりますね。
ダブルトップで株価が天井打ちかを考える
「日経平均株価が天井を打ったのか分析する方法」という記事で、株価が天井を打つ時の代表的なチャートパターンの一つである「ダブルトップ」について解説しました。ダブルトップは、チャートの形状がアルファベットのW(ダブル)の反対の形(M)に似ていることに由来しています。株価が上昇して天井を付ければ、必ず株価は反落します。天井が2回ある場合にダブルトップになります。
Mの真ん中の部分から横に引いた線のことを「ネックライン」と言います。株価が天井あたりまで再び上昇し、その後株価が値下がりしたからと言って天井かどうかはわかりません。ネックラインを株価が下に抜けることで、株価のトレンドが上昇トレンドから下落トレンドに転換した可能性が高くなります。
株価がネックラインを下回ったら
日経平均株価のチャートを見てみましょう。ネックラインに線を引きましたが、7月に入ってからネックラインを割り込んでいることがわかりますね。こうした状況を踏まえると、株価は短期的にダブルトップをつけ、ネックラインを下回ったことから、天井を打った可能性が高いと分析することができます。
日経平均株価はその後も下落を続け、7月5日には2万1,462円まで下落しました。短期的にはダブルトップで天井を打った可能性が高いと考えられますから、トレンドが転換するまではリバウンド上昇狙いの短期売買がいいかもしれません。
チャートを見ることは難しそうだし、面倒くさいと考える人も多いかもしれません。しかし、買いシグナルや売りシグナルなどの多くが、過去の株価推移を元に存在しています。適当な安値おぼえや、妄想、煽りなどで売買を判断するよりも、信頼性が高いと言えますから、天井打ちや底打ちの代表的なチャートパターンは最低限、覚えておいて損はないでしょう。
ただし、たとえば「リーマンショック」のような世界経済が大きく変化する場合には、テクニカル分析もただの道具に過ぎないことは肝に銘じておきたいところですね。
※投資の判断につきましては、ご自身の責任でお願いします。
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