ヤフオク!に出品するには
日本最大のネットオークションサイト、ヤフオク!
とはいえ、ヤフオク!もメルカリの影響を全く受けていないわけでもなく、たとえばオークション形式とフリマ形式の両方が使えるようになりました。それに、アプリも使いやすくなっているので、スマホやタブレット1つで簡単出品が可能です。今回の記事では、進化しているヤフオク!の出品方法や高く売るためのコツなどを紹介していきます。
PCでの出品方法
ヤフオク!に出品するときには、パソコンかスマホを使うことになります。スマホの場合はアプリを使うこともあり、出品の手順や作業行程が違います。まずは、パソコンから出品をする手順を見ていきます。ヤフオク!のトップページ右上にある「オークション出品」をクリック
右上にある「オークション出品」からスタートする
カテゴリを選びます。
カテゴリは正しく選ぶ
今回はサンプルとして長財布を出品します。財布の場合は、ファッション> ファッション小物>財布>女性用>長財布(小銭入れあり)となります。選び終わったら「このカテゴリに出品」をクリックします。
商品に合わせてカテゴリを絞り込んでいく
タイトルや商品説明を入力します。タイトルは65文字、説明の文字数制限は特に記載がありませんが、通常の説明をする程度なら十分対応できる文字数です。
タイトルや商品説明の入力
開始価格や開催期間(終了日・終了時間)、発送元の地域、送料負担などを選びます。(送料について、今回は詳しく触れません)他、発送までの日数なども選んでいきます。
開始価格や終了日時を決める
写真をアップします。ヤフオク!は10枚まで掲載可能です。パソコンから出品するときには、いったん写真をパソコンに移して、ドラッグ&ドロップか、ファイルから選択をして掲載していきます。今回はサンプルとして1枚掲載します。
写真は10枚まで
オプションが必要ならば設定をしていきます。全部の入力が終わったら「確認画面へ」をクリックします。
入力が終わったら確認
写真や説明文などを確認します。問題なければ「ガイドラインと上記規約に同意して出品する」をクリックします。これで出品完了です。
出品完了
アプリでの出品方法
アプリから出品するためには、まずはトップページを表示します。アプリ版のヤフオク!
アプリでも写真は10枚まで
写真を撮ります。
スマホのカメラで写真撮影
サイズである程度絞り込む
指示に従って情報を入力します
出品は、ほとんどが選択制
出品画面を確認します
出品画面をチェックする
問題なければ出品。これで完了です。
問題なければ、このまま出品
プレミアム会員の出品者がPCで出品したときに支払う手数料
ヤフオク!での手数料は、プレミアム会員になっているか、なっていないかで違ってきます。プレミアム会員というのは、月額498円でヤフオク!だけではなく、Yahoo!のサービスをお得に利用できる会員のことです。例えばYahoo!ショッピングでポイントが5倍になったりするので、Yahoo!のサービスをよく使うのであれば、会員になっているといいかもしれません。プレミアム会員になっている出品者がパソコンでヤフオク!に出品したときの手数料は、大きく4つです。
■プレミアム会員費
先ほど書いたように、Yahoo!のサービスをお得に利用できます。月額498円(税込み)です。
■落札システム利用料
出品した商品が落札されたときにかかる手数料です。落札金額の8.64%です。
■オプション利用料
出品時に有料のオプションを使ったときには、利用料がかかります。たちえば注目のオークションの設定、最低落札価格の設定などです。オプションを使わなければ、料金は発生しません。
■出品取消手数料
入札者がいる状態で出品を取り消すと、540円かかります。ただし、車などのカテゴリは3,024円です。
料金体系が異なるカテゴリがある
自動車やオートバイなどのカテゴリでは、他のカテゴリとは利用料が異なります。出品するときにかかる出品システム利用料、落札システム利用料、出品取消システム利用料が、それぞれ3,024円となっています。アプリを使えばプレミアム会員にならなくても出品できる
以前は、オークションに出品するときにはプレミアム会員になる必要がありましたが、3月からは会員にならなくてもよくなりました。ただし、アプリからの出品のみですし、終了日時の設定などに違いがあるので以下にまとめます。出品できるデバイス:アプリ限定
オークション終了日時:翌日の21時~23時に制限されている
価格設定:開始価格のに設定可能
落札システム利用料:落札価格の10%
商品の状態:新品、中古
他にも、プレミアム会員だと使える機能が使えないこともけっこうあります。たとえば、値下げ交渉や自動再出品、早期終了などはプレミアム会員にならないと使えません。
フリマ出品の場合の手数料
フリマ出品とオークション出品では、落札システム利用料金が異なります。プレミアム会員の場合には8.64%ですが、会員になっていないと10%になります。出品のテンプレート
出品画面に彩りを持たせたり、デザイン性があるようにするためには、出品テンプレートを使います。ネット上には無料で使えるテンプレートもあるので、それを利用してみましょう。たとえば、オークファンやおーくりんくすがあります。ヤフオク!で高く売るためのコツ
ヤフオク!に出品した商品が高い値段で売るかどうかは、どれだけの人に見てもらえるかがポイントになってきます。いくら出品をしても誰も見なかったら、落札されることがないからです。では、どうすれば見てもらえるのかというと、抑えるべきポイントは3つです。■第一印象を決める写真
ヤフオク!に掲載できる写真は10枚ですが、その中で最も大切なのが一番最初にアップする写真です。1枚目の写真がヤフオク!の商品写真として、多くの人の目に触れることになるからです。そのため、一目で商品が分かり、しかも見栄えがいい写真を掲載するようにします。
たとえばリュックを出品する場合の写真です。こちらは床にただ置いている写真です。
床に広げた感じの写真
立体的に見える写真
■検索にかかるためのキーワード
ヤフオク!で商品を探すとき、多くの人はキーワードを使うと思います。しかも、そのキーワードがヒットするのは、タイトルにあるワードです。ということは、タイトルの最大文字数である65文字の中に、どれだけキーワードを入れることができるかがカギになってきます。ブランド名やサイズ、色はもちろんですが、6月だったら「梅雨対策」「雨対策」、夏になれば「夏休み」「海水浴」「祭り」というように、季節のイベントを入れるのも手です。さらに「限定」「レア」という引きのある言葉も入れるといいでしょう。
■お得感がある開始価格
最終的に入札するかどうかを決めるのは、やはり値段です。いくら写真が良くても値段が高いと入札はされません。オークションの場合には、1円や10円といった安い価格からスタートができるので、最初にお得感を出して入札件数を増やして、最終的に相場程度で落札というのがよく使われる手でもあります。これを「1円スタート」といいますが、これが使えるのはある程度需要があって確実に相場まで上がる商品です。需要がないと1円で終わってしまうこともあるので、リサーチは必要です。
また、相場くらいの価格でスタートをして、即決を設定するのもいいでしょう。たとえばスタート価格が1980円で即決価格が2,000円であれば、2,000円ですぐに落札してくれるユーザーも少なくありません。
ここで紹介したように、ヤフオク!ではプレミアム会員になっているかどうか、オークション形式かそれともフリマ形式の出品かで料金も違ってきます。でも、こういったシステム上の違いはあるにせよ、ユーザーとしてのマナーは同じです。ヤフオク!のルールを守り、お互いに気持ちよく取引を終えられるようにしましょう。