「届出済未使用車」とは?

普通、新車を買う場合、購入を考えているメーカーのディーラーに行くと思う。その通りなのだけれど、例年4月になると新車よりずっと魅力的な価格で購入出来る「届出済未使用車」というのが大量に出てくる。車種によっては、新車より40万円以上安いケースも! 説明しよう。

参考までに書いておくと、「届出済未使用車」というのは、ナンバーを取っただけの新車である。販売されているクルマを見ると走行距離は10~20km。極めて少なく、シートにもビニールカバーなどが掛かってます。新車と表記することが許されないため、解りにくい表現になっているのだった。

売れていないのにナンバー取る理由は様々ながら、主としては販売目標を達成するための方策など。加えて新車だと大幅値引きが難しいけれど、ナンバーが付けば中古車というワクになるため、価格設定も自由。さらに登録諸費用も若干安く、総支払額まで含めれば一段とお買い得になる。


「届出済未使用車」実勢価格を見てみよう

ということで、軽自動車の人気ジャンルである「背の高いミニバン」の実勢価格を調べてみた。情報は全て4月20日時点で中古車情報サイトに実際出ている「売り物」。どの車種も豊富な台数が流通しているため、同じ程度の価格で買えると思う。おすすめ順に並べてみた。

■日産デイズ・ルークス
今最もお得と思われるデイズ・ルークス

今最もお得と思われるデイズ・ルークス

現在お買い得感が最も高いのはこのクルマ。新車価格だと130万6800円の『660S』というグレードで(以下、他の車種も基本的に最廉価グレード)89万8千円! 何と40万8800円も安くなっている! 燃費問題に巻き込まれイメージダウンしたためだと思う。

チョイ乗りの多い軽自動車だと、カタログ燃費より多少悪くたってほとんど気にならない。軽自動車にしては珍しく、横からの衝突時に展開するサイドエアバッグも全車標準装備。競合車と比べた時の室内スペースや使い勝手だって遜色ない。近所の足として使うなら申し分無しだろう。

■ダイハツ・タント
ダイハツ・タントも魅力的

ダイハツ・タントも魅力的

広い室内を持つ「背の高いミニバン」の人気車であるタントは、新車価格122万400円の『660L』が22万円安の99万8千円。さらに登録諸費用も安くなるため、総支払額で109万9千円というケースも(中古車屋業者によって諸費用は異なる)。実質的な支払額なら30万円以上節約出来る。

■ホンダN-BOX

2017年に1番売れた車N-BOX

2017年に1番売れた車N-BOX

個人的なおすすめは、軽自動車で最も優れた品質を持つN-BOXである。『660GL』の届出済未使用車は新車価格(131万5440円)より15万7千円安い115万8千円のスタート。これまた諸費用が新車より低く抑えられるため、20万円以上安く買える。

■スズキ・スペーシア
スペーシアはまだ流通が少ないか?

スペーシアはまだ流通が少ないか?


モデルチェンジしたばかりのスペーシアは流通台数という点で厳しく、127万4400円の『660ハイブリッドG』が114万8千円から。このくらいの価格だと新車を選んだ方が気分的にいいかもしれない。届け出済み未走行車ならなんでもいい、ということにはならない。

ただN-BOXとスペーシアはフルモデルチェンジ前の「届出済未使用車」が多数流通しており、そちらなら30万円以上安く買える。近所の足で、長く乗るならフルモデルチェンジ前のクルマも経済性を考えたら悪くないチョイスだと思う。軽自動車を考えるならぜひ「届出済未使用車」も候補に。
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