アンダーズ 東京のダイニングがリニューアル
2018年4月16日アンダーズ 東京51階に「ザ タヴァン グリル&ラウンジ」がリニューアルオープンしました。アンダーズ 東京といえば、2014年6月話題の虎ノ門ヒルズにオープンした、ハイアットグループで日本初上陸となるラグジュアリー ライフスタイルホテルです。そのメインダイニングがこの度、グリルをメインとしたダイニングに生まれ変わりました。
素晴らしい内装はそのままに
「ザ タヴァン グリル&ラウンジ」は、内装は引き続き以前と同様に圧倒的な眺望と開放的な空間を楽しめるので、これまでのファンの方も安心。コンセプトはグリルを楽しめるダイニングへと変わり、雪国古来の熟成技術「雪室熟成(スノーエイジング)」にとことんこだわり、肩肘を張らず気軽に和やかに食事とお酒を楽しめる空間となっているのです。
総料理長がゼロから監修
2017年12月総料理長に就任したショーン・キーナン氏は日本語が堪能で、日本の食材にも造詣が深いです。今回のリニューアルにあたっては、全てのメニューをゼロから考えて作り上げました。キーナン氏は、専門がフレンチながらも、イギリス、日本を始めとしたアジアなど、世界の食文化の影響を強く受けているオーストラリアで育ったことから、調理法、食材において幅広い知識と経験を持ち合わせています。
一つのジャンルにとらわれず、様々なアイデアがミックスされた料理とプレゼンテーションを得意とするので、世界各地からの食通が訪れるアンダーズ 東京に相応しい料理人であると言えるでしょう。
グリル用に新しい什器も
グリルをコンセプトにするにあたり、360度全方向から均一に火を通すことができる高温のグリルオーブンを新しく設置しました(写真では右のオーブン)。スノーエイジングされた肉の旨味を閉じ込め、よりジューシーに焼き上げられるようになっています。底に置かれたラバストーン(溶岩石)によって、肉から落ちた余分な脂がスモークとなって立ち上り、肉を燻して味わいを増していることも特徴的でしょう。
お勧めはアラカルト
コース料理も用意されていますが、お勧めしたいのは、みんなでシェアして楽しく食べるアラカルト。ワインはシャンパーニュ、白ワイン、赤ワインがそれぞれ常にグラスで約3種類用意されているので、色々と試してみたい人には嬉しいでしょう。是非とも体験してみてもらいたいディナーの料理とお酒を紹介します。
ビルカール サルモン ブラン ド ブラン ブリュット グラス 3900円(税・サービス料は別途)
「妥協なき品質追求」「独自の手造り製法」「少量逸品主義」をモットーにするメゾンのシャンパーニュ。コート・ド・ブランの5つのグラン・クリュのシャルドネを使用し、2つの異なるヴィンテージのワインをブレンドしており非常に贅沢です。アーモンドや白桃の香りがして、その後に果実味とブリオッシュのようなニュアンスも感じられます。
タヴァン ブラッディメリー 1800円(税・サービス料は別途)
ニッカウォッカ、柚子胡椒ソースの「ゆずすこ」、ウスターソース、セロリで構成されたブラッディメアリー。ウスターソースの旨味とセロリの鮮烈な香りがバランスよく味わえるカクテルです。甲州 鳥居平今村 キュベ ユカ ブラン グラス 2400円(税・サービス料は別途)
甲州100%の白ワイン。濃いイエローで、貴腐ワインのように華やかな香り。リンゴジャム、シェリーやハチミツなどが香り、複雑な味わいながらも苦味も感じられるので、料理によく合うでしょう。パン
アップルジュースとビネガーを加えたサワーブレッドは、クラムがふんわりとしており、オリジナルのソース2種が添えられています。アーティチョークのソースは白胡麻に似た風味。パプリカ、ビネガー、赤ワインを使ったソースはコクがあります。焼きサザエのブルゴーニュ風 ガーリックハーブバター 1900円(税・サービス料は別途)
季節の一品。ブルゴーニュ風で、サザエを香草パン粉焼きに仕上げられています。ピックが刺されていて、カジュアルに食べられるのがよいでしょう。器の下には黒い石が敷かれており、海をイメージしています。ニース風サラダ 鮪の赤身のシアード インゲン ポテトのコンフィ ブラックオリーブ ウズラの卵 ホワイトアンチョビ ヘーゼルナッツドレッシング 胡麻チュイール 2400円(税・サービス料は別途)
マグロのミキュイ、インゲン、ブラックオリーブ、ウズラの卵、ホワイトアンチョビ、ヘーゼルナッツドレッシング、黒胡麻チュイールといった構成。黒胡麻チュイールは砕いて混ぜるとよいでしょう。ダイスカットされているなどして食べ易いサイズになっているので、食材を自由に組み合わせて食べられます。ベビービーツ オーストラリア産ゴートチーズ 林檎とクレソンのサラダ ラズベリーヴィネグレット 1800円(税・サービス料は別途)
甘味のある赤と黄のベビービーツと、バーナーで炙られた酸味のあるゴートチーズの取り合わせ。リンゴとクレソンが味わいを広げ、ラズベリーヴィネグレットが食後感をさっぱりとさせます。フォアグラテリーヌ ラムレタス 奈良漬け マンゴーピューレ 2500円(税・サービス料は別途)
フォアグラのテリーヌの周りには奈良漬けが巻かれています。日本酒と酒粕に漬け込んだフォアグラはなめらかで、小気味よい食感の奈良漬けとよいコントラスト。フォアグラと奈良漬け、マンゴーソースと奈良漬けの組み合わせは、他では体験できないでしょう。マーシュ、紅芯大根、パンデピスが添えられています。ロブスタービスク ロブスターのポーチ ルイユソース 2600円(税・サービス料は別途)
リニューアル前から存在する一品ですが、内容もプレゼンテーションも新しくなっています。以前よりもサラサラしており、ビスクとしては軽い味わいとなっています。器には最初パースニットのピューレとロブスターが載せられており、鰹出汁で作ったロブスタービスクを目の前で注いでもらえます。サフラン入りのルイユが添えられているので、好みで加えましょう。
皇帝の海老 グラモラータクラスト マイクロハーブサラダ レモン (1尾) 5900円(税・サービス料は別途)
2尾(9900円、税・サービス料は別途)でも注文可能。皇帝の海老はオーバルプレートを専有するほどの大きさで圧巻。半身にカットし、身に香草パン粉をまぶして、しっかり焼いています。噛み応えがあって、肉にも負けないような力強い味で、トッピングされたマイクロハーブで爽やかに。ハーフカットされたレモンはナプキンに包まれており、手が汚れないようにと配慮されています。スノーエイジング 北海道産 シャトーブリアン F1 400g 18000円(税・サービス料は別途)
2人用のたっぷりのボリューム。希少な部位である国産牛のシャトーブリアンを新潟県の雪室で熟成させ、旨味をしっかりと深めています。肉は非常に柔らかく、しっとりしているので、噛みしめる度に旨味が広がるでしょう。周りにはチャイブやイタリアンパセリをまぶせられており、心地よい香味。雪室熟成したシャトーブリアンなど、他ではめったに食べられません。ガルニチュールは輪切りしたニンニクのグリルとマイクロハーブ。ソースはサルサヴェルデ、セップ茸ソース、赤ワインとエシャロットのバター、ホイップホースラディッシュクリーム、ピカリリーレリッシュの5種類で、好きなものを選べます。どれもオリジナルソースでグリルした肉との相性は抜群です。
スノーエイジング ガーリックマッシュポテト 1100円(税・サービス料は別途)
3ヶ月間も雪室熟成させた男爵芋をマッシュポテトに。甘味が強くなっており、ジャガイモが持つ、ふくよかな食味もより豊かになっています。しっかりと温められた鉄製のトレイに載せられているので、時間が経っても冷めずにおいしく食べられるでしょう。ボンブアラスカ マンゴー ストロベリークーリ 1400円(税・サービス料は別途)
メレンゲの中には、バニラ、ストロベリー、チョコレートと3種類のアイスクリームが包み込められています。メレンゲとアイスクリームは甘いですが、ストロベリークーリの酸味でちょうどよいバランスに仕上がっています。ラムババ デコポン シャンティークリーム 1400円(税・サービス料は別途)
ババにはラムが吹きかけられており、品のよいラム酒風味。ラム酒は軽いので、お酒が苦手な人もおいしく食べられるでしょう。デコポンが爽やかで、シャンティクリームの口当たりがよいです。■ザ タヴァン グリル&ラウンジ
住所:東京都港区虎ノ門1-23-4 アンダーズ 東京 51F
TEL:03-6830-1234
営業時間:朝食 6:30~11:00
ランチ 11:30~15:30
ディナー 18:00~22:30
ウィークエンドブランチ 11:30~13:00、13:30~15:30
ラウンジ 10:30~23:30
アフタヌーンティー 平日 14:00~17:00、土日祝 13:00~15:00、15:30~17:30
定休日:なし
アクセス:「虎ノ門駅」1番出口から徒歩5分
地図:Yahoo!地図情報
URL:https://www.andaztokyo.jp/restaurants/jp/thetavern-grill-lounge/
※データは記事公開時点での内容です