最新のウエストマーク術をキャッチ
ベルトやリボンを巻く「ウエストマーク」が盛り上がってきました。フェミニン感を印象づけるトレンドが勢いづいていることを追い風に、ウエストを強調するシルエットが人気を得ています。気張りすぎない「エフォートレス」なウエストマークは今のおしゃれ気分にもマッチ。大人女性に人気のブランド「ADORE(アドーア)」からピックアップした、5つのルックを参考に、最新のウエストマーク術をキャッチしていきましょう。
ワンピースに縦落ち感をプラス
一般的なウエストマークは、服の地色とは異なる、割と目立つ色のベルトを巻いて、腰に視線を集めます。ところが、服と同じ素材の「共布」や、似通った色味のニアリーベルトを使うと、全体が穏やかに落ちついて映ります。
上手な巻き方のポイントは「垂らし」にあります。あえて長めのベルトをチョイス。締めて余った端を長く垂らせば、縦落ち感が際立ちます。垂らした部分が視線を垂直方向に引き込んでくれるので、自然なスレンダー感を引き出せます。
リネン系生地で仕立てたワンピースはベルトでしっかり締めると、程よいしわやドレープが生まれ、自然体のムードを醸し出すことができます。
ハイウエストで脚長に、お腹周りもカバー
ベルトマークはウエストの細感を押し出せる点で、薄着になっていく春から夏にかけて重宝します。華奢なイメージを、さらに強調するうえでは、ハイウエストが効果的です。
ベルトを巻いた部分より上にハイウエストがのぞくと、ほっそり感が強まります。しかも、たっぷりとハイウエストにしわを寄せた「ペーパーバッグ・ウエスト」のタイプは、ウエストで着余ったように見えるおかげで、うれしい細腰ルックに。
トップスとスカートで質感や色・柄をずらすと、自然にウエストマークの効果がアップ。リブジャージーのトップスに、チェック柄のスカートを合わせたコーディネートでは、トップスのとろみと落ち感が効いて、縦長に見えています。ハイウエストはお腹周りも上手にカムフラージュしてくれます。
「スカーフ巻き」でウエスト周りに華やぎ
レザーや布のベルト以外でも、ウエストマークを試せます。たとえば、たっぷりしたスカーフやストールも腰に巻くアレンジが可能。スカーフやストールはもともとボリュームがあるので、ウエストに起伏を出せます。その分、ウエストが実際よりも細く映るおまけ付き。大判タイプは端を長く垂らして、流れ落ちるシルエットのイメージを濃くできます。
スカーフを最初からドッキングさせてあるスカートも登場。ウエストの赤いベルトとスカーフは取り外しができるので、表情を変えて着回せます。スカーフプリントが生きて、レディーライクな着映えに。プレーンなタイトスカートに揺らめきが加わり、余裕や大人っぽさもまとえそうです。
フィット&フレアのX字シルエットに
世界的にレトロな装いが復活しています。古風なウエストマークと言えば、代表格はコルセット。昔そのままのコルセットは窮屈なうえ、目立ちすぎますが、コルセットのような太幅ベルトなら、締めつけられないのに加え、レディーライクな着映えに誘ってくれます。
ストライプ柄のトップスは、さらにシャープな印象を添えています。コルセット風ベルトは正面のリボン結びがエレガンスを薫らせます。ウエストでキュッと絞って、裾に向かって広がる「フィット&フレア」の美しいシルエットが優美な起伏を描き出しました。
黒ベルトでタイトに引き締め
硬いレザーのベルトに比べ、やわらかい布のベルトは着姿にうまく溶け込んでくれます。二重巻きにできれば、結び目で動きを出せるのに加え、細感も際立ちます。
モノトーンのチェック柄ワンピースは、チェック柄の線をジャカード織りにして、柄の凹凸をはっきりさせました。ワンピースの下にワイドパンツをはいて、縦に細長い「ロング&リーン」のシルエットを生み出しています。
着姿を引き締めているのは、ウエストに巻いた黒のベルト。ワンピースの上から巻いて、端を無造作っぽく垂らし、装いにメリハリをつけています。
手軽に細感をまとうテクニック 「ADORE」の新提案
「憧れる、慕う」といった意味を持つ英語の「ADORE」。その名前にふさわしく、ワンランク上の満足感を提案してほしい女性のためのラグジュアリークロージングを提案。トレンドを押さえつつもエレガントで華やかでワードローブに仕上げています。ウエストマークを効かせるのは手軽に細感をまとうテクニックです。巻くのに使うレザーベルト、共布、リボン、スカーフなどはそれぞれに雰囲気が異なります。その日の予定や気分に合わせて使い分けて、春夏ルックに適度なサプライスを仕掛けてみてはいかがでしょう。
【画像協力】
ADORE
https://www.adore2005.com/
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