グランドニッコー東京 台場に「鉄板焼 浜木綿(はまゆう)」がリニューアルオープン
2018年4月1日、グランドニッコー東京 台場に「鉄板焼 浜木綿」がリニューアルオープンしました。2018年2月13日からリニューアル工事のため一旦休業していましたが、2ヶ月近くの大改装を経て、新しく生まれ変わりました。モダンながらもシックなデザイン
モダンながらもシックなデザインとなっており、高級感を感じながらも落ち着きのある空間となっています。多くの人に知られているので店名はそのまま残しつつ、ロゴは新しくし、内装だけではなく鉄板までリノベーションしました。鉄板はガスからIHになり、脂がはねにくくなりました。以前よりも2センチ程度高くなったので、焼き手の技術をより間近に見ることができるようになり、迫力も増しています。
より夜景を楽しめるように
最上階30階、地上100メートルから東京ベイを一望できるのは以前と変わりません。これだけの高層階から東京の高層ビル群を一望できる鉄板焼は他にあまりないでしょう。以前よりも灯りを暗くし、客が身に着けるエプロンは紺(昼は白、夜は紺)、コックコートが黒になったことにより、夜景がよりはっきりと見えるようになりました。店内は暗くなりましたが、テーブルの上に新しく照明を設置したので、手元が明るくなり、食べるのに不便はありません。
使い易くなった個室
4~8人で利用できるプライベート空間「Chef’s Table」が新しく設けられました。鉄板焼では横並びとなるカウンター席が普通ですが、4人と4人が向かい合う形のテーブルとなっています。そのため、同席者と顔を見合わせて会話を楽しむことができるのです。スタッフが改めて構築
シェフは2017年3月に就任した川上健朗氏、支配人 シェフソムリエは似内利徳氏です。今回のリニューアルではスタッフが改めて様々なことを考案しました。独自のルートを開拓して、神戸ビーフのサーロインとフィレを安定して提供できるようにしたり、川上氏が千葉県八街に視察へ行って野菜を探したり、似内氏が収穫の手伝いから関わったプライベートワインを作り上げたりしました。テーブルウェアも全て新しくなり、岐阜の美濃焼などの陶器も使用しています。全く新しく生まれ変わった「鉄板焼 浜木綿」で特に体験していただきたいのはディナーコース「楓」(18000円、税・サービス料は別途)。季節によって内容が変わる、川上氏の自慢の料理を食べられます。
「楓」コースとお勧めしたいドリンクを詳しく紹介しましょう。
プライベートワインプロジェクト “東京深川ワイナリー” 山形 安孫子シャルドネ2017
本数限定でステンレス醸造(1200円、税・サービス料は別途)と樽熟成(1500円、税・サービス料は別途)が用意されています。同じシャルドネでも、果実感があって華やかな前者、スモーキーな香りのある後者と全く性格が異なります。似内氏を始めとしてサービススタッフがワイナリーまで赴いて作業し、エチケットもデザインしました。醸し人九平次 山田錦50 純米大吟醸 2017
「醸し人九平次」は愛知県名古屋市にある酒造会社「萬乗醸造」の代表銘柄で、世界中で評価されています。冷やでいただくと、甘味がありながらもキリッと冴えて肉にもよく合います。アミューズ
日替わりのアミューズに和風出汁のフランです。トサカノリ、ホタルイカ、肝醤油を合わせており、お酒ともよく合います。神戸牛モモ肉のコンフィ 筍とモリーユ茸
神戸ビーフのもも肉を60度でコンフィし、木の芽を加えたパン粉をまぶして、さらに鉄板で表面を焼くので、とても香ばしいです。新タマネギ、スナップエンドウ、タケノコ、フランスの高級食材であるモリーユ茸など、旬の野菜で季節感を演出。醤油、オリーブオイル、ワサビを加えた木の芽のソースが味わい豊かです。
蛤 メバル ホワイトアスパラガスのカルタファタ包み
230度まで耐熱性のあるカルタファタで包み、旨味を閉じ込めています。包まれているのはハマグリ、メバル、ワイルドライス、サフラン、グリーンピース、タケノコ、アサリの出汁と、様々な食材が使われています。メバルの心臓、マヨネーズ、ニンニクのソースはハマグリの殻の上に載せて提供。途中で加えて味を変えると、より楽しめるでしょう。
季節の焼野菜
川上氏が視察にまで訪れた千葉県八街の野菜が中心。レンコンの芽、丸ズッキーニ、小松菜の菜花は味が濃厚です。北海道産のナガイモもシャキシャキとしてよい食感。墨をイメージしたコシノジュンコの薄いスタイリッシュなプレートの上で、野菜がよりおいしく映えます。
黒毛和牛サーロイン120gまたはフィレ80g
メインの肉は、黒毛和牛サーロイン120gかフィレ80gから選べるほか、神戸ビーフのサーロイン120gまたは神戸ビーフのフィレ80g(+9000円、税・サービス料は別途)にアップグレードできます。複数人で訪れた場合には、それぞれの肉をシェアして食べることもできます。写真は、左が神戸ビーフのサーロイン、右が宮城県の黒毛和牛のサーロイン。半分ずつシェアしたポーションです。神戸ビーフのサーロインはフィレのように柔らかく、宮城県の黒毛和牛は脂がしっとりと感じられます。
コンディメント類は、伝統の完熟トマトのソース、キリバス共和国・クリスマス島の自然の塩。ホースラディッシュ、たまり醤油。好みで合わせるとよいでしょう。
白飯 またはシラスのガーリックライス、椀物、香の物
ガーリックライスは季節で変わります。取材時は、神奈川県湘南のシラスが載せられていました。リニューアル前からの定番で、卵が加えられているので食べ易い味となっており、大葉と胡麻が香ばしいです。デザート
レインボーブリッジを一望できるカウンター席へ転卓します。コースによりますが、「楓」ではデザートワゴンから好きなだけ選べます。内容は日によって変わり、この日はフランボワーズのソルベ、ヘーゼルナッツのシフォンケーキ、パンナコッタ、伝統のベイクドチーズケーキ、ムース オ ショコラ。3種のグラスは、スダチ、イチゴのゼリー、フルーツコンポート。ベリーソースとナッツを添えてもらえます。
コーヒーまたは紅茶も付いているので最後にゆっくりと寛ぐことができるでしょう。
■鉄板焼 浜木綿
住所:東京都港区台場2-6-1 グランドニッコー東京 台場 30F
TEL:03-5500-6606
営業時間:11:30~14:30(L.O.)、17:30~21:00(L.O.)
定休日:なし
アクセス:「台場」駅から直結
地図:Yahoo!地図情報
URL:http://www.tokyo.grand-nikko.com/
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