散歩

桜新町周辺で御朱印をもらい、桜鑑賞もしつつ豪徳寺へ

桜新町周辺なら、遅咲きの桜、八重桜と御衣黄があるので4月以降のお花見にもおすすめ。桜新宮では桜の季節限定の御朱印もいただけます。今回は、桜新町周辺を御朱印集めや桜鑑賞をしつつ、豪徳寺まで歩きます。

増田 剛己

執筆者:増田 剛己

散歩ガイド

桜新町の桜神宮に御朱印をいただきに訪ねる

桜新町周辺の桜は、見ごろはの月上旬から4月下旬まで八重桜が楽しめる

桜新町駅の通りは八重桜が植えられている

お花見というと、都内ではいくつか人気のスポットがあるけれど、2018年は桜新町がおすすめ。今年は開花が例年よりも早く3月24日(土)には満開を迎えるそうだ。うっかりしているとお花見に行きそびれ、気がつけばソメイヨシノは散っていたっていう人に最適なのが桜新町。遅咲きの八重桜や御衣黄(ギョイコウ)が植えられており、4月でも十分桜を楽しめる。それに、駅から近くに桜神宮があり御朱印もいただけるのだ。

うかがったのは3月19日でまだまだ八重桜はつぼみ。というわけで、駅から歩いてすぐの桜神宮へお参り。
桜新町駅の北口から歩いて2分の桜神宮へ御朱印をいただきに

桜神宮 東京都世田谷区新町3-21-3

桜神宮の境内のソメイヨシノはまだつぼみ。奥の河津桜は見ごろ。こんなに美しく咲いていた。
桜神宮の桜は1月の終わりごろから咲き始め1か月を経て満開になる

河津桜は静岡県賀茂郡河津町発祥の桜

本殿と社務所の間にある河津桜は、えんむすびの木となっている。花帯は社務所でいただける。初穂料500円。願意を書いて木に結ぶ。
桜神宮では花帯は社務所でいただける。初穂料は500円。

えんむすびの木には多くの花帯が結ばれていた

結びつけられた花帯が美しく風に揺れていた。
 
夜はライトアップされている桜神宮の河津桜

御朱印をいただいたM美さん

桜神宮では期間限定の桜をモチーフにした御朱印が頒布されている。期間4月30日までだ。受付時間は9:00-17:00。初穂料は300円。
桜の花びらが美しい

4月30日までの限定御朱印

■桜神宮
東京都世田谷区新町3-21-3
TEL:03-3429-0869(受付時間:9:00~17:00)

 

桜が見えるテラスでランチ

御朱印をいただいたらお腹がすいた。ランチをいただこう。サザエさん通りには、サザエさん一家の銅像がある。4箇所12体の銅像があるそうだ。
桜新町周辺のサザエさん通り

サザエさんの町だけあって、サザエさんでおなじみのキャラクターたちの銅像がたくさんある

この銅像の前にあるのが、「カフェ ラ・ボエム 桜新町」。ランチはいろいろなセットメニューがあるようだ。テラス席があるので、こちらでいただくことに。
桜の見えるテラスでランチ

カフェ ラ・ボエム 桜新町 東京都世田谷区桜新町2-9-2 1F

パスタやピザなどメニューは豊富

メインにサラダやデザートなどがつくセットが用意されている

僕もM美さんもサラダ、バゲット、スープ、ドリンクのついたAセットを選択。
M美さんのメインはマルゲリータ。
チーズがおいしい!

マルゲリータ 1000円

僕はのメインはボロネーゼを注文! チーズはストップというまでどんどん削ってくれる。うれしいね。
お肉たっぷりで満足!

ボロネーゼ 850円

飲み物は、自家製レモンチェロソーダ。アルコールなんだそうだ。これ、おいしかったぁ。
甘くて酸っぱい魅惑的な味!

ドリンクは自家製レモンチェロソーダ

この席からは桜もよく見える。予約も受け付けているということなので、八重桜が咲いている時期に予約を入れてみるのもいいかもしれない。今の時期はこの席から見えるのはこの花。
桜が咲くまではこちらのお花を観賞

サザエさんお顔をかたどった花

■カフェ ラ・ボエム 桜新町
東京都世田谷区桜新町2-9-2 1F
11:00~26:00
(ラストオーダー Food 25:30/Drink 25:30)
ランチ 11:00~15:00
予約・問い合わせ(03)5426-0922
 

桜新町から松陰神社前に行き、チャイをいただく

新町をあとにして、住宅街を歩いて松陰神社方向へ。いろいろな家や庭を見て歩くのも楽しい。と、松陰神社前駅近くで「チャイ」の文字が出ているカフェを発見。入ってみた。
桜新町周辺のチャイ

かしや 東京都東京都世田谷区若林4-26-9

かき氷のお店なんだそうだが、温かい飲み物も提供している。その代表がチャイ。アッサムティーにシナモン、グローブ、カルダモンなどのスパイスが入っている。これがけっこう美味しかった。
シナモン、グローブ、カルダモンがはいっている

チャイ アッサムティ―とスパイスをじっくり煮出したミルクティ

■かしや
東京都東京都世田谷区若林4-26-9
11:00~18:00
不定休

松陰神社へ向かおう。NHKの大河ドラマ『西郷どん』が描いている幕末に活躍した吉田松陰が祀られている神社だ。
吉田松陰を祀った神社

松陰神社 世田谷区若林4-35-1

吉田松陰は高杉晋作や伊藤博文などの人材を育てた。のちに吉田松陰の長州藩と西郷どんの薩摩藩は同盟を結び、幕府と戦うことになる。

境内には吉田松陰が山口県の萩に開いた松下村塾を模した建物があった。

社務所は残念ながらお休みで、御朱印はいただけなかった。
 

豪徳寺で招き猫に会い、御朱印をいただく

再び住宅街などを歩いて、豪徳寺を目指す。
枝垂桜はソメイヨシノよりも1週間ほど早く満開になる

烏山緑道にあったシダレザクラ

住宅街では、いくつかのハクモクレンを見かけた。
梅が丘の住宅の庭にあったハクモクレン

ハクモクレンが美しく咲いていた

ほどなく、豪徳寺に到着。ここは井伊家の菩提寺で井伊直弼の墓もある。井伊直弼は『西郷どん』が描く幕末に起こった桜田門外の変で暗殺された江戸幕府の大老だった。
豪徳寺の拝観時間は6:00~18:00(寺務所受付は9:00~16:30)

豪徳寺 東京都世田谷区豪徳寺2-24-7

諸説あるが、豪徳寺は招き猫発祥のお寺だそうだ。彦根藩の二代目当主の井伊直孝が鷹狩に出た帰り、門前にいた猫に招き入れられるように寺へ入った。すると、激しく雨が降り、それを逃れるとともに和尚の講話を聞くことができた。その縁からこの寺が井伊家の菩提寺となった。
豪徳寺は招き猫発祥の地

豪徳寺境内にある三重塔

よく見ないとわからないのだが、木組みのところに招き猫がいる。
片手をあげて招き入れているようだ

一層と二層の間にいる招き猫

さらによく見れば、その上にも招き猫がいた。
なんだかかわいらしい

さらにもう一匹いた招き猫

しかし、招き猫はこんなものではなかった。
境内には、もっとたくさんの招き猫がいた。
願いのかなった人が返納にした招き猫

うわぁ、ものすごい数の招き猫

こ、これはどういうことかとM美さんに聞けば、「招き猫に願をかけて持ち帰った人が願いがかなったので、返納したものなんですよ」とのこと。おお、これだけ多くの願いがかなったのか。
招き猫の絵もかわいい

御朱印をいただいたM美さん

御朱印はこちら。なんだか重々しさがある。
豪徳寺の御朱印

豪徳寺の御朱印 300円

さらに招き猫を購入してみた。いろいろな大きさのものがあったが、今回は一番小さな招き猫。
御朱印帳と比べてもこの小ささ。なんともかわいい

豆招き猫 300円。親指の爪ほどの大きさ

いやぁ、けっこう歩いたけど、楽しい散歩だった。というわけで、世田谷線の宮の坂駅へ向かった。

▼今回のルートはこちら


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