小樽のお土産、駅なかマートの達人店長おすすめ10選!
運河ありエキゾチックな石づくりの建物あり、また新鮮な魚介類やお寿司に海鮮丼、スイーツに和菓子も美味しいという港町・小樽。ここは見所、遊び所、食べ所がたくさんありますが、さてお土産を買うとなるとたくさんあり過ぎて迷ってしまいます。特に「どこにでもあるありきたりの観光土産は敬遠し、地元小樽にしかない珍しいものを」という事になると、これはもう観光客にとっては至難の業。そこで今回は小樽駅構内にある地域ブランドショップ「駅なかマート タルシェ」を訪ねました。
小樽駅の地域ブランドショップ・タルシェ
笑顔で迎えてくれる小樽土産の達人・敦賀店長さん
これら地元こだわりの商品群を日々見つめ、愛し、管理をされている「小樽みやげの達人」とも言える店長・敦賀さんがおすすめする小樽のお土産ベスト10プラスワンを紹介します。
<目次>
1:小樽甘酒トリュフ
小樽で老舗の和菓子屋・六美と酒蔵・田中酒造がコラボで開発した、珍しい和風チョコレート「小樽甘酒トリュフ」。チョコと酒麹の新鮮な風味、小樽甘酒トリュフ
柔らかなトリュフをひと噛みすると甘酒の香りが口中にほんのりと広がり、ビター味のココアとミルキーなホワイトチョコ、そのどちらも「酒麹の和のテイスト」との相性は抜群。今までにない新鮮な風味を醸し出してくれます。「和」の素材を生かし、「洋」の技法を使って創りだしたこの甘酒トリュフは、和菓子屋と酒蔵という二つの老舗が手を携えて生み出したニュートレンドのおみやげと言えるでしょう。
価格:各種 税込1000円
製造:六美 小樽市緑1丁目2-12 0134-22-2697
2:北海道産 野菜のガレット
札幌の藤女子大学・食物栄養学科と海の町の洋菓子店「ガトーフレール」のコラボで誕生したユニークなお菓子が「北海道産 野菜のガレット」。この商品は大学の研究室と健康食品メーカーが「健康」をキーワードに4年間にわたって研究開発してきたもので、砂糖の代わりに体内で消化・吸収されにくくカロリー自体が控えめな還元麦芽糖を使用しており、おいしさと健康志向を兼ね備えた新しいコンセプトのお菓子として2018年10月に発売以来お店で人気の商品となりました。大学とお菓子屋さんのコラボで生まれたヘルシーな野菜のガレット
ガレットの種類は、じゃがいも、とうもろこし、アスパラガスの三種。使用する野菜、小麦粉、バターは北海道産にこだわり、リッチなバターの風味、サクサクしたガレット生地とほんのり甘みのある野菜の素朴な味わいが絶妙なハーモニーを奏でています。
「産・学」コラボで生まれたこの野菜ガレットは新しい小樽のお土産としてだけでなく、ダイエット志向や健康が気になる方にとって自分用に買い求めておきたいヘルシーフードと言えるでしょう。
価格:各種 1個 税込380円
製造:海の町の洋菓子店 ガトーフレール 小樽市銭函3丁目4-11 0134-62-6446
3:タルジェンヌ 小樽ワイン生クッキー
タルシェが企画し、地元菓子店・六美の協力のもとで小樽ワインを使って作り上げたというオリジナルのご当地クッキーが、その名も可愛い「タルジェンヌ」。まるごとメイド・イン・おたる!タルジェンヌ
ワインと生クッキーの味わいが絶妙なハーモニーを醸し出しています。ちなみにこの箱に描かれているキャラクター、タルシェちゃんも小樽在住の画家がデザインしたとのこと。企画も素材も製造も、そしてパッケージデザインまでもが「まるごとメイド・イン・小樽」というこのタルジェンヌ、これぞまさに究極の小樽土産と言えますよね。
価格:6枚入り 税込821円
製造:六美 小樽市緑1丁目2-12 0134-22-2697
4:正福屋ベビーカステーラ
「え、お祭りの屋台でよく見るベビーカステラって、これが小樽のお土産?」というなかれ。その昔、安くて旨い庶民の味を求めてはるばる神戸までおもむき、そこの有名店からレシピと技法を伝授されて作り出したというこの「正福屋ベビーカステーラ」は、中に餡を入れた「ぱんじゅう」とともに今や小樽市民のおやつ菓子として定着しました。ついつい手が出る昔懐かしい味、ベビーカステーラ
香ばしくもほんのり甘い、シンプルで昔懐かしいその味は後を引き、一つ、また一つとついつい手がでてしまいます。お手軽なみやげとしてタルシェで買うも良し、また小樽駅前通にある本店で出来たてを求め、アツアツのベビーカステラを頬張りながら小樽の町をそぞろ歩くというのも、旅の楽しみかも知れませんね。
価格:税込380円
製造:正福屋 小樽市稲穂2丁目9-12 0134-26-6910
5:小樽産子持ちにしん群来(くき)巻
小樽名物は数々あれど、やはりニシンを抜きには語れません。「ソーラン節」にも歌われているように今でも春になるとニシンの大群が岸に押し寄せ、産卵で海が乳白色になる群来(くき)という現象が確認されるとか。そんな小樽産のニシンをまるごと昆布巻きにし、特製のタレで煮込んで作ったのが「小樽産子持ちにしん群来(くき)巻」。まるごとニシンのお腹には数の子も!
骨まで軟らかく煮込んであり、ニシンの身や昆布もとろとろ。さらにお腹にはその卵、数の子まで入っているという贅沢さは、ニシンの産地・小樽ならではと言えましょう。なおこの商品は味やネーミングが評価され、2010年の後志水産加工品ブランド品評会で最優秀賞を受賞しました。
価格:税込648円
製造:小樽かね丁鍛治 小樽市長橋5丁目2−6 0134-25-3500
6:小樽産蟹おこわプレミアムと帆立おこわ
蟹に帆立と言えば北海道海産グルメの代表選手。そんな小樽産の蟹や帆立を道産米で炊き上げた贅沢で風味豊かなご当地おこわが「小樽産蟹おこわプレミアム」と「帆立おこわ」です。カニやホタテの身がのったリッチなおこわ
魚介の出汁でほっこり炊きあげた道産米を甲羅や貝殻の容器に入れ、蟹や帆立の身をのせたリッチなおこわは、電子レンジで2分半解凍するだけでOK。具材から出る海鮮エキスがその風味をさらに引き立て、「凝集された海の幸」を家庭で味わうことができます。なお「小樽蟹おこわプレミアム」は2017年の第2回小樽水産加工グランプリで金賞を受賞しました。
価格:
小樽産蟹おこわプレミアム 税込600円
帆立おこわ 税込448円
製造:カネダ海洋食品 小樽市色内3丁目11-5 0134-25-5010
7:小樽なると屋 若鶏半身揚げ
筆者が初めて小樽を訪れた時、地元の方から「これだけは食べて帰りな」と強力におすすめいただいたのが、「小樽なると屋 若鶏半身揚げ」。ジャンボな鶏の半身を丸ごと素揚げにしてシンプルに塩で味付けしたものですが、「皮はパリパリ中身はジューシー」で、一口食べたその日以来すっかり病みつきになってしまいました。そんな半身揚げの出来たてテイクアウトコーナーがタルシェの中にもあるというのが嬉しいではありませんか!店内にある若鶏半身揚げの出来たてコーナー
揚げたてをそのまま持ち帰るのが一番ですが、遠方のお土産用に冷蔵や冷凍のパックもお店で販売されています。旅の最終日ならアツアツの半身揚げをそのままテイクアウトし、帰りの列車や飛行機の中でビールでも飲みながら、脇目も振らずに鶏の解体作業に集中する…そんなシーンも、楽しい小樽の旅の締めくくりとしてきっと良い思い出になってくれることでしょう。
価格:
テイクアウト 税込980円
冷蔵・冷凍パック 税込1080円
製造:小樽なると屋小樽駅店 小樽市稲穂2丁目22-15 JR小樽駅 タルシェ内 0134-64-5534
8:小樽カレー
小樽の海の幸をふんだんに盛り込み、地元ホテルの料理長が丹精込めて作ったという「小樽カレー」。ゴージャスでリッチなホテルメイドの小樽カレー
別々にパックされたカレーソースとエビ、ホタテ、アサリなどのシーフードが贅沢に入っている具材を暖め、ご飯にかけて一口食べると、びっくり! 殻ごと使った甘えびをベースに道産野菜を煮込み、手間暇かけて仕上げたというカレーソースの深みのあるコクと、控えめながらもパンチの効いたスパイスが奏でる上品で深い味わいが口中に広がり、いつまでもその余韻が残ります。とてもレトルトとは思えないこのゴージャスでリッチなホテルメイドカレー、ぜひともお土産に求めておきたいイチオシの品です。
価格:税込864円
販売:小樽朝里クラッセホテル 小樽市朝里川温泉2丁目676 0134-52-3800
9:純米吟醸酒 小樽美人
全国酒類コンクールや道内加工食品コンクールなどで各種受賞暦を持ち、平成29年には北海道から「北のハイグレード食品S」にも選定されたというスーパーエリートの日本酒「純米吟醸酒 小樽美人」。女性の視点から作り上げた小樽美人
なおこちらの蔵元、田中酒造の「亀甲蔵」ではこの小樽美人や同社の銘酒を試飲できる他、お酒を仕込む過程を展示したギャラリーを無料で見学できます。明治期に建てられた石倉は小樽の歴史的建造物にも指定されており、エキゾチックな港町とはまた違った「小樽の顔」を発見できるかも知れませんよ。
価格:税込1650円
製造:田中酒造 小樽市色内3丁目2-5 0134-23-0390
【田中酒造亀甲蔵】
住所:小樽市信香町2-2 0134-21-2390
営業時間:午前9時~午後6時
見学時間:午前9時~午後5時30分
10:おたる醸造ワイン ナイヤガラ
国産ワイン部門で各種の受賞暦を持ち、今や生産量では純国産ワインメーカーとして国内首位の座を誇るまでに至った北海道ワイン。そのお膝元の小樽に来たとなれば、熱烈なワインマニアでなくてもお土産に一本は欲しいものですよね。さてそのワインですが、白あり赤ありロゼもある、また銘柄も「初しぼり」に「鶴沼」、「匠(たくみ)」の各シリーズやスパークリングと数ある中から「この一本!」として敦賀店長が選んでくれたのが「おたる醸造ワイン ナイヤガラ」。フルーティーな味わいは女性に大人気
非加熱の生詰め製法で造られたこのワインは葡萄の風味がそのまま残るフルーティーな味わいが特徴で、爽やかな飲み口が女性に大人気とのことです。家に帰ってから小樽のグルメを肴におたるワインで旅の思い出に酔いしれる…そんな至福の時間を考えたら、ボトルの重みぐらい何でもないですよね。
価格:税込1120円
製造:北海道ワイン 小樽市朝里川温泉1丁目130 0134-34-2181
【駅なかマート タルシェのDATA】
住所 小樽市稲穂2丁目22-15 JR小樽駅構内 0134-31-1111
営業時間 9:00~20:00
公式サイト http://tarche.jp
プラスワン:小樽オルゴール堂 蒸気時計オルゴール
「小樽のお土産は食品だけではありません。工芸品も人気ですよ」敦賀店長からそんなアドバイスをいただき、タルシェの10選に「プラス1」としてご紹介するのがこちらです。向かった先はタルシェがある小樽駅から南に歩いておよそ2キロ。小樽の観光スポットの一つでもある小樽オルゴール堂です。
観光客で賑わう小樽オルゴール堂
ノスタルジックな石づくりの建物の中は、スタンダードな箱形オルゴールやガラス細工、陶器製に加え、スヌーピーやキティちゃんなど人気キャラクターものなどたくさんのオルゴールがずらりと並んでいます。どれを買ったらいいのか迷ってしまいますが、ここでは建物のイメージシンボルでお店では一番人気という「蒸気時計オルゴール」を選んでみました。
お店で一番人気の蒸気時計オルゴール
価格:税込4180円
【小樽オルゴール堂 本館】
住所 小樽市住吉町4-1
営業時間 9:00~18:00 (7月~9月は、祝前日・金・土曜日のみ19時まで)
電話 0134-22-1108
公式サイト http://www.otaru-orgel.co.jp/j_main.html
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