「アルノー・ラエール 広尾本店」で買いたいケーク類やマカロン、焼き菓子など
「アルノー・ラエール 広尾本店」に並ぶケーク類。左から「ケーク シトロン」(税込1,900円)、「ケーク オランジュ」(税込2,500円)、「ケーク フリュイ」(税込2,500円)、「ケーク キャラメル」(税込2,800円)、「ケーク ジャンドゥージャ」(税込2,800円)
「ケーク オランジュ」「ケーク フリュイ」「ケーク キャラメル」「ケーク ジャンドゥージャ」は、個包装になったカットサイズもあるので、焼き菓子の詰め合わせギフトの中の一品としても重宝します。
「アルノー・ラエール 広尾本店」のマカロン。箱の左から「ヴァニーユ」「マロンカシス」「キャラメル オ ブール サレ」「フランボワーズ ローズ」「ショコラ ノアール」、左上「抹茶 プラリネ」(各1個税込300円)
ブルターニュ地方の伝統菓子として知られる「クイニーアマン」も見逃せません。ブルターニュ産の発酵バターをたっぷり折り込み、外側はカリッとキャラメリゼされ、中はもちっとした食感。ラエール氏にとって、故郷を思い起こさせるヴィエノワズリー。こちらもぜひいただいておきたいですね!
焼き菓子類の中で特にお勧めしたいのが「サブレ・ディアボリック」。これは、皮付きヘーゼルナッツパウダーをたっぷりブレンドして焼き上げた香ばしいサブレの上に、ラム酒で風味づけしたマロンガナッシュをのせ、店名のロゴがプリントされた薄いミルクチョコレートでサンドしたもの。
「ディアボリック」とは“悪魔の”といった意味で、一体なぜ、このような名前がついているのか不思議になりますが、あまりにも美味しくて止まらなくなってしまうから、まるで悪魔のような!という遊び心あるネーミングなのだそう。
「日本人は栗が好きだから、きっと気に入ると思うよ!」とラエール氏も太鼓判を押すスペシャリテ。私もいただいてみて、これは焙じ茶と合いそうとお伝えしたら、茶目っ気たっぷりにウィンクしながら、いいねと応じてくださいました。ぜひお試しを!
しっとりした食感のドゥミセックと呼ばれる焼き菓子は、定番の「フィナンシェ」の他、今回の日本進出にあたり、フランス本店でも販売していなかった品を、日本向けとして新たに増やしたそうです。たとえば「マドレーヌ」や、ピスタチオの生地にチェリーをのせて焼いた「スリーズピスターシュ」、上にピスタチオ・アーモンド・ヘーゼルナッツ・オレンジピールをのせて、まるでチョコレートのマンディアンのように仕上げた「ノワイエ・マンディアン」など。
フールセックと呼ばれる乾いた焼き菓子類は、ブルターニュ地方の伝統菓子「ガレット・ブルトンヌ」や、スパイス入りでカリッとした食感の「スペキュロス」をはじめ、ザクザクした食感が楽しい厚焼きの「パレ ブルトン」、ヴァニーユ・ノワゼット・ショコラの3種が揃うクッキー「ディアマン」などが揃います。筒入りも大小サイズの展開があるので、お試し用の少なめポーションでも、色々な種類を買えるのが嬉しいですね。
長年、日本で店をやりたいという思いをお持ちだったというラエール氏。たまたま、気に入る場所が見つかったことなど、うまくタイミングが合って、念願の路面店をこの地にオープンされることになりました。広尾には、フランス大使館をはじめ各国大使館などが多く、もっと静かな町なのではないかと思っていらしたそうですが、この店を構えた「広尾散歩通り」は、人通りも多く、どこかパリの街角を思わせる、お洒落な雰囲気が漂っていて、ご夫妻ともに気に入っていらっしゃるそうです。
日本での製造責任者を任された石田恒平さんは、「ルレ・デセール」メンバーとしても信頼し合う「エーグルドゥース」寺井則彦シェフのもとで学んだ方。フランスとは同じ食材が手に入らないものでも、出来る限り現地の味に近づけたり、日本人の嗜好などについても意見交換をしながら、日本の店舗に合わせた商品開発を共に進めたりしているそうです。
今後も、パリの最新のトレンドやモードを感じさせながら、広尾の町の人達に愛され、多くの日本人が訪れるパティスリーとして浸透していくことでしょう。
<ショップデータ>
「アルノー・ラエール 広尾本店」Arnaud Larher
東京都渋谷区広尾5-19-9
電話 03-6455-7868
営業時間 10:00-19:00 ※売り切れ次第終了
不定休(2018年1月中は火曜定休)
http://www.arnaudlarher.jp/