ビットコイン/ビットコイン・仮想通貨の最新事情

イーサリアム建ての社債が発行!仮想通貨の金融商品

今、仮想通貨に関連した金融商品が世界のあちこちで生まれようとしています。仮想通貨建ての社債もそのひとつです。ビットコイン関連の金融商品が生まれ始めている状態ですが、実は、他の仮想通貨イーサリアムに関連した商品も出始めています。

田代 昌之

田代 昌之

資産運用 ガイド

1979年生まれ、北海道出身。中央大学文学部史学科日本史学科卒業。新光証券(現みずほ証券)やシティバンクなどを経て金融情報会社に入社。アナリスト業務やコンプライアンス業務、グループの暗号資産交換業者や証券会社の取締役に従事し、2024年よりフリー。ラジオNIKKEIでパーソナリティを務めている。

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仮想通貨に関連した金融商品が世界のあちこちで登場

今、仮想通貨に関連した金融商品が世界のあちこちで生まれようとしています。「欧米で新たな仮想通貨の金融商品が生まれている」では、今注目を集めるアメリカの大手デリバティブ取引所ふたつによるビットコイン先物が、早ければ2017年12月中に提供開始されることをはじめとして、欧米を中心にビットコインETN(指標連動証券)やビットコインETF(上場投資信託)などの商品がすでに取引をされていたり、上場のための申請過程にあることなどをご紹介しました。


ビットコインや仮想通貨関連の金融商品が増えている

ビットコインや仮想通貨関連の金融商品が増えている


ビットコイン関連の金融商品が生まれ始めている状態ですが、実は、他の仮想通貨に関連した商品も出始めています。

第2位の時価総額を持つイーサリアムによる社債が発行

仮想通貨市場でビットコインに次いで第2位の時価総額を持つイーサリアムによる社債が発行されるというニュースが出たことで、イーサリアムは過去最高値を更新しました。このイーサリアムによる社債は世界初の試みで、イギリスのLuxDecoという会社が発行するようです。 NivauraというスタートアップがJPモルガンやムーディーズなどと共同で製作したことが報道されています。

国内でも株式会社フィスコが2017年8月にビットコイン建て社債を試験的に発行していますが、今後も社債だけでなく仮想通貨を利用したさまざまな金融商品が誕生することが予想されます。

仮想通貨専門の取引所に投資をすることは難しそうだし、少しハードルが高いという投資家や、仮想通貨の価格変動が大きいことにリスクを感じてなかなか参加しにくいと感じていた投資家にとって、投資に参加できる窓口が増え、リスクの低減が期待できる仮想通貨関連の金融商品の選択肢が増えることはプラスの要因となり得ます。こうした環境整備が進むことによって、仮想通貨自体の価値が高まるといった効果も期待されることになるでしょう。
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本記事の内容は一般的な情報提供を目的としており、特定の金融商品や投資行動を推奨するものではありません。
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