ジェルの正しい使い方を覚えて、髪型を楽しもう!
ジェルをつけるタイミングとしては、ワックスと同様にドライヤーのあとになります。しかし、使い方が若干変わるので注意しましょう。ちなみに、タオルドライ後の濡れ髪のときにジェルをつけるのがいいと言われていたときもありましたが、それだと根元からの立ち上がりが悪かったり、頭皮が透けやすくなったりするため、しっかり乾かしてからジェルをつけましょうというのが、今のスタンダードになっています。
そもそもジェルとワックスの違いとはなんでしょう。柔らかく仕上がり、再整髪できるのがワックス。パリッと固まりあとになってもいじることができないのがジェルです。ジェルのほうが使い勝手が悪そうなイメージですが、ツヤ感は圧倒的にこちらのほうが高いですし、スプレーがなくても1日中ヘアスタイルをキープできるというメリットがあります。
つまり、ワックスを使うか、ジェルを選ぶかは、やりたいヘアによるということです。ジェルに適した髪型というと、七三スタイルやオールバックといったクラシックなものが代表格。最近ではそういったダンディなヘアが人気ですので、ぜひトライしてみてください。今回は七三ヘアを作っていきながら、ジェルのつけ方を見てきましょう!
ジェルを手のひらに500円玉くらいの量を出す
ワックスは1円玉くらいがベストですが、ジェルはもっと多く500円玉くらいの量を出します。ツヤ感がポイントの整髪剤なので、髪に均等に伸ばさないと輝きにムラができてしまいます。そうなるとキメきれない残念が男にも見られかねませんので気をつけましょう。
ジェルを手のひら、指の間にまでしっかりと伸ばす
手のひら同士を合わせて、指先、指の間など隅々にまで伸ばしてください。これもジェルを髪にまんべんなく伸ばすための必須工程です。
ジェルを前から後ろへ、手グシを使ってつけていく
ワックスをつけるときは後ろからですが、ジェルの場合は逆。前から後ろへ向かってつけていきます。なぜなら、ジェルと相性が良い七三スタイルやオールバックは、前髪に多く整髪剤がついていないと、時間の経過とともに落ちてきてしまうため。従って、手にジェルがたくさんついている最初につけるわけです(髪を乾かすときも前髪をかき上げながらドライしてください)。
つけるときは、髪を頭皮に押しつけるようにベタっとさせるのではなく、7:3の分け目を意識しながら柔らかくかき上げるようになじませていくのがポイントです。分け目はきっちりと7:3でなくて大丈夫です。ジェルをつけていくと自然と分かれてくるので、それをそのまま利用しましょう。
手を横に振って束感を出す
手グシでジェルをつけていったら、今度は手のひらや指で髪をこするようにしながら、左右に手を動かします。そうすると徐々に毛束ができあがり立体感のあるシルエットができていきます。上記2つの動作を2~3回繰り返し、最後に毛流れを整えたり、指でつまんで束感を調整していけば、ナチュラルな七三スタイルの完成です!あとはジェルが固まるのを待つのみです。
いかがでしょうか?これを機にジェルスタイルにも挑戦してみてください。ただし、1つ注意点があります。ジェルをつけたあとに、ゆっくりスタイリングしていると髪が途中で固まってくることがあります。速乾性の強いものであればなおさらです。ジェルをつけたら、慌てることはありませんが、スピーディにスタイリングをしましょう。
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