株式戦略マル秘レポート/横山利香の「儲かる株価チャートの法則」

2万4,000円に!上昇続く日経平均はこれからどう動く?

日経平均株価が節目の2万4000円を突破しました。これからまだ上がるのでしょうか?それとも下がるのでしょうか?今後の動きを考えてみました。

横山 利香

執筆者:横山 利香

投資をはじめてみようガイド

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日経平均の今後の動きは?

日経平均株価は2018年1月以降も好調です。1月18日には一時2万4,000円台に、23日には2万4,129円まで上昇し、高値を更新する好調な状況が続いています。株式市場はいつまで好調なのか、株価はもっと上昇するのか、気になっている人も多いことでしょう。そこで、代表的な株価指数である日経平均株価の今後の動きについて考えてみました。

日経平均の現状を確認する

まずは日経平均株価の2017年7月以降のチャートを見てみましょう。

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日経平均株価チャート。会社四季報オンラインより


株価は2017年9月から上昇を始め、年末にはあっという間に2万2,000円台まで上昇したことがわかりますね。右上の丸印の部分が、2万4,000円を超えて株価が上昇した時です。

窓とは

次に、違った視点から日経平均株価のチャートを見てみましょう。三つ連続して丸印をつけました。
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日経平均株価チャート。会社四季報オンラインより


前日の株価に対して買いが殺到して取引が成立せず、前日よりも高い株価で取引が成立することはよくあります。その場合には、株価と株価の間に隙間のような空間が生じます。この空間のことを「窓(空・くう)」と言い、チャートにつけた三つの丸印のところです。

日経平均株価のチャートにつけた丸印は、買いが殺到した場合です。たとえば、好決算を発表した場合には買い注文が殺到して、窓を開けて(ギャップアップ)株価が寄り付くことはよくあることです。

窓が空く場合は買いの時だけでなく、売りの時にも発生します。反対に、たとえば業績の下方修正を行った場合には、売り注文が殺到して取引が成立しない場合があります。

一般的に、株価は窓に吸い寄せられるように動くと言われています。株価の下に窓が開いた場合には、その窓に吸い寄せられるように株価は下に動き、株価の上に窓が空いた場合には、株価は上の窓に吸い寄せられるように動きます。そして、窓を株価が埋めるか否かで、株価の力強さを知ることができます。

代表的な窓のチャートパターンとしては、三つの窓を空ける(三空)と、勢いの力強さを確認できると言われています。

今後の動きをチャートで考えてみよう

日経平均株価は2017年大納会以降、株価上昇の過程で三つの窓を空けていることがわかります。

三つの窓のうち一番高いところにある窓はすでに埋められています。埋められていない窓は残り二つです。窓を埋めるとなると株価が下落すると考えられますが、すべての窓が埋められるわけではなく、埋められない窓もあります。必ず埋めるという思い込みは禁物です。

株価は上昇すれば下落し、下落すれば上昇することを繰り返しています。節目となる2万4,000円を達成したことを考えると、いったん調整に転じてもおかしくはないかもしれません。

現時点では、米国の株式市場が堅調ですが、ドル円市場ではドル売り円買いが進行しています。ファンダメンタル的には上昇か下落かは五分五分。きっかけ待ちというところでしょうか。

いつ何時不測の事態が発生して、株価が下落するかは誰にもわかりません。不測の事態が発生した際に、「こうなったら手仕舞おう」などという風なマイルールをあらかじめて決めておくことが大事です。ちなみに、私はトレンドフォロー戦略でトレンド転換を重視しています。

自分の売買ルールを決めることができれば、ちょっとした時間でチャートを分析できるようになります。誰しも自分の都合のいいように考えがちなので、チャートを利用することは大切です。利益をコツコツと積み重ねて、ぶれない投資を貫くことが大切です。

※投資の判断につきましては、ご自身の責任でお願いします。

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