一人旅

徳島の最新グルメ旅!ご当地名物や海鮮を食べ尽くす

徳島は海の幸をはじめ、いろいろな名物・ご当地グルメを味わうことができます。鳴門金時のスイーツや海賊料理、新たなスタイルの徳島ラーメンやご当地バーガー、「藍」を使ったスイーツなどもあります。徳島ならではの最新グルメが味わえる旅プランをご紹介します。

シカマ アキ

執筆者:シカマ アキ

飛行機の旅ガイド

徳島ならではの郷土料理、新たなご当地グルメも続々

徳島,ウミガメバーガー,odori

徳島県南部で人気の産直レストラン『odori』のウミガメバーガーの「赤カメ」(左)と「青カメ」。売上の一部は日和佐うみがめ博物館カレッタに寄付されます。

徳島といえば、新鮮な海の幸をはじめ、さまざまなご当地グルメを味わうことができます。名物の鳴門金時を使ったスイーツや旬の魚で味わう海賊料理、さらに近年、新たなスタイルの徳島ラーメンやご当地バーガー、「藍」を使ったスイーツなども登場しています。変わり種ではホテルの宿泊者限定で漁港での入札体験も。

定番にとどまらない、徳島ならではの最新グルメが味わえる旅プランをご紹介します。


インパクト大! 阿波尾鶏と海部野菜の「ウミガメバーガー」


徳島,ウミガメバーガー,odori

2017年7月にデビューした、ウミガメバーガーの「黒カメ」は、味やボリュームはもちろん、インスタジェニックなご当地ハンバーガーで人気急上昇中。

徳島県南部・美波町のレストラン『odori』は2015年オープン。徳島県産のブランド地鶏“阿波尾鶏”、希少な地場産“海部野菜”などが味わえるグルメスポットとして地元を中心に人気です。美波町はウミガメが来る町としても知られています。

看板商品の「ウミガメバーガー」は、ウミガメの甲羅をイメージしたデニッシュ生地のバンズを使ったご当地バーガー。阿波尾鶏のハンバーグと地元農家が手掛けた海部野菜をはさんだジューシーな味わいの「赤カメ」、チキンカツと海部野菜であっさり味の「青カメ」、そして2017年7月20日(ハンバーガーの日)に登場した「黒カメ」は阿波尾鶏の照り焼き風ハンバーグと阿波尾鶏の卵を使った目玉焼きに加えて海部野菜をはさんでいます。

特に、黒カメは竹炭を混ぜたバンズで、見た目も味もインパクト抜群。直径12cm、重量約250gでボリュームもあります。ウミガメバーガーは各1200円(季節野菜のサラダ、ポテト、ドリンク付き)

<DATA>
阿波尾鶏と海部野菜の食べられるお店odori
■所在地:徳島県美波町山河内なか2-1
■アクセス:徳島ICより車で約60分
■営業時間:11:00~17:00、金~日は11:00~20:00
■定休日:木曜日
■TEL:0884-70-1217
https://odori.kitchen/


居酒屋から生まれた新・徳島ラーメン「鯛塩ラーメン」


徳島,鯛塩ラーメン,堂の浦

新しい徳島ラーメンとして話題の「鯛塩ラーメン」。あっさり塩味はやみつきになる美味しさでリピーターも多いです。

徳島ラーメンといえば、昔ながらの中華そばやこってりしたラーメンのイメージ。その中で、徳島市を中心に「お酒を飲んだあとは絶対にここ!」とすすめられるのが『堂の浦 駅前店』「鯛塩ラーメン」(600円)です。

鯛塩ラーメンが生まれたキッカケは、深夜24時からオープンする居酒屋『堂の浦 栄町本店』で提供されていた、知る人ぞ知るメニューだったのが、あまりの人気で徳島駅前に出店したことです。

徳島,鯛塩ラーメン,堂の浦

『堂の浦 駅前店』の店内。カウンター席とテーブル席があり、営業時間中は客足がずっと途切れない人気ぶりです。

麺はストレートの細麺、スープは鯛でとった出汁で、麺の上にパリッと揚げた鯛の皮がのっていて、女性も食べやすいあっさり塩味。替飯を注文して残りのラーメン汁で雑炊風に食べることもできます。ウニや生卵などが入った「雲丹ラーメン」(800円)も人気です。

<DATA>
堂の浦 駅前店
■所在地:徳島市寺島本町西1-45-1
■アクセス:JR徳島駅から徒歩3分
■営業時間:12:00~14:00(売り切れ次第終了)、18:00~23:00
■定休日:なし
■TEL:088-652-5112


フレンチシェフによる「鳴門金時ぜんざい」と「阿波金時豚」グルメ


徳島,ナルトベース

徳島県鳴門市の地産地消スポット『THE NARUTO BASE』。レストラン、直売所、工房があり、徳島の食の魅力をここから発信しています。

徳島の食を国内そして世界に発信する拠点として2016年12月にオープンした『THE NARUTO BASE』。店内には、レストラン、直売所、工房があり、徳島県内100社以上の生産者が携わっています。

徳島,鳴門金時ぜんざい

徳島のご当地スイーツとして誕生した「鳴門金時ぜんざい」。地元産の鳴門金特や鳴門の塩、和三盆など徳島の味がぜんざいで楽しめる逸品です。

2017年秋に新登場した「鳴門金時ぜんざい」(580円)は、鳴門名産の鳴門金時芋を使った “徳島スイーツ”。徳島県西部産の和三盆を使ってていねいに焼き上げた小豆のぜんざいに、和三盆の蜜に漬け込んだ鳴門金時がのっています。豆腐を練り込んだ団子、なんとエスプレッソも隠し味で使われ、鳴門の塩をひとつまみ入れるとさらに美味しさが引き立ちます。

徳島,阿波金時豚,ナルトベース

『THE NARUTO BASE』のレストランでは「阿波金時豚」を使った料理もリーズナブルな価格で楽しめます。

また、鳴門金時を食べて育った徳島のブランド豚「阿波金時豚」を使ったハンバーグや低温ローストなども人気。店内の地産地消レストラン「FARM to TABLE」では、40年にわたってフレンチシェフとして腕をふるってきた料理長による創作料理がすべてリーズナブルな価格で味わうことができます。

<DATA>
THE NARUTO BASE
■所在地:徳島県鳴門市撫養町黒崎松島125
■アクセス:鳴門ICから車で約6分
■営業時間:11:00~23:00(最終入店22:00)
■定休日:不定休
■TEL:088-602-8882
http://www.qoopa-market.jp/


絶景の海カフェで「藍」スイーツ、藍染め体験やショップも


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カフェ「i cafe」で味わえる藍の実と地元の藻塩を使ったマカロンとスコーン。藍の種茶とともに海を眺めながら食べるのがおすすめ。

“JAPAN BLUE”で世界的に知られている、日本の藍。徳島県産の藍は「阿波藍」として有名で鎌倉時代から藍の生産が始まった歴史があり、日本最大の藍作地帯です。

サーフィンのメッカとして有名な徳島県海陽町に、2017年4月にオープンした藍染スタジオ&カフェ『in Between Blues』。海岸沿いにある一軒家には、子供服やTシャツなど人肌にやさしい藍染めアイテムが揃うショップ、手ぬぐいやTシャツなどの藍染め体験ができるスタジオがあります。海陽町で育ち、自らサーフィンの選手でもあったオーナーの永原レキさんの藍に対する情熱と思いがこのスタジオで体現されています。

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日本が誇る「藍」を発信する藍染スタジオ&カフェ『in Between Blues』。ショップではさまざまな藍染めアイテムを販売しています。


カフェ「i cafe」では、藍の実と、地元の海部産藻塩を使った藍色のマカロンやスコーン(各250円)、自家焙煎したという藍の種茶「i tea」(400円)も味わうことができます。テラス席もあって美しい海を眺めながらのんびりと過ごせます。

<DATA>
in Between Blues
■所在地:徳島県海陽町宍喰浦松原216-3
■アクセス:徳島ICから車で約2時間
■営業時間:月~木11:00~17:00/金~日9:00~17:00
■定休日:火曜日
■TEL:0884-70-1488
https://www.facebook.com/inbetweenblues/(Facebookページ)


魚を豪快に焼く「海賊料理」と郷土料理「ボウゼの姿寿司」


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徳島県南部の居酒屋で味わう、新鮮な海の幸を豪快に焼いて食べる「海賊料理」。『お食事処 ごち』では事前予約制です。

徳島県南部の新鮮な海の幸、郷土料理が味わえる『お食事処 ごち』は、旧海部町商店街通りにある地元の人々や観光客に人気の居酒屋です。夜のみの営業。

おすすめのメニューは、七輪で豪快に魚介類を焼いて味わう「海賊料理」(事前予約制)で、サザエや足赤エビ(旬は11~12月)など食べ応え十分。イボダイを使った徳島ならではの郷土料理「ボウゼの姿寿司」も味わえます。

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徳島の秋といえば「ボウゼの姿寿司」。すだちを加えた酢飯にぼうぜをのせた押し寿司です。地元の徳島ではスーパーでもよく見られるグルメ。

なお、店舗向かいに『お食事処 ごち』のオーナーが経営するゲストハウス「こうじ家」があり、宿泊はもちろんランチも提供。伊勢海老の刺身と天ぷら付きの定食(2000円)、足赤エビの天ぷら定食(1000円)、カツオのたたき定食(1000円)など。

<DATA>
お食事処 ごち
■所在地:徳島県海陽町奥浦字町内133-1
■アクセス:JR海部駅から車で約3分
■営業時間:18:00~22:00
■定休日:月曜日
■TEL:0884-73-4016


徳島のブランド魚「すだちぶり」が味わえる人気の漁協食堂


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漁協に隣接した食堂では、水揚げされたばかりの旬のさまざまな魚が味わえます。ショップも隣接。

徳島県北部の鳴門市にある『JF 北灘漁協食堂 うずしお』では、新鮮な地魚を使った漁師料理が食べられる、休日には県外の人々も多く訪れる人気スポットです。漁協に隣接されているため、魚の鮮度が抜群なのはもちろん、刺し身や丼などもボリューム満点。定食につく大きなお椀に入った「わかめ味噌汁」も好評を博しています。

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徳島のブランド魚「すたちぶり」(中央)が刺し身で味わえる定食が人気です ※すたちぶりは夏から1月ごろまでの提供


特におすすめは、徳島県のブランド魚「すだちぶり」。徳島県の柑橘で有名なすだちの果皮を添加した飼料で育てられたブリで、徳島魚市場と北灘漁協によって開発されました。すだち効果によってブリ特有の脂っぽさが抑制され、さっぱりとした味わいに加え、一般的な養殖ブリよりも4倍ものビタミンEが含まれています。

「すたちぶりの刺身定食」(1000円)は、毎年夏から翌1月ごろまでです。

<DATA>
JF 北灘漁協食堂 うずしお
■所在地:徳島県鳴門市北灘町宿毛谷字相ヶ谷23
■アクセス:鳴門ICより車で約20分
■営業時間:10:00~20:00(L.O.)
■定休日:無休
■TEL:088-682-0037
http://jf-kitanada.com/


漁港で入札体験ができるホテル、落札した魚でランチも


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徳島県南部の海陽町にある宍喰漁協での入札体験。町内のホテルリビエラししくいの宿泊者限定で、落札できた魚は宅配もしくはランチで食べられます。


太平洋に面し、美肌の湯として人気のパノラマ展望がある温泉も楽しめる「ホテルリビエラししくい」では、ホテルから車で5分ほどの場所にある宍喰漁協市場の入札体験が、宿泊者限定で2009年から実施されています。ホテルは、道の駅宍喰温泉に隣接。

入札では、水揚げされたばかりのさまざまな魚を前に、魚に詳しい漁港職員や漁師、目利きの仲買人らが仕事をする様子が間近で見られます。気軽に質問もOK。入札体験では、目の前に並べられた魚の中から欲しい魚を選んで「札」を入れ、落札できれば、宅急便で自宅に送るか、ホテルで調理して昼食で食べることができます。

平日限定、各日15名まで。前日19時までに申し込みが必要。入札見学は無料、落札できた場合は落札金額+手数料15%+消費税8%をホテルに支払い。

<DATA>
ホテルリビエラししくい
■所在地:徳島県海陽町宍喰浦字松原226-1
■アクセス:徳島ICより車で約2時間
■宿泊料金:1泊2食13,367円~(2名1室)
■TEL:0884-76-3300
http://www.hotel-riviera.co.jp/

※掲載の内容はすべて2017年11月現在。価格はすべて税込

※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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