株価が今後どう動くか分析してみよう
日経平均株価が2017年11月9日に2万3,382円の高値をつけました。「もっと上昇するのか!」などと盛り上がりましたが、株価はその後は反転し、値下がりしています。「株価が今後どう動くか少しでも分析できたらいいのに」などと考えている人も多いかもしれません。バブル崩壊後の高値を更新しましたが、株価は一時は2万2,500円台まで値下がりし、乱高下しました。株価はここ数カ月順調に推移していましたから、乱高下を見て今後はどう動くのだろうかと考えている人も多いことでしょう。
株価が今後どう動くのかをある程度分析できる、8つの売買法則があります。そこで、8つの売買法則について解説していきます。
日経平均株価の現状を確認
日経平均株価のチャートを見てみましょう。株価が一貫して上昇した後、11月9日に目先の天井を打ったことがわかりますね。
グランビルの法則とは
株価は一般的に、移動平均線に引き寄せられるように上昇と下落を繰り返しています。そのため、株価と移動平均線との位置関係から売買タイミングを分析することができ、「グランビルの法則」と言います。グランビルの法則は、買いの法則が4パターンと売りの法則が4つで、合計8つの売買法則があります。
買い法則:
- 移動平均線が下落後に横ばいか上昇になる時、株価が移動平均線を上に突き抜ける
- 移動平均線が上昇している時、株価が移動平均線を下に突き抜ける
- 移動平均線が上昇している時、株価が移動平均線を下に突き抜けない
- 移動平均線が下落している時、株価が移動平均線からかなり離れて下落する
売り法則:
- 移動平均線が上昇後に横ばいか下落になる時、株価が移動平均線を下に突き抜ける
- 移動平均線が下落している時、株価が移動平均線を上に突き抜ける
- 移動平均線が下落している時、株価が移動平均線を上に突き抜けられない
- 移動平均線が上昇している時、株価が移動平均線からかなり離れて上昇する
チャートで確認してみよう
日経平均株価のチャートで、25日移動平均線と株価の位置関係から、グランビルの法則を見ていきましょう。1では、移動平均線が上昇後に横ばいになり、株価が移動平均線を下に突き抜けているので、売り法則1になります。
2では、移動平均線が下落後に上昇する時、株価が移動平均線を上に突き抜けているので、買い法則1になります。
3では、上昇している時、株価が移動平均線からかなり離れて上昇しているので、売り法則の4だとわかります。
このように株価と移動平均線の位置関係をチャートで確認すれば、8つの売買法則のどれかに当てはまる場合があることがわかります。ただし、株価のトレンドが強い場合、8つの法則のいずれかに当てはまってもなかなかその通りに株価が動かない場合もあります。
株価チャートでの分析結果は絶対ではありません。他のチャートと組み合わせて、足元のトレンドを常に確認しながら投資していくことが、株式投資で儲けるためには必要になるでしょう。
※投資の判断につきましては、ご自身の責任でお願いします。
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