2017年第3四半期までの年初来騰落率ではナスダックが最強

絶好調の今こそ米国株ファンダメンタルトップ50銘柄!是非、銘柄選びのご参考にしていただければと思います!

絶好調の今こそ米国株ファンダメンタルトップ50銘柄!是非、銘柄選びのご参考にしていただければと思います!


2017年も残るところあと2カ月です。まずは、ここで、ここまでの各資産価格の推移を振り返り、今後の戦略を考えてみたいと思います。

2017年第3四半期までの各資産の年初来騰落率

2017年第3四半期までの各資産の年初来騰落率


2017年第3四半期もドルの価値が下落した中で各資産価格は順調に値を伸ばしました。7~9月の3か月間に、主要株価指数や金価格、商品総合指数はどれも4%前後上昇し、原油価格は12.8%もの大幅反発となりました。一方ドル指数は2.7%の下落です。2017年9月末までの年初来騰落で見ると上図のようになります。依然ナスダックが最強で、9ヶ月間で+20%を超える上昇率となってきました。同指数は15年、16年と連続して一桁台の年間上昇率でしたが、久々に大幅高の年となりそうです。

TOPIX(東証株価指数)も10%程度上昇しておりますが、この間進んだ円高を考慮すると、ドル換算で14.2%の上昇となり、ダウやS&P500を上回ります。一方ドル指数は9ヶ月間に8.9%下落し、弱いドルに反応しやすい金価格は11.6%の上昇です。

債券については、米国約8,000銘柄もの債券価格を総合的に測定するバンガード米国トータル債券市場ETF(BND)の騰落率を採用し、ここまで1.3%の上昇となっています。連動元の指数は6割以上が国債で占められ、その他社債やモーゲージ債なども含みます。満期までの年数は平均5~10年と中期です。2007年設定来の平均トータルリターンは年率4.2%ですので、今年の債券パフォーマンスは低調です。

過去の米国株ファンダメンタルトップ50銘柄の実績を検証

最新版!米国株ファンダメンタルトップ50銘柄では2017年6月末時点で作成した米国株ファンダメンタルトップ50銘柄をご紹介しました。今回はこの実績を検証したいと思います。
17年6月30日作成ランキング表undefinedグループ別騰落率(9月30日時点)

17年6月30日作成ランキング表 グループ別騰落率(9月30日時点)

上位50銘柄グループの平均上昇率は+14.9%でした。時価総額加重平均では+14.2%でいずれも全体の最高値となります。同期間のナスダックは+5.8%、S&P500指数は+4.0%でした。トップ50銘柄のそれぞれの騰落率は以下のようにティッカーで表しています。ウェイボ(WB)の+49%高、YY(YY)+50%高、TALエデュケーション(TAL)+65%高など、中国ADR銘柄の好調が目立ちます。
17年6月30日作成のトップ50銘柄の個別銘柄騰落率

17年6月30日作成のトップ50銘柄の個別銘柄騰落率

今回上位グループのアウトパフォームが鮮明でしたが、常にランキング上位銘柄が優勢となるわけでありません。過去の検証において最も重要なのは全体の相場状況だと分かっています。ランキングの抽出方法は同じであり、結局良好な相場状況の中においては、常にファンダメンタルズに勝る上位銘柄が優勢となるというのが長年の実証からも分かってきた事です。逆に言えば、ランキング上位が優勢となる状況は、非常に良い相場状況に入っていることを示唆します。

未だに市場では、政治リスク、地政学リスク、金融引き締めリスク、などが懸念され、今の過去最高値更新モードも「天井」と映り、来るべき暴落に備えよ、と見る向きもあろうかと思います。しかし弊社ランキング表の騰落状況から見て、そうしたリスクは殆どない、本物の長期波動を突き進んでいる可能性が高いと思います。

過去に、相場が本当にそうしたリスクに揺れていた時期は、上位ランキング銘柄が全く冴えず、むしろ買いランキングよりも売られて下がっていたこともありました。そうした時期は本当に悪い相場状況で、大いに警戒する必要があります。ファンダメンタルズの優れた銘柄を買って、(個別はたまたまとしても)それらが平均的に見劣るというのは、相場の体調がおかしいのです。

最新版!米国株ファンダメンタルトップ50銘柄

9月末時点のデータで作成した米国株ファンダメンタルランキングトップ50銘柄!

9月末時点のデータで作成した米国株ファンダメンタルランキングトップ50銘柄!


9月末時点のデータで作成した米国株トップ50のリストは上のようになります。米国株の場合は、母集団が膨大な数となり、元々ある程度の規模、財務内容をクリアした700銘柄に絞ってランキングを付けています。ただ母集団が巨大であるため、通常全く知らない銘柄が数多く入ることになりますが、今回はトップ50銘柄に数多くの過去に分析した銘柄が入っています。

最新版トップ50銘柄の時価総額構成ウェート

最新版トップ50銘柄の時価総額構成ウェート

規模の大きなところでは、ボーイング(BA)、エヌビディア(NVDA)、アプライドマテリアルズ(AMAT)、セルジーン(CELG)、マリオット(MAR)、マスターカード(MA)、AbbVie(ABBV)、バイドゥ(BIDU)、キャタピラー(CAT)、フェイスブック(FB)があり、多くが直近配信銘柄です。バイオ医薬大手のセルジーンと、半導体大手のエヌビディアは常連銘柄と言えます。

1位のYY(YY)やバイドゥ、アリババ(BABA)以外にも多くの中国株が今回多く入選しており、年初来+144%高のSSN企業・ウェイボ(WB)、+189%高の教育株・TALエデュケーション(TAL)とニューオリエンタルエディケーション(EDU)、フィンテック企業のYirendai(YRD)、他オートホーム(ATHM)、チャイナ・ロッジング・グループ(HTHT)もあります。

中小型で昨年から注目してきたファイバーオプティカル関連機器のアリスタネットワークス(ANET)も連続入選しており、株価は年初来+96%となっています。エヌビディア、アプライドマテリアルズ以外の半導体株では、ラムリサーチ(LRCX)も年初来+75%高で大幅に順位を上げてきているところです。

すでに株価は大幅上昇、相場も過去最高値となっておりますが、これらの銘柄が第4四半期にさらに上昇していくかどうかに注目していきたいと思います。

参考:米国株通信

※記載されている情報は、正確かつ信頼しうると判断した情報源から入手しておりますが、その正確性または完全性を保証したものではありません。予告無く変更される場合があります。また、資産運用、投資はリスクを伴います。投資に関する最終判断は、御自身の責任でお願い申し上げます。


※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。