身に付けるペンの魅力
昨今はビジネスの服装も多様化している。いわゆるスーツにネクタイばかりでなく、職種によってはポロシャツなどカジュアルなスタイルも見かけるようになっている。「スーツにネクタイ」の頃は、スーツの内ポケットかYシャツの胸ポケットにペンを挿すというのが一般的だった。しかしながら、先ほどのカジュアルな服装だとペンの携帯は一筋縄ではいかなくなった。そうした中で注目したいのは、クリップを持たないコンパクトなペン。私のこうしたペンを「ウェアラブルペン」と呼んでいる。つまり、身につけるペンである。
カラーバリエーションは全6色
手の平に収まるコンパクトボディ
「アイオン」というネーミング、そして、このコンパクトボディを見て、クロスにあった「アイオン」を思い出す人もいるかもしれない。実は10年ほど前にクロスから同じ「アイオン」という名で販売されていたことがあった。シェーファーがクロスグループに入り、このたびシェーファーから販売されることになり、ボディの材質はメタルからプラスチックとよりカジュアルになっている。コロッという表現がピッタリの丸っこいフォルムはそのまま健在で、ペン先収納時全長は9cmほどしかない。
ワンアクションで筆記体勢に
ペン先はボディを引っ張ると繰り出される。わざわざ両手を使わずとも、コンパクトボディを活かし、片手でシャキッとボディを引き延ばすこともできる。ボールペンはゲルインクタイプ。さすがアメリカというべきか、力強い文字が書ける中字程度。インクがタップリと出て来るのでゲルインクというよりもローラーボールを思わせる書き味。このタイプのペンは、腰を据えて長文をしたためるというよりも、サッと取り出してアイデアなどをメモするという用途が多い。やや太めの文字はそうしたシーンにむしろしっくりくる。
選べる携帯スタイル
コンパクトボディなので、どんなポケットでも楽々入る。個人的にオススメはズボンの前ポケット。ラウンドフォルムとコンパクトさのおかげで、前ポケットに入れていても違和感はない。また「リングトップ」が付属されているため、これを装着すれば、社員証などのネックストラップに取り付けることもできる。外す時は「リングトップ」を斜めに押し込むとカチッと簡単に取り出せる。色々な携帯スタイルが楽しめるウェアラブルボールペンである。【関連記事】