今や4世帯に1世帯が一人暮らし。平均貯金額は?

厚生労働省の平成28年国民生活基礎調査によると、日本全体の世帯数は4994万世帯(平成28年)で、そのうちの1343万世帯が一人暮らし(単独世帯)となっています。総数に対する割合は26.9%になるので、4世帯に1世帯が一人暮らしの世帯ということになります。

一人暮らしの平均貯蓄額は773万円で男性の方が少ない

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一人暮らしの平均貯蓄額は773万円


国民生活基礎調査には世帯構造ごとの平均貯蓄額も載っています。それによると、一人暮らし(単独世帯)の平均貯蓄額は773.3万円となっています。夫婦のみの世帯(1346.0万円)やファミリー(夫婦と未婚の子)世帯の925.1万円に比べると少ないですが、一人当たりで考えたら少なくはありません。

男性と女性を比べると、男性一人暮らしの平均貯蓄額は747.0万円、女性一人暮らしの平均貯蓄額は794.6万円なので、女性の方が貯め上手と言えます。女性の方が平均寿命が長いことで、将来に対する不安が男性より大きいのかもしれません。

男性一人暮らしの貯蓄額は二極化している

男性一人暮らしの貯蓄額が世代によってどのように違うのかも調べるために、グラフを作成してみました。

グラフの縦軸は世帯主の年齢で、上から順に「80歳以上」「70~79歳」「60~69歳」「50~59歳」「40~49歳」「30~39歳」「29歳以下」となっています。横軸は貯蓄額の分布割合で、一番左が「貯蓄なし(ピンク色の部分)」で、右へ順に「貯蓄額が50万円未満」「50~100万円」「100~200万円」「200~300万円」「300~400万円」「400~500万円」「500~1000万円」「1000~1500万円」「1500~2000万円」「2000~3000万円」「3000万円以上」となっています。

平均貯蓄額、男性、世代別、貯蓄なし

男性単独世帯の世代別平均貯蓄額の割合


男性の一人暮らし(単独世帯)では、29歳以下は「50万円未満(31.7%)が最も多く、次が「100~200万円(17.3%)」となっています。30歳代では、最も多いのは「貯蓄なし(21.3%)」で、次に多いのが貯蓄額「500~1000万円(15.0%)」となっています。40歳代より上の世代でも同じ傾向にあり、最も多いのは全て「貯蓄なし」で、次に多いのが「500~1000万円」となっています。

20歳代のうちは働き始めて間もないこともあり、個人差はそれほど大きくありません。しかし30歳代になると、男性一人暮らしの貯蓄額は二極化し、貯蓄のない厳しい世帯と、ある程度貯蓄ができている堅実な世帯に分かれてしまっています。

特に40歳代から70歳代では、4人に1人が「貯蓄なし」です。将来結婚するにしても一人暮らしを続けるにしても、とても厳しい状況です。自分のライフプランを真剣に考え、改善できる部分があるなら、すぐにでも行動してほしいものです。

女性一人暮らしは30歳代が分岐点か!?

女性一人暮らしの貯蓄額もグラフにしてみました。
平均貯蓄額、女性、世代別、貯蓄なし

女性単独世帯の世代別平均貯蓄額の割合


女性一人暮らしの貯蓄額は、29歳以下では「50万円未満」が26.7%で男性と同じく最も多いですが、次に「貯蓄なし(21.7%)」が多く、「200~300万円(13.3%)」も多いのは男性と違うところです。

30歳代は男性と大きく異なり、「貯蓄なし」が11.4%まで減っています。しかし、40歳代になると「貯蓄なし」が23.2%で最も多くなり、50歳代より上も全て「貯蓄なし」が最も多くなっています。

女性でも頑張って3000万円以上貯めている人は、5~10%程度いますが、貯蓄がない人も20%前後います。女性の一人暮らしも、男性と同様に二極化傾向にあるようです。


世代ごとの貯蓄額をみると、30歳代までどのように過ごした(貯めた)かで、その先の流れが決まってしまっているようです。お金を使わない生活より使う生活の方が楽しいです。でも、将来困らない程度の貯蓄をしておかないと、その時は楽しくても将来悲しい生活になってしまいます。日頃から計画的なお金の使い方を心掛け、今も将来も楽しい生活が送れるよう努力していきましょう。

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