家計簿・家計管理/食費、水道光熱費、レジャー費など変動費の削減

ガスの自由化!見直しをして光熱費を節約しよう

ガスの自由化が始まりました。価格競争がどのように起きているのでしょう。この機会に、改めてガス料金を見直して家計を節約することが賢い消費者です。

二宮 清子

執筆者:二宮 清子

家計簿・家計管理ガイド

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ガスの自由化がスタート。メリットとデメリットは

2017年4月から都市ガス小売全面自由化がスタートしました。これまでは、お住まいの地域の既存ガス会社としか契約をすることはできませんでしたが、自由にガス会社を選ぶことが可能になりました。

この自由化に伴い、新規参入する企業が増え、ガス料金の競争が生まれます。今よりガス料金を節約できるようになる事が私達消費者の最大のメリットです。冬が近づくと、温かい食べ物を料理し、温かいお風呂を沸かし、とガス代が高くなっていきます。そうなる前に、ガス料金を見直してみませんか。

経済産業省 資源エネルギー庁
イメージ

ガス代の節約をしよう



料金シミュレーションで比較検討

各ガス会社で、料金シミュレーションができるようになっています。毎月届くガス使用明細表を手元に置き、インターネットで早速比較検討してみましょう。

電気と比べると、参入企業や料金プランは少ないようですが、電気とのセット割引料金を多く見かけます。電気代の見直しをまだしていない方は電気とのセット割引料金を利用すると相乗効果が期待できるのではないでしょうか。

経済産業省が今年7月に発表した「ガスの小売全面自由化の進捗状況」によりますと、以下のような価格競争になっているようです。*以下一部抜粋

<東京ガス>の場合

・ガス料金のみの割引では、東彩ガスの従来の料金メニューより、約5%安、東日本ガスの従来の料金メニューより、約4%安。
・電気とガスのセット割引では、従来の東京電力の電気料金、従来の東彩ガスのガス料金と合わせて比較すると、約8%安、従来の東京電力の電気料金、従来の東日本ガスのガス料金と合わせて比較すると、約7%安。

<東京電力>の場合

・ガス料金のみの割引では、東京ガスの従来の料金メニューより、約3%安。(料金適用開始から1年間は、さらに5%割引。)

<大阪ガス>の場合

・ガス料金のみの割引では、従来の料金メニューより、約5%安。
・電気とガスのセット割引では、ガス料金を大阪ガスの従来のガス料金と比較すると、約6%安。
・従来の大阪ガスのガス料金、従来の関西電力の電気料金と合わせて比較すると、約4%安。

<関西電力>の場合

・ガス料金のみの割引では、大阪ガスの従来の料金メニューより、約9%安。
・電気とガスのセット割引では、ガス料金を大阪ガスの従来のガス料金と比較すると、約14%安。
・従来の関西電力の電気料金、従来の大阪ガスのガス料金と合わせて比較すると、約6%安。

プロパンガスも自由に選べるんです!

今回は都市ガスが自由化されましたが、実際には新規参入が全くない地域も少なくありません。プロパンガス利用者にとっては恩恵の無い事です。しかし、プロパンガスはそもそもガス会社を自由に選ぶことができます。あまり知られていませんが、ガス会社によって料金に差がある為、一度比較検討してみると良いでしょう。

ガスの自由化に伴い、若干、料金やサービス面は良くはなっていますが、電気の深夜電力料金のように使用する時間帯によって料金が変わるサービスが出てくることも期待しています。また今回、都市ガスの価格競争が起こる事で、高いプロパンガスの料金に影響を与えることも消費者として期待したいところです。

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