ポイント1:スマートフォンの発熱に注意
直射日光の当たる場所にスマートフォンを放置しないようにする
スマートフォンが発熱しやすいケースはいくつかあります。GPSを使って道順をナビさせている、カメラを起動して写真や動画を撮り続けている、美しいグラフィックのゲームをしているときなどに本体の温度が上がりやすいでしょう。これは、スマートフォンの頭脳であるCPUに負荷が掛かっている状態です。熱くなってきたと感じたら、いったんアプリを終了させて温度が下がるのを待ちましょう。
スマートフォンを充電しながら操作することも避けるべきです。バッテリーに負荷が掛かることで、本体の温度が上昇します。バッテリーについては、この後詳しく解説します。
スマートフォンを使う環境も大切です。暑い夏の日や直射日光が当たる場所など、周囲の気温が高い場所ではスマートフォンが放熱できず、熱くなってしまいます。Appleのサイトには、「iOSデバイスは環境温度 (周囲の温度) が0°~35℃の場所でお使いください」と記されています。
Androidの場合、例えばXperiaシリーズには「周囲温度5℃~40℃(ただし、36℃~40℃はお風呂場などでの一時的利用に限る)、湿度35%~90%(ただし、86%~90%はお風呂場などでの一時的利用に限る)の範囲内でご使用ください。」と注意書きが記載されている機種もあります。
人間が快適に過ごせている温度では問題ないと思いますが、天気の良い日に車の中に放置するなど、スマホと離れるときは特に注意するようにしましょう。
また、熱くなったからといって冷蔵庫に入れたり、保冷剤を当てるなどして急激に冷やしてはいけません。スマホの内部が結露してしまい、故障の原因になることがあります。発熱したと感じたらスマホの使用を中止し、それでも下がらない場合は電源をオフにして冷めるのを待つとよいでしょう。
ポイント2:バッテリー寿命をできるだけ延ばす
50%程度の充電状態を維持するとバッテリーが長持ちする
ある程度の劣化はやむを得ないのですが、できるだけ長持ちさせるためのコツがあります。それは100%の充電と0%の状態にならないよう、50%程度の充電状態を保つことです。電源コードを繋ぎっぱなしにして就寝する人は多いと思いますが、100%を超えている状態でさらに充電し続けると、バッテリーの劣化を進行させてしまいます。満充電になったら電源コードを抜いておくようにしましょう。
また、先ほど触れたように、充電しながらスマートフォンを使うことも避けましょう。満充電に近い状態で、放電と充電を繰り返すことでバッテリーに負荷が掛かり、劣化が進んでしまいます。
ポイント3:画面割れはフィルムやケースで防ぐ
画面割れはすぐ修理に出さないとさらに故障する
画面割れを避けるには、スマートフォンを落としにくくすることが重要です。スマホケースをシリコン製など滑りにくい材質のものや、握りやすく曲線になっているもの、背面に手を通すバンドが付いているものにするといいですね。また、バンカーリングやホールドリングと呼ばれる、スマートフォンの背面にリングを付けて指を通して使う商品を利用するのも良いでしょう。
画面のガラスに保護フィルムを貼るのもおすすめです。強化ガラス製の保護フィルムなら、画面に多少の衝撃があっても画面割れを防ぐことができます。100円均一ショップや家電量販店などで手に入りますので、貼っておくと安心です。