堅調な米国株!下半期も上昇が期待できそう!
2017年上半期の米国株を振り返ってみると、全体的には良い方向に進んでいます(出遅れている日本ではまだそれほど実感はないところとも感じますが)。ただ、6月初め頃からは方向性に変化も見られるところです。上半期は、ナスダック総合が+14.1%となったように「FAAMG(超大型IT5社の略語)」、さらにテスラ、バイオ医薬など、ハイテク系のグロース(高成長、高PER)株が圧倒的に優勢となりました。2016年下半期に強かった保守的な大型30株で構成されるダウは+8.0%、主要500社構成のS&P500指数は+8.2%高と、ナスダックに比べて大きくアンダーパフォームしましたが、半年間としては十分良い数字で、着実に最高値更新トレンドを続けています。
一方、6月初め以降のトレンド変化を4週騰落率で見ると、好調だったハイテク系のグロース株が▼3.8%安と大きく下がり、潮目が変わっています。ただ、6月初めまでに+20~30%も騰がった時価総額50兆円超クラスのFAAMG銘柄が、同じペースで年末まで上がり続けることなどありえないことで、自然に起こるべき調整に過ぎず、同セクターのファンダメンタルズが劣化した訳でないと思います。
代わって金融(852社)が6月以降最も強いセクターとして浮上し、セクターローテーションが見られます。下がってきた長期金利もこの間反転上昇に転じており、トレンドが変化しつつあります。また公益(ユーティリティ)、通信サービス、生活必需品のディフェンシブセクターが4週に売られていることからも、決して相場状況が悪化した、リスクマインドが低下した訳でないことも分かります。あくまでハイテク系グロース株⇒金融株というセクターローテーションでリスクマネーが循環しているに過ぎず、相場は好調と言えると思います。
最新版!米国株ファンダメンタルトップ50銘柄
つまり、米国株はセクターローテーションはあるものの、堅調に上昇しており、今後の見通しも非常に良いと思います。そして、このような時はファンダメンタルの良い銘柄が上昇しやすいものです。そこで今回は2017年6月末時点のデータで最新の米国株ファンダメンタルトップ50銘柄のランキングを作成しました。是非、皆様の銘柄選びの際のご参考にしていただければと思います!参考:米国株通信
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