60歳以降で収入を得ようとする場合の仕事の探し方
年齢を重ねても、生きがいのために、生活のためにと、ほんの少しでも良いので自ら稼いで収入を得たいと思う人は少なくありません。とはいえ、60歳以降で収入を得ようとする場合、仕事の範囲が狭まってしまうことがあり、思うように仕事が見つからないという話をよく聞きます。そこで今回は60歳以上の世代がどのように仕事を見つけるのか、どれくらい稼ぐことができるのか、その際の注意点について考えてみたいと思います。
耐力・体力を考えて仕事を選ぶ
本格的に収入を得ようとする場合には、ハローワークへ行く、雇用延長もしくは嘱託社員として再雇用してもらうという方法が王道ですが、今回はあくまでもプチ稼ぎ。イメージとしては、お小遣いの上乗せを目指すための仕事探しになります。その際まず考えて欲しいことは、どれくらいの時間を仕事に費やすことができるのかということです。
年齢を重ねていくと、いくら好きで始めた仕事であっても、一定時間を越えての作業は、体力的に続けていくことが難しくなってきます。自分ができると思える時間数よりも少ない時間で働くようにすれば、無理がありません。自分の耐力・体力を考えて、身体的に影響が出ない、影響を受けない仕事を探すことをお勧めします。
シルバー人材センターで探す
シニアの仕事探しの王道といえば、シルバー人材センターが挙げられます。シルバー人材センターとは、臨時的かつ軽作業を提供するとともに、ボランティアとしての役割も備えた、地域社会に貢献できる仕事を提供していくところです。センターは日本全国に設置されています。仕事の内容にもよりますが、大まかな収入の目安は、月に8~10日働いた場合、3~5万円程度の収入になるようです。公益社団法人全国シルバー人材センター事業協会
http://www.zsjc.or.jp/
その他、シニア向けの求人サイトから探すことも可能です。
ただし求人サイトの場合、シニア向けの求人とはいえ仕事の内容は若い人と同じ作業をしなければならないことが多いようです。無理をして身体を壊してしまったら本末転倒。自分の耐力・体力と相談して、自分ができる仕事なのか? 続けていくことができるのか? を考えて、仕事を探していきましょう。
求人の中には、勤務時間が短いものや単発の仕事もありますので、まずは短時間の仕事や単発の仕事から始めてみるのも手です。
意外と侮れないのが、知人からの紹介です。年齢を重ねているからこそのネットワークやスキルを理解している人は周りにいるはずです。プチ稼ぎをしたいと思うのなら自分の身の回りの人に働きたいということを伝えて、紹介を頼むと良いでしょう。自分にピッタリの仕事が見つかるかもしれません!
働く目的を考えよう
60歳から仕事をする理由は、人それぞれだと思います。本格的に働く、プチ稼ぎで働くのいずれにおいても、働く目的を明確にすることが大切です。生活のため、お小遣いを稼ぐため、生きがいのため、社会へ参加するため等、働く目的は違いますが、その目的が明確であるほど、充実した生活を送ることができるのです。
そして年齢を重ねているからこそ、我慢をしてしまうこと、我慢できないことがあるかもしれません。そのようなときには本来の目的を振り返り、「違う」と感じたのなら、辞める勇気も必要です。
60歳は、まだまだ働き盛り!
自分が大切にしていることを胸に、プチ稼ぎをしながらセカンドライフを充実させていきましょう。
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